トマソンの宝島

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     相変わらず台北、第三弾だ。

     

     およそ20数年前、名古屋市美術館で開催された「赤瀬川原平の冒険 脳内

    リゾート開発大作戦 」を見に行ったことがある。もともと彼の前衛芸術が

    大好きだったんでね。美術館入ってすぐ、芥川賞記念品が鎮座する左側に

    小学校の机の天板があってビックリ仰天。彼が使ったもので、物持ちの

    良さに驚いたんだ。

     私自身が使って今も持っている一番古いものはなんだろうって考えて

    しまったじゃないか。そうだなぁ、ま、あえていうならレコードかな。

    小5か6か、プラターズのゴールデンベスト盤みたいな。でもそれは

    あとで買ったもんだから、威張れるもんじゃないけどね。トホホですわ。

     

     赤瀬川氏の芸術の中に「トマソン」がある。

     赤瀬川原平らの発見による芸術上の概念。不動産に付属し、まるで

    展示するかのように美しく保存されている無用の長物。存在がまるで

    芸術のようでありながら、その役にたたなさ・非実用において芸術

    よりももっと芸術らしい物を「超芸術」と呼び、その中でも不動産に

    属するものをトマソンと呼ぶ。

     ウィキで調べた。このようなものだ。

     

     で、台北では、だ。

     螺旋階段だけが残された柱ほど目立ちはしないけど、屋上に設置された

    突き出し部。歩道から吊り上げるためにもの、もちろん後から建てられた

    もんだ。きっと建物内には工場があるんだろう。今も工場が稼働しているか

    どうかわからないけど。建物も十分古い、屋上の設備も適度の古色なので

    周囲に溶け込んでいる。

     けっこう感動するけど、いたるところにあるから驚きは急速に慣れに

    変化してしまう。NYに行った時、初めてのアール・デコ建物に感動した

    時とおんなじだ。

     

     十分、表通りの裏側からビルを見る。4棟か? 

     建物や窓の形、色ぜんぶ違う。共通しているのは屋上に設置した屋根。

    むろん後で建てたもんだろ。注目すべきは左から二番目の黄色いドア

     木製ドアに換気扇、さらに四角い穴、そして鉄扉(多分)を繋いで

    いる金具。どう考えたって室内から鉄扉を閉める装置だ。鉄扉に換気扇

    を取り付けられなかったか、雨を防ぐために内ドアを付けたものか?

    こうして鉄扉が開いているということは今も使っているんだろうか?

    ビルの裏側だからいいと言えないこともないけど、十分に向かう唯一の

    道路から丸見えだからな、街の顔とでも言える正面部分だもんな。

    日本だったら間違いなくキレイにするとこだけど、アッチは違う

     

     ホテルから歩いて数分にあったビル。鉄柱の上と下。トランスらしきもの

    の工事用の穴と下は配管から伸びる配線がむき出しだ。大通りに面したビル

    の柱でも、一向に気にしない、「それがどうした?」と逆に突っ込まれる

    だろう。ここが格別特別ではない、あたりにはどこでも見られる風景だから。

     

     

     九分ではこんなとこもあった。ポッカリと開いた穴みたいな。両隣は

    家がある。けど、ここだけこうなってる。雑草が芸術作品に見える。

    まるでワザとそうしてるような・・・・・・・

     

     同じく九分の裏通り。線に沿ってつつましく盛大な植物群にうっとり。

    通りすがりの人々に、見せるために整えるなんてこたァしませんぜ。

    置いたのは人間だけど、あくまでも植物自身に任せる気配に満ち満ち

    ている。スイスなんかじゃテラスを飾る植木鉢なんかがあるそうだけど

    こちとらアジアじゃそんなダサいことはしないって! そう見える。

     

     新しもの好きな日本、だからこその経済発展に異を唱えることはない。

    現に、我が家のトイレはウォシュレット、快適性に浸り切ってる私だ。

    でもさ、それが全国津々浦々行き渡り平均化されたんじゃ面白くない

    じゃないっすか。健康しかり衛生しかり安全しかり。そのうちセックスも

    しなくなるに決まってる。子供を作る気もないのに、汗かいてヌチャヌチャ

    した、健康とは無縁ともいえる作業なんて必要ないじゃんな日がやがて

    来るだろう。アタイはすでにカンケーないからどうでもいいけど。

     

     初めて訪れた台北で進歩することを考えた。果たして進歩は善なるもん

    なのか? あるいは清潔とか整理とかいわゆる美化は善なるもんなのか?

    それはあなたがいろんなことを享受している身だから言えること、と

    言われるかもしれないけど、そうじゃないって気もあるわけで・・・・

     

    よくわかんないけど忸怩な気持ち・・・・・・な、店主でした。

     


    台北詩情

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       台北に行ったとはいえ、たかだかホテルの周辺20分くらいを歩き回った

      だけだ。それだけじゃなにもわからんだろうともいえるし、わかることも

      あるかもしれない。日時を置けば印象も薄くなるし、撮ったことも忘れる

      に決まってる。ってことで、書き散らかしてしまいます。

       

       ふとした路地のこれが彼の地の雰囲気を表した最高の一枚。

       なんたって漢字の国だから迷うこともない。「停」の字の下(なんて

      いう部分かわからない)の緩やかな曲線がなんともいえない。坊やと

      両側の壁は、まるで小津映画の構図だ。いいなぁ〜。

       

       ホテルのフロントで近くの喫茶店を教えてもらい、道を一本間違えて

      ウロしてたら、この店に遭遇。一目で気に入りいざ。

       テラスに座りパチリ。むろんここは喫煙可。ゆったりおっとりセコセコ

      していない。ここなら読書もなにかアイデアをひねるのもうってつけじゃ。

      この店だけでも台北に来た甲斐があろうってもんだ。

       テラスと店の仕切りは引き違い戸。う〜む、暑くなけりゃ開け放つんだろ。

      その奥に見えるのはズラリと並んだ水出し珈琲機? なるほど、ここは

      っていうか台北はっていうか水出し珈琲がお好みなのか?

       東京銀座で飲んだっきりの水出し珈琲、キリリスッキリした飲み口を

      台北で飲めるとは思わなんだ

       小さな道路をはさんで、店の前はこうなってる。東京の下町そのまま、緑が

      充満してるのにうっとり。

       

       で翌日か翌々日、ようやく再訪できて水出し珈琲。

       夜だ。台上を説明しましょう。

       右下が珈琲のグラス、その奥デキャンタっていうのか大振りの容器、

      左が透明右は珈琲色。んでもって一番左の角ガラス器が灰皿で中には

      珈琲を淹れた残り滓が入ってる。この灰皿、雰囲気はとってもいいけど

      煙草を置く場所がない。始終持ってないとイカンのですわ。深すぎるのも

      難だ。でも、そんなことは小さなことでどうってことない。

       

       私はてっきり透明液体のデキャンタがガムシロップだと思い込んでね、

      コーヒーに混ぜてまずは一服したわけさ。あまり甘さを感じないなァ。

      ようやく気づいて透明を飲んでみたら水なんだ。そうかいそうかい、

      こっちじゃお好みで薄めるってことかいな。そうなれば、ガムシロップ

      を頼もう。やって来たのは東京でもおなじみのちっちゃな容器で

      一件落着。

       これが夜の喫茶店。最高だな、これ。毎日でも来たいくらいだ。

       

       よく見れば道路とテラスの境にシャッターが見当たらないのよ。

      まさか閉店後もこのままじゃあるまい。何か仕切りのようなカーテン状

      のなにかあるんだろう。でも、天井を見てもそれらしきものはなく

      床にもなく、一体どうやってテラスを管理しているんだろう?

       

      こんな喫茶店下丸子にも欲しい・・・・・・な、店主でした。

       


      至福の十分

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         十分はシーフェンと読むらしい。台湾だ。息子の嫁の家族との初顔合わが

        終わった翌日、観光で訪れた。台北市内の街の佇まいは素晴らしく、すぐに

        ここなら住んでもいいなと。

         

         街の真ん中に電車が通り、線路上で紙風船を上げるお馴染みの風景。

         

         初めてのアジア、線路沿いの商店に目を奪われる。昭和の懐かしさを

        通り過ぎて大正か、さらに明治まで遡る雰囲気が横溢してる。

         店上の壁一面こうなっとる。微かな記憶の見せ物小屋だな、コレは。

        いいなぁ〜ウットリだなぁ〜。乱雑ぶりがなんともいえない。

         トドメはここ。テントが傾いでて棒で支えてる。この棒、枝から作った

        もの、下はほぼ真っ直ぐ上は枝分かれしてるとこを切った手作りだ。

        思わず「さんまた」を思い出したじゃないか。それにしてもここまで

        使い切るのは何故なんだろうか? 台北の街並みでも感じられたこと

        だけど。お金がないからじゃない気がする。格別不便は感じないから?

        昔、カミさんの実家で五右衛門風呂の焚き口にあった手作り椅子と

        おんなじだ。重くて無骨な椅子だったけど、新しいものに換える必要

        はない、っていうか換える発想がない感じと似てる気がする。

         まだまだ使えるものを捨て換える気はない?

         

         ご飯にしようと、有名な定食屋に入る。百年の歴史があるとか。

        カミさん息子夫婦は有名な肉飯(これが小さくて驚く)、私は肉麺

         美味しかったっす、とてもっす。台湾で食べた中で一番! こってり

        あっさり

         

         食事が終わり、みんなはトイレに。戻ってアレはなんだろうと。

        トイレに蛇口がついてるとか、紙も遠いとか・・・・・・・

        ひょっとしてアレか? 勇んで地下へ

         階段はコンクリまんま、上奥がトイレ

         はは〜ん、これか! ってなもんですわ。名著「東方見便録」で紹介

        されしトイレだ!! 右便座の位置が奇妙な感じ。下手すると尻が壁に

        くっつきそう

         レバーを押せば水が出る。流水加減はとてもいい。先端内部に仕掛けあり、

        うちの台所と同じで、サラサラ。水洗トイレであることは明らかだ。用便後

        指先で水でウンコを洗いなさい。だから紙はいらないわけ。多くは右利き

        だろうから、便器の位置は納得できる。

         全景。左手洗いの上に紙タオルが見える。カミさんはこれがトイレット

        ペーパーだと思ったんだな。そりゃ大きな間違いってもんだ。

        「東方見便録」読んでずいぶん後に、うちのウォシュレット使用後に

        紙を使わなくなった私、同本でイラスト担当の内澤旬子女史はどうなさって

        いるか調べたら彼女も紙不要派であることを知って、さもありなんと

        大きく頷いた私だ。水で洗ったあとはそのままパンツを引き上げる、

        多少は水滴が腿を伝うけど、不快ではないしすぐ乾くからね。

         

         それにしても息子の嫁は、台湾でそんな風習ないっていうし、名著で

        紹介されていたのも中東だったから、なんでココにこげなものがあるのか

        わからない。誰かオセ〜て欲しいもんだ。

         

        暑くなけりゃ、ダンゼン台湾移住派・・・・・な、店主でした。

         


        ダァ〜れのせいでもありゃしない

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           2週間にわたる作品展が終わって一区切り。いろんな方が来てくれ、その上

          お買い上げいただいたことに驚く。私自身気に入った品なら無理してでも贖う

          タチだけど、いざ自分の作品となると「気に入った」「欲しい」「幾ら?」

          な急展開にしどろもどろなんだわさ。結局お買い上げいただいたけどね。

           

           来場していただいた新百合ヶ丘の肉屋さん、手土産にお持ちいただいたのが

          何と胡蝶蘭! 恐れ入って言葉も出ない。なんたって我が家に胡蝶蘭が鎮座

          してるのなんか生まれて初めてだからさ。こりゃ大変。置き場所はここしか

          ない。ってことはですよ、今までのように気の向くままな営業は許されない

          ってことだ。なぜならば、お持ちいただいた肉屋さんに対して申し訳が

          立たないし、さらに云うなら胡蝶蘭そのもの対し奉り、店前を通りがかる

          人々に御高覧いただかなくては、打首獄門の命を受けてもやむなしの所以。

          ムツカシイ言葉使ったけど、合ってるのかな?

           

           後、しばらく遊んで、くず入れ量産に取り掛かる。シメて18個。本体が

          出来、底板がくっついて、いま取っ手に取り掛かっているとこ。特段、

          くず入れに取っ手は必要不可欠ではないけど、そこはそれ画竜点睛に欠ける

          みたいな、私が欲しいからみたいなココロ。

           

           そんな最中、ふと見たブログで靴発見!!

           いつもながらZIRA.。もう洋服には興味が遠のいているコチトラ、靴も

          同様でいたんだが、コレは話が別、いいじゃないか。即、翌日開店目がけ

          一散に駆けつける。

           後ろもいい。ベロがついててカジュアル感◎

           

           横のカットも気持ちいいっす

           

           おまけに革底だい!

           

           一応、試し履きしてお買い上げ。んでね、翌日出かける用事があって

          履いたわけだ。コツコツ音が気持ちいい。ゴム底に慣れているせいか

          硬い靴底はピシッとしてる。さらに軽い。メッシュ革とはいえ内側に

          薄い革が張られてるから通気性はゼロ、夏向きってわけじゃない。

          なぜ? と思うココロがコトリと腑に落ちた。軽さだな、コレはと。

          確かに編んであると云う見た目の良さもあるけど、それだけじゃなくて

          軽さが真価なんだわさ。

           

           帰宅して脱ごうと思ったら変なんだ。見れば靴底がパックリ剥がれ

          つま先だけでくっついてる。アリャリャ、ソウキタノネ。ハテどうした

          もんか? 修理に出さなければイカんことはわかっちょる。でも買った

          ばっかりだしなとの気持ち。でもな古靴だし、高額じゃないし、まさか

          買い戻してともいえないし(古着屋だもん)と思うものの「買った

          ばっかりだしなとの気持」は晴れず、一応と思い店に電話。

           

           客となって随分経つけどこんなこと初めて、なんて言えばいいのか。

          とにかく壊れたことを伝え、店に持ってきてくれれば直せるけど、

          靴直しに関してはプロじゃない、どっか修理してくれるとこで直すのが

          一番いい、ってことで昨日隣町の修理屋に持っていったワケよ。

          以前、相談に行った時ステキに感じが良かった修理屋さん。一見して

          全ての問題を理解し、ここは縫ってここは糊付け、シメて4200円也。

          コンビニ直行しお金を握りしめとって返す。

           

           この靴フランス製でね、店主は海外製の靴は糊付けだけのものが多々

          あって、日本じゃ暑さのせいで(+アスファルトってこと、敷石ではそう

          ではないのかもね)このように剥がれると言うンダ。それはフェラガモ

          だって同じこと。成程ね、そう云うことなんだ。それですべてが腑に

          落ちましたョ。メーカーのせいではなし、ZIRAさんのせいでもない

          (ゴメンねZIRAさん、いっときでも不満感じたりして)すべては

          気候風土の違いによるもんだ。

           ♪誰ァ〜れのせいでもありゃしねえ、みんなオイラが悪いのさ・・

          そんな歌が頭をよぎる。誰が歌ってたっけ? 尾藤イサオか??

           

           4200円はわかった、でもってもう片っぽは?

          そう聞いたら「もちろん両方直しますよ、その金額です」ときたもんだ。

          安いねぇ〜っ、ビックリだ。かかと部分以外、革底に溝を刻んで、

          その部分に糸で縫い込んで、かかとは糊つけ、それがったったの2千円。

          う〜む、やるなぁ。しかし考えてみるまでもなく、それが叶うのは底が

          革であればこそ、ゴムならそうは行きません。そこまで考えての革底

          かい、さすがおフランス改めて「只者ではない」。

           

          底との隙間に鉄板入ってました・・・・・・な、店主でした。

           


          ゴッドファーザー

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             いつだったか、双葉十三郎著「ぼくの採点表3」を読んだんだ。ふと

            気になった「ゴッドファーザー」、双葉氏の評価を知りたくてね。私は

            いい映画だと思ってるけどさ。星印の評価を点数に直すと70点で「見ても

            いい」レベル。ちなみに最高位が80点以上で「ダンゼンよろし」、75点が

            「上出来の部類」、65点は「見てもいいが少し落ちる」、60点「平凡な

            出来ばえ」、55点「水準以下だが多少の興味」、50点以下「篤志家は

            どうぞ」となっている。

             

             でね、講評文の最後に

            「コッポラ監督は殺傷場面を強調せずにこのような<家庭の事情>を

            じっくり描き、大作品らしい貫禄をつけているが、ぼくはマリオ・

            プーゾの面白い原作を先に読んでしまったせいか、なんてこともなかった」

            と書いてあるじゃんか

             

             あれほど当たった映画だし、何度も見ているからさ、すでに読んでると

            思うけど、すっかり忘れてる。そう仰るなら原作とやらを読んでみようと

            図書館で借りてあっという間に読了。文庫上下巻。

             

             なるほどね、確かに原作と比べたらかなりな薄味だ。文字と映像という

            媒体の違いもある、時間的な制約もあるから仕方ないことは理解できる。

            て、なんて偉そうなんだ。原作を読みつつAmazonプライムで映画を見る、

            交互にこれを行えば違いははっきりわかる、けっこう面白いんだコレが。

            映画に出てこない印象的な部分、息子を殺されたゴッドファーザーが

            停戦会議を提案することになったでしょ。そこで仲介人を誰にするか?

             

             原作ではボッキッキオ一族が請け負うんだ。彼らはシシリーのマフィア

            の中でもとりわけどう猛で有名だったけど、アメリカでは平和を保つ

            役割を果たすようになった。そのワケはて〜と

            1 血縁によって強固に結びついた組織

            2 彼らの家族間の忠誠は、とくに厳しいものであった

            3 愚直の気質、あるいは単に原始的であるのかもしれない

            4 売春、賭博、麻薬、詐欺といった洗練された組織作りは苦手

             

            5 彼らの価値ある資質は、名誉を重んじる心とどう猛さという2点

            6 決して嘘をつかず、裏切りを許さず、策謀や騙しとは無縁

            7 受けた侮辱は忘れず、どんな犠牲を払ってでも復讐する

             

             そんな彼らの仲裁方法は、

            1 敵対する同士が会うとき、ボッキッキオの誰かが身代わりとなって

              人質となる

            2 もし、相手に殺された場合、身代わりの人質は殺される

            3 そうなった場合、一族はどんな刑罰も恐れずに命がけで復讐する

            4 復讐を止める術はない

            5 つまりボッキッキオの人質は最上の保証物だったわけである

             

             なるほどね〜、マフィアの中でもいろんな職種があるもんだ。

            自分たちの長所、弱点を生かすことに知恵を絞り、厳しい生存競争の

            中で生き抜く位置を占める。なるほどね〜。なんだかワニの歯を

            掃除する小鳥みたいだな。適者生存だったっけ、こういうの。

             

            こんな文章読む方いるのかいな・・・・・な、店主でした。

             


            家具専攻なくなるってよ!

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               辞した専門学校の友人講師から連絡があって、きのう会ってきたんですわ。

              つまり、こういうことでね。

               

               私が長いこと教えていた家具専攻がなくなることになってね。このままで

              いいのか? 卒業生達がなくなったことを知って「えっ!」「そうだったの」

              「知らせて欲しかったな」みたいなことになったら、なんだか切ないし責任

              感じちゃうじゃん、だからさ一応告知して、専攻の送別会みたいなことを

              したい人が集まったらどうだろうか、自分も声かけるけど村越さんにも

              声かけて欲しい、と。

               

               そう言われてもなぁ、卒業生のデータは辞した時に全部廃棄したし、

              メールで連絡できるのは2〜3人だし、facebookやってないし、SNSと

              やらはなんのこっちゃっていう始末だから、声のかけようがない。もしも

              集まろうかとなったとして、どこで集まるとか、飲みの場所とか決めなくちゃ

              ならない。それより何より過去にまったく興味のない私、同窓会の手合いには

              参加したことはほとんどない。

               

               でもなぁ、友人講師の気持ちも痛いほどわかる。友人講師の中で辞する

              ことを伝えたのは二人だけ、その一人だしな。友人が思うことは私自身の

              心の中にも皆無ってことでもないから、無下に断ることもできない。

              できるだけのことはやってみましょうと約の束をして別れたんだ。

               

               それにしても、東京デザイナー学院のプロダクト科の家具専攻はおよそ

              30年の歴史があるけど、こうも簡単になくしていいのかしら。ま、なくす

              にはなくすだけの理由があるんだろうし、カンタンに決めたワケじゃない

              んだろうけど。でもなぁ、昔々、ある会議で、東デは給料は安いけど、学生も

              いいし講師仲間がいいから教えているんだ、みたいな発言があってね。

              人情味もあったし、仲間意識も強かったけど、それもこれも儲かっている

              中でのことで経営が厳しくなれば霧散するってことなんだろう。

              とかなんとか思っても所詮は人の褌で相撲とってるワケだから詮方なき

              ことなんだけど。

               

               もしもこのブログを読んでいる卒業生がいたら、もしも家具専攻が

              なくなるに際して「このままなんにもしないのもなんだかなぁ」と思う

              方がおられたら、連絡していただけることを願っています。

                連絡は、h-muramura@ac.auone-net.jp か 03-5741-5167まで

               

              栄枯盛衰、感慨もいささか・・・・・・・・・な、店主でした。

               


              はて? はてなの家具は??

              0

                 きのうのタイトル「はてなの家具」、まったく違う内容になってスマン

                こってす。記事を書いている途中、メールが来て、読もうとしたら、慌てて

                キーボードを打ち間違え、気がつけば記事消失、なんてこったい、また

                やらかしてしまったじゃないか。

                 ゲンナリして前説を変えようと、メダカと野鳥の餌台を撮影し、書き

                始めたら止まらなくなり、結果あのように・・・・・・なり申した。

                 

                 しかたない、また書こう、とはいえ同じことを書けようはずもない、

                なんたって素人だから、一気呵成に書くことしかできないんだ。

                ってことで、

                 はてなの家具、作品発表のお知らせでさあ

                 

                 今年になって週一回の非常勤講師を辞し、時間はたんまりある。

                が、それに反比例して指先は震え、突発性難聴は継続中。難聴といっても

                まったく聞こえないってことじゃない、1000Hzから2000Hzの間だけが

                聴力落ちてて、それ以外はほとんど戻ってる。でも、この帯域は普段に

                聞くのに重要でさ、好きなオーディオに甚大な影響があるわけだ。

                 慣れるに従い、どうやらステレオよりもモノラルの方がよろしいこと

                がわかってきた。けど、手持ちのソフトはほとんどがステレオ、モノラル

                に変換できればいいけど、名機DENON PRA-2000Zには変換機能なんか

                ない、うーむ、慣れるしか手立てはないのか?

                 

                 そんなこたぁ関係ない、はてなの家具に戻ろう。

                 

                 10作品が完成し、お披露目でもしようかとDM作って、発送したのが

                おととい。住所がわからない方々にはメールで、それ以外の奇特な方には

                ブログでお知らせしとこと思ってね。10作品の内訳はって〜と、

                :ご明察!イスだ :いわゆる帽子掛けの類い :植木鉢スタンド

                とも言うべきか : 屑入れ角型らしい :これも屑入れ、低丸型ダス   

                :さらに、高丸型もあるとよ なな:メモ&写真パネル、極小マグネット

                でね :ランプシェードだもんね ここの:一輪挿しのようでもある   

                とを:カードスタンド、照明付きだきゃーも            

                 

                 M画像にひ、ふ、み・・・・と番号をふって、使い方をご案内。

                 1、2、3・・・・の方がわかりやすいけど、なんとなく和算にして

                みたかったの。写真と文字を合成した画像を載せようと試したんだけど

                うまく行かなくてね。こうして別々になると、どれがどれだかまるで

                推理ゲームだな。

                 

                                      はてな の 家具  初回

                   つれ連れな 日々の中での 手慰み 旦那芸とは 言えぬものかし      

                 

                       2019.7.17(水)ー31(水)

                       open 11:00〜19:00

                 

                   FACTIO ≡ ファクティオ  大田区下丸子3-21-13

                    03-5741-5167   http://factio-tokyo.com

                 

                   東急多摩川線 下丸子駅下車 歩5分 迷子になったら電話して下さい

                 

                 DMの片面。地図を入れたかったけど私のMACの基本ソフトじゃ

                ぜんぜん描けないんだ。なんて不親切な案内状なんだ! でもな、

                描けないんだからしかたないさ〜。せめてもと、迷子案内で

                ご勘弁いただければ、幸甚に候。

                 

                ご用とお急ぎでない方、如何でせうか・・・・な、店主でした。

                 


                はてなの家具

                0

                   梅雨真っ盛りな東京、今日も雨でけっこうな日和だ。別にどこかへ出かける

                  こともないから雨でも晴天でも関係ない。なんだかそう言っちゃ身も蓋もない

                  話だけど。もっと自然を楽しまんかい!

                   

                   ま、強いて言えば、

                   メダカの餌やりがしづらいことかな。あれ? しずらいかしづらいかどっち

                  だったっけ?? それにしても水草が元気で困る。最初2株買ったのが失敗

                  だったな。どんどん育って捨てるわけにもゆかず、別の鉢に移したけど、

                  すでに満杯だもんな。水草だけ育てるのってどうなんだろう? そんな

                  常識にとらわれること自体間違ってる?

                   

                   そして、

                   鳥の餌やりにも影響がある。我が家のトイレの窓外に作ってあげた餌台。

                  毎朝、手を伸ばせば水の交換と餌の追加ができるという優れモノ。いちいち

                  外に出ての餌やりなんか不精なオレには到底無理なことは委細承知だから。

                   

                   一番初めは屋根なしにしたんだけど降雨で餌が池みたいになっっちまい、

                  慌てて四方に柱を建てて屋根板をこさえたんだ。でも、それだけだと

                  鳩は来るはオウムは来るしで、餌も一気に食べつくされちゃうし、脚で蹴り

                  散らかしまくって、すぐに空っぽになっちゃうんだ。

                   

                   差別はしたくないけど、小鳥だけにしたいというので竹で格子を組んだ

                  のよ。これくらいかなと間隔4センチくらいにしたら、鳩は入れないけど

                  オウムは入れるんだ。しかも、窓開けた時にオウムは大慌てで飛び出そう

                  とするけどにわかには出れずバタバタ状態。これじゃ返って可哀想じゃん。

                  ってことで間隔を詰め、これでようやく小鳥だけになり餌も飛び散らず

                  減りもまぁまぁ、メデタシメデタシ。

                   

                   我が家の裏(餌台の向こう側)は、農家で広大な屋敷には木々が生い

                  茂っているのよ。むろん鳥たちも多く、時折ウグイスの鳴き声も聞こえ

                  たりするときもある。今さら小鳥を飼おうという気はないけど、自然の

                  野鳥の鳴き声を身近で聴いてみたいじゃないっすか。ねぇ。そんな願い

                  などこ吹く風、来るのはスズメだけで良き声は一向に、ってな具合。

                   

                   多分、餌が違うんじゃないか、昔メジロを飼った時はすり餌だった

                  からな。小松菜だったかな。微粒な豆じゃダメか? 世の中そうそう

                  思い通りには行かんのよ、ちいちいパッパと囀る雀で良しとしなけりゃ

                  バチが当たるってもんだ。

                   

                  そういやガマガエルがまだ出てこないな・・・な、店主でした。

                   


                  貴族的ココロ

                  0

                     以前、とある本。映画にしろ小説にしろ読者や観客は「この先どうなるの?」

                    と、ついつい先を読むことに忙しく、文章や行間、今観ている映像を楽しむ

                    ことができない。それはまるで「先読み乞食」のようだ、と書かれていた。

                    なるほどなァ〜、その通りだなぁと膝を打ったアタイ。以来、その時その時

                    の今を楽しむ貴族的な心をできるだけ忘れないようにしたいもんだと願って

                    来たんだ。

                     

                     またある時。若者は将来を杞憂し、老人は過去を懐かしむこといと多し、

                    肝心の今は一体どこにあるの? と叱られたこともあった。昔日、ラジオ

                    で「今日の話は昨日のつづき、今日の続きはまたあした」と語られてた

                    ように、今を楽しむことがまずありき、それが未来に続き、思い出として

                    過去に積み重なるもんだ。

                     

                     そんなココロで作品作り。懸案だった帽子掛けの脚がようやく完成した。

                    木だけで一応のかたちが出来上がってはみたものの何か物足りないんだ。

                    使うってことでは問題ないんだが、これでいいのか?

                     細くて見えないか? 下の土台、上のポッチリ、間をつなぐ棒が今回の

                    現場だ。今さら木をなんとかすることはできない。布を巻いてみるか?

                    まぁまぁの出来上がりだけど、

                     布の縫い目がこれじゃネ

                     出っ張りのとこは、ご覧の通り。これじゃいかになんでもイカンだろ。

                    縫い目が、網タイツのように色っぽく仕上がるかしら? 当初の夢は見事に

                    打ち砕かれる。

                     

                     さてと、棒全体を張り包む案はダメと判決が下り、ならばひも状にして

                    螺旋に巻き付けるのはどうだろう? 同じ布を2センチ巾のベルトに縫って

                    巻いてみる。柄がほとんど見えない。一枚の布なら柄はわかる、けど細く

                    した上に斜めに巻いてしまうと柄はなんだかわからない。う〜む。

                     

                     下二ヶ所、上4ヶ所の出っ張りを避けてうまく布を巻くようにしたい、

                    そのためにはやっぱり螺旋で巻くしかないだろ。はて、ベルト状の布を

                    どうしたらいいのやら。う〜む。

                     細い帯状の布らしきものが欲しいんだ。布でダメなら皮革でどうだ?

                    手持ちの古い皮革を縫ってみたけど厚すぎる。しかも色も問題だ。う〜む。

                     

                     ふと思い出したのがリボン。たしか日暮里にあったな、リボン専門店が。

                    思い立ったが吉日、雨中早速駆けつける。この辺りだったぞ、探すこと

                    しばし、

                     店を見つけて、あれこれ悩んだ末にコレを購入。1m300円也を9m。

                     

                     二重らせんで巻くことはハナっから決めていたんだ。でもさ、二重らせんを

                    1組にするか2組にして交差させるかやってみなくちゃわからない。

                     最大の難関、上部の出っ張りをいかにしのぐか。らせんの間隔が自然に

                    流れるように、角度を変え、時間を惜しまず、貴族的な心を胸に秘めて

                    試す。この過程で交差する2組の二重らせんは到底無理なことがわかる。

                    けっこうな時間の末に、これでいいだろ。

                     決まった部分をズレないように真ちゅう釘で固定。これもなかなかな作業

                    でね。木が固くて釘が打ち込めないんだ。わかってたけど10ミリの釘は

                    短すぎて指で支えられない。やっぱりというかドリルで小穴を開けて、

                    そこに釘を差し込んでハンマーで打ち込み続ける。で、完成という次第。

                     

                     木で本体が出来上がってからどれくらいの時間が経ったのだろう。

                    いつも考えてたわけじゃないけどさ、それでも気にはかけていたのよね。

                    二転三転の末に出来上がった帽子掛け。こうしたかったわけじゃない、

                    こうなってしまった帽子掛け。みんなの反応が楽しみだ。

                     

                    で、お次はプランタースタンド?・・・・・・・な、店主でした。

                     


                    最高の助監督

                    0

                       一週間の入院中、外出まかりならぬ、昼間のTV番組は耐えられない、

                      となると読書しかない。休憩室の書棚、小林信彦めっけ、読んだ本だけど

                      背に腹は変えられない。その中に日本一の助監督の一文。

                       

                       黒澤明のお墨付きの助監督とは野村芳太郎だ。誰かの推薦で判断するのは

                      好きじゃないけど、黒澤明となれば話は別だ。そのことが橋本忍の「複眼の

                      映像」に書いてあると。しかもページ指定まで。そうなりゃ読むっきゃない。

                      退院してすぐに図書館で借り出す。その部分を抜粋してみた。

                       

                       ある日、野村さんと一緒に銀座のヤマハホールで、スピルバーグの

                      『ジョーズ』の試写を見、終わると近くの喫茶店でコーヒーを飲んだ。

                      だが二人とも暫くはなにもいわない。やがて私が

                      「出来のいい映画ですね」

                       野村さんは大きく頷いた。

                      「全部OKカットで繋いでいます」

                       私は黙って頷いた。その通りである。

                       

                       映画を見る場合の私は、ごくありふれたファンの一人にすぎない。

                      だがどこかに職業意識があるせいか、画面には時折NGカットも見受けられ、

                      一本全部がOKカットで繋がっている作品は滅多にない。俳優さんの限界、

                      予算の限界、時間の制約などで、元来ならNGカットだが、止むを得ず

                      OKにせざるを得ないものがどうしても入りこんでくるのだ。

                       だがジョーズの場合、私にはNGカットが見受けられない。例えば桟橋が

                      鮫に引っ張られ水中に消えてしまう印象的なシーンがあるが、これらは

                      一発OKでなく、五回も六回も桟橋を作り直し、スピードを変えて行われ、

                      その中からこれがOKといえるカットを選んで使っているのだ。

                      「本当に頭からおしまいまで全部OKカットですよね」

                      「橋本さん・・・・これからスピルバーグの映画はもう見ることはないですよ」

                      「え?」

                       野村さんは少し上目で私を見た。眼鏡の奥の目がキラッと光る。底意地の

                      悪い、少し冷酷な顔付きでもある。

                      「映画の監督を一生やったって、そんなのは一本できるかどうかですよ。

                      だから彼には、この『ジョーズ』が最高で・・・・これから先はなにを

                      撮ってもこれ以上のものはもう出来ませんからね」

                       

                       ジョーズは見ているけどそんな視点で見てはいない。こちとら素人だから

                      当たり前だ。そもそもOKとNGの違いってなんなのさ。どこで分かるのそれが。

                      橋本忍と野村芳太郎はわかったんだよな。違いを見分ける視点がものすごく

                      気にはなるけど、それ以上踏み込めないアタイの限界、すぐ気がついた。

                      残念だけど仕方ない。なんたって経験もなきゃ知識もないからさ。とはいえ

                      ここで諦めたんじゃ素人の名がすたる、再見のためにアマゾンで注文。

                      とにかく桟橋のシーンを見直さねばならん。

                       

                       だから、つい、私はこんな言葉を漏らしてしまったのだ。

                      「じゃ、黒澤さんにとって、私・・・橋本忍って、いったいなんだったん

                      でしょう?」

                       野村さんの眼鏡の奥の目が光り、眉がピクッと動いた。私は瞬間に

                      背筋を冷たいものが走った。なにかいってはいけない、とんでもない

                      ことを口にした予感である。

                      「黒澤さんにとって、橋本忍は会ってはいけない男だったんです」

                      「え?」

                      「そんな男に会い、『羅生門』なんて映画を撮り、外国でそれが戦後

                      初めての賞などを取ったりしたから・・・・・映画にとって無縁な、

                      思想とか哲学、社会性まで作品に持ち込むことになり、どれもこれも

                      妙に構え、重い、しんどいものになってしまったんです」

                       私は神経を逆撫でされた感じでムッとした。自分の口から出た

                      不用意な言葉に悔いてはいたが、野村さんのいい方はあまりにも

                      一方的な強弁のような気がしないでもない。私もつい前後を見失い、

                      感情的になった。

                      「しかし、野村さん、それじゃ黒澤さんのレパートリーから『羅生門』、

                      『生きる』、『七人の侍』が?」

                      「それらはないほうがよかったんです」

                      「え!?」

                       私は思わず声を上げた。

                      「それらがなくても、黒澤さんは世界の黒澤に・・・・現在のような

                      虚名に近い クロサワでなく、もっとリアルで現実的な巨匠の黒澤明に

                      なっています」

                       野村さんが伏せ目で私を見た。眼鏡越しの上目がキラッと光り少し

                      冷酷で辛辣な意地の悪い顔になる。私は戦慄した。この顔には見覚えが

                      ・・・・・・・以前にスピルバーグの映画はもう見るべきではないと

                      予言した、あの時の野村さんの顔だった。

                      「僕は黒澤さんに二本ついたから、どれほどの演出力・・・・・

                      つまり、力があるかを知っています。彼の映像感覚は世界的なレベルを

                      超えており、その上、自己の作品をさらに飛躍させる、際限もなく

                      強いエネルギッシュなものに溢れている。だから夾雑物・・・・・

                      いいですか、よけいな夾雑物がなく、純粋に・・・・・純粋にですよ、

                      映画の面白さのみを追求してゆけば、彼はビリー・ワイルダーに

                      ウィリアム・ワイラーを足し、二で割ったような監督になったはずです」

                       私は黙り込んだままだった。

                       

                      「ビリー・ワイルダーよりも巧く、大作にはワイラーよりも足腰が

                      強靭で絵が鋭く切れる。その監督がどんな映画を作るか・・・・・

                      橋本さんにも分かるはずです。きっと面白いものを数々作り、世界中の

                      映画ファンや、我々をゾクゾクさせたり、ワクワクさせたり、心の

                      底から楽しませ・・・・・・文字通り、掛け値なしの、世界の映画の

                      王様に・・・・・橋本さんはそうは思いませんか?」

                       私は目の前がクラクラした。野村さんの言っていることにも一理

                      あるが、どこか衒学的であり、肝心な点が間違っている。なにか

                      言おうとした。だが言葉が出なかった。

                       

                       黒澤明の映画に対する視点がブッ飛んでるな。しかも当の脚本家を前に

                      してそこまで言うか? 問われたからには言いましょうってことなんだろ

                      けど。それにしても七人の侍までもがないほうがイイってか。う〜む。

                      分かるようなわからないような。ま、これもアタイの限界のはるか先な

                      ことは間違いない。とにかくすごい考え方だ。改めて感心。

                       

                       となれば野村芳太郎がどんな映画を撮ったのかが気になる。改めて

                      見てみよう。手持ちの数本のDVDはいずれ見るとして、まずは未見を

                      アマゾンプライムで見てるとこ。今は「しなの川」の真っ最中。どれが

                      OKカットかNGカットかも併せて理解できれば・・・・。でも素人だから

                      無理だろうな。わかっちゃいるけど・・・・・・。

                       

                       この本、砂の器の大ヒットがなければ野村さんはいずれ松竹の社長の

                      席が用意されてた、とか、黒澤明の影武者や乱のダメさ加減の顛末などが

                      書かれていて、興味深いものだ。黒澤監督の後年の作品がさっぱり

                      わからなかった私の疑問も解決されてまことにけっこうなことでした。

                       

                      頭のイイ人っているんだなァ・・・・・・・な、店主でした。

                       



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