HiFi Record Store

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     どこかで読んで、かなりの後日、訪れたバーの客が口にしたのよ。場所も

    時間もまったく違う、が内容は同一、であるならば足を運ばなくちゃならん。

    ということで渋谷にあるレコードショップへ行ったワケ。渋谷駅から原宿へ

    歩いて6分ぐらい、HiFiレコードだ。

     

     エレベーターで上階へ。決して広くはない店内、ダンボールに納められた

    レコードがズラリ。店主らしき方がいて、も一人スタッフらしき方も。

    いつも通り「見せて下さい」と断りを入れておもむろにテキトウに探すふり

    なアタイ。どうやらほどんどレコードでCDはほんのちょっぴりらしい。

    目についたLPを手にすれば、

     アルバムのカンタンなメモがすべてのLPに挟んである。ウーム。文面を

    見ればかなりのものとすぐわかる。通り一遍の紹介じゃぁないんだ。

    ちなみにコレ、スリーサンズという三人組のインストだけど、「クワイ河

    マーチをラウンジーなダンスナンバーに仕立ててある」で購入決定。

    もともと好きなバンドでもあるんだけどさ。このメモで買う気にさせられ

    たんだ。

     

     でね、もう一枚つごう二枚買ったんだけど、袋に入れてくれたときに

    5千円以上(確か?)お買い上げの方にはとかなんとか言ってCDをくれ

    たの。

     これなんだけどね。さっき聴いてみたら75分の中にいろんなジャンルの

    曲が入ってるわけ。一聴してすべて違う曲だし、歌手やバンドも違う。

    おまけのCDにしちゃ手が込みすぎてる、ヘェ〜って感心したんだわさ。

    2018 Octoberというからにゃ毎月作ってるんだろう。もちろん同じでは

    ないに決まってる。違う曲だろ。そうでなきゃ常連は納得しないもんな。

    手間はかかるだろうけど、これに惹かれて善光寺(違うか? 違うな!)

    毎月5千円買ってみようかと思う客はいるんと違いまっか。

     

     バーの客からメールマガジンがあることを教えられ、早速申し込んで

    みたわけさ。毎金曜に送られてきたのをみてこれまたビックリ。中味は

    てんこ盛り気合いが入ってることこの上もない。確かになー、いまどき

    レコードで商売しようって思うんならこれぐらいのことしないとイカン

    ってことなんだろうけど、それにしてもだ。商売心でやれるもんじゃ

    ない。好きこそものの上手なれ、きっと好きで好きでしょうがいない

    んだろう。音楽に対する愛が溢れてるもんな。

     

     でね、HPをよくよく見てみれば、紹介されているレコードは店で

    買うための申し込みもあるじゃん。さらに数曲の試聴も出来るときた。

    まぁ、考えられるすべてのサービスをやっちまおうってことなんだろう

    けど、至れり尽くせりにホトホト感心してるとこ。

     誘われるままに知ってる歌手を検索してみればこれが全然ヒットせず。

    どうやら有名どこは扱っていないらしい。たまたまかもしれないけど。

    ってことで各ジャンルを散歩していたらレス・ポールかぁ。ラヴィン・

    スプーンフルめっけ、シェリー・フェブレーもありまする。いいかも?

     

     興味はあるけど扉が見つからないハワイアンもみっしりあるし、

    カントリーもざくざくありそう。こりゃ、再訪したときにまずはどの

    あたりから探りを入れればよかもんね、おせ〜てもらわなくちゃ

    ならないぞなもし。

     

    楽しみに巡り会えてウレシイっす・・・・・・・・・な、店主でした。

     


    久方ぶりな名人との出会い

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       欧州で調子こいてカードを使いまくり、請求書を見て一瞬青ざめた。

      だがしかし世の中良くしたもの、帰国早々茶箱の脚のたんまりな注文、

      なんとかクリアし、ホッと一息な今日この頃。

       

       10月 1日は水道橋へ。週一日だけ木工をおせ〜るために学校に出向く。

      アタイの授業は選択でね、3時間の中で数回の説明を行うんだが、案に

      相違して説明時間は80分もある。いかになんでもそんなには説明する

      ことはない。せいぜいが30分程度。でもってけっこうな時間が

      余っちゃって、はて? どうやって時間をつぶしましょうかね。

       

       とにかく行き付けの古本屋へでも行ってみよう。高平哲郎さんの

      映画に関する対談を買い、戻ろうと店を出て、ふと安価本に目をやれば、

      「圓生の録音室」京須偕充・著。パラパラめくったら滅法オモロそう。

      買って一晩で読了してしまったやないか。

       

       時は1973年4月12日の午後、CBSソニーの社員の著者が三遊亭圓生

      の自宅を訪れるとことから始まる。ちなみにこの年の3月圓生は御前口演

      を行った。宮中へ伺って両陛下の御前で一席ということだ。若年のみぎり

      より圓生ファンだったアタイにとっちゃ願ってもない一冊が天から降って

      きたみたい。よだれ流して一晩読破と相成った次第なんざんす。で、

      内容はって〜ぇと、それまで誰もやってない圓生の人情噺をレコードに

      録音しよう、ついてはご本人の承諾を得なけりゃならない、君行ってこい

      と任されたのが京須さんなのだ。

       

       人情噺は、一般的な落語と違いくすぐりはきわめて少ない。故に、商売

      になるかどうかわからず、誰も手を出さない代物に果敢にチャレンジした

      顛末がこの本なのよ。演目は「真景累ヶ淵」「牡丹灯籠」「乳房榎」

      その一、「髪結新三」「梅若禮三郎」「松葉屋瀬川」その二、「双蝶々」

      「ちきり伊勢屋」「札所の霊験」その三。全部でLP25枚豪華函入り、

      解説書もあり対談もある。これ欲しい!! ネットで調べ、日本の古本屋

      で調べたけれど見当たらない。やっぱりね。45年も前のレコード、しかも

      笑いが少ない落語なんかあるわきゃないか。

       

       一件だけカセット18本があることがわかって豊島区まで行き、隣りに

      志ん朝のが19本あって、それぜんぶ頂戴と大人買いじゃ。〆て17,000円也

      だったかな。でもそん中には人情噺はない。

       

       ないとなれば是非にでも聞きたくなるのが人情だ。あそこならあるかも

      と思って、学校近くのレコード屋さんに足を伸ばす。以前、階段脇に

      落語のレコードを見たことあってね。圓生のレコードあります? 店主

      が指差す先に棚があり、左から右に目を移すと、なんと三函そろい踏み。

      すでに17,000円も使ってる、でいくら? と聞いたら25,000円也だと。

      値切るのは苦手だけど、値切らないと失礼かな? そんな気持ちで、

      おまけしてもらえる? 店主計算したふり(多分)して22,000円で

      いいがす。そいじゃそれで

       

       ってことで手を打ち、そこの「いもや」に昼食を食べに行くんで、

      その帰りに叉寄りますから、いもやもあそこだけになってしまったね、

      二言三言交わして。天ぷら定食の後、コンビニでお金おろして

       これが我が物になった。支払いのとき、いくらでしたっけと聞いたら

      お昼代なんやかやの出費がかさんでるだろうから20.000円でいいと。

      いやそれはあんまり安すぎる、中をとって21,000円でどうですか?

      と言おうと思った矢先に「それじゃ22000円で」と店主に先を越されて

      しまい、内心苦笑いなアタイ。数秒の間の短いやりとりはまるで落語の

      世界だなァ、といたく上機嫌なんだわさ。

       

       帰って早々、まずは真景累ヶ淵を聞く。録音時の経緯はすべて頭ん中

      に入ってる。現場の様子もおおよそイメージできている。その上で

      聞くのは生まれて初めてのことでね。とても不思議、タイムスリップ

      したようだ。出来? そりゃいいに決まってる。

       

      至極満足、豊かな気持ちで過ごせまする・・・・・な、店主でした。

       


      遠心分離機の真ん中

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         誘われるまま、なんとなくスロバキア。ブラチスラバに立ち寄った。

        数時間の滞在だ。お目当てのホテルを観た後、連れが所望の路面電車に

        乗るべく、歩き出し。はて、どこへ行こう? 遠くへは行けず、旧市街

        の美術館にでも行くべえ。

         

         こっちか? スマートフォン片手に見当をつけつつ、それにしても

        暑い。旧市街の入口らしき狭い路地、みるからにたんまりなオモロさが

        充満している雰囲気に身を投じて、ふと足元を見れば

         道路に金属片が埋め込まれ、!

         銅か?

         石か! ご丁寧にも鉄棒で縫い付けてあるときたもんだ

         

         すぐに辿り着いた美術館。塔の右下が入口ダス。

         

         時間がないからちょっと観るだけのつもりが、展示室の入口に控える

        美老嬢が「こっちも観てよね」とばかりに案内され、気は急くし脚は

        疲れるけど次々と展示室を観て回らざるをえない。せっかくの好意だ、

        無下に断るのも失礼じゃん。奥の奥、そのまた奥のどん詰まりの部屋に

         どひゃ〜、どエロだなこりゃ。お股から鎌首を上げるヘビだ。

         そのとなり、すっぽんぽんの美嬢、お股になにやら、どう観ても

        これ、アワビのようなグログロ。なんですか、コレは?

         最後に控えし、一対の男女。後ろの美嬢まさにチンコ摘もうの図。

        美術館はどなたかの邸宅か、壮麗で歴史をかいくぐった様子アリアリ、

        調度品展示品いわくありそうな逸品揃い、その奥の院に開陳される

        エロい彫刻、まるでこれまでの展示空間はこのための露払いごとき

        もんじゃね? 私のみならず誰だって、そう思うだろ。

         

         でね、この三態のエロ彫刻観たときに思ったのよ。アレ? 以前ほど

        ココロ動かないなぁ〜ってね。ちょっと前までは、こんなの観たら

        けっこうな大騒ぎだったんだけど、それほどでもないんだ。おっかしいな?

        どうしたんだオレ、さしものエロ好奇心もいよいよ消滅か?とね。

        今村昌平は死ぬまでエロにこだわってたけど、オレはいよいよダメか?

        男は「なんたってチンコが固いうちだぜ」と確か「うなぎ」の中でセリフ

        ってたけど、そういやアタイのチンコも軟弱化の一途だもんな、興味が

        薄れるのもやむなしってこと? 

         

         そういや、好きだった音楽、聴くためのオーディオ、好みのTV番組、

        さらに洋服までも、あらゆるものの興味が遠ざかっているような気が

        してならない。これじゃまるで遠心分離機の真ん中でクルクル回ってる

        みたいじゃんか。なんでだろう? 年のせいか? 格別他の理由が思い

        付かないってことはですよ、これはきっと年齢によるものんだろ。と、

        断定するには気が早すぎるかもしれないけど。

         

         そんな中、今アタイが興味をそそられるのはコレで。

        京都・橘高校のマーチングバンド。ふとしたキッカケでU-tube、思わず

        魅入って以後ほとんどの画像を見まくってしまったのよ。でね、当然の

        流れとしてホンモノ観たい、そういや全日本コンテストがあったな、

        調べた京都予選は明日、いくらなんでもムリでっせ。数日後結果を

        問い合わせたら見事予選突破、次は関西大会とな。9月23日かい、

        行こうじゃんか! 即決し自由席購入し、当日新幹線でいざと相成り

        ました之助でござんす。

         

        さてもいかなる感慨をもたらすのでせうか?・・・な、店主でした。

         


        虎は死して皮を留め、

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           タイトルに続く言葉として「人は死して名を残す」が正しいらしい。

           

           畏友T野井氏から譲られたシトロエン AX-GTが物故してから数ヶ月、

          せめての思いから助手席のシートだけを外してもらって地下にポツンと

          ひとりぼっち。このままじゃイカン、そもそもの転用案に着手して数日、

          やはりというか予想通りというかアッという間に出来上がってしまった。

          なんてこったい、やり始めればすぐなのに、その気になるのが遅すぎる。

           構造材は手持ちのSPF。シトロエンに限らず、シートは車体に

          合わせて取付けるんで穴の位置は左右違う。さらに、右は横から、

          左は下からボルトが取付けられるようになっとるんだ。むろん、

          床からの穴の高さも違います。ボルトは8ミリ。

           

           床で測定すると低すぎてどうにもならん。テーブルの上に持ち

          上げて穴の位置に合わせて製材加工するが、けっこうカンタンでね。

          木枠は軽いけど、シートは重い。地下は狭いし、しばしば場所も

          移動する。ってぇことはキャスターは不可欠。小さなキャスターは

          動きがしぶくなるし、プラスチック車だと固いしコツコツ音がイヤ。

          ここは一番大きめのゴム車輪、万一の際にストッパー付き(2個だけ)

          を用いる。

           シートに合わせて黒に染めてみた。ま、これだけでもまぁまぁ

          だけど、やっぱ肘掛けいるよね。コーヒー飲むにしろ灰皿置くに

          しろ。テーブル使えばいいけど、広めの肘掛けに置きたいじゃ

          ないっすか。なんせ、このソファの主な用途は映画を観るため

          だかんな。

           

           ってことで、縦格子を付けてその上に肘掛けを付けて一丁

          上がり。

           いや、これが、なかなかよかもんなんだ。雰囲気イイと自画自賛。

           後ろはこんなもんだけど。見る機会ないからイイんでないかい。

           

           座り心地には定評のあるシトロエンだ。車はダメになったけど、

          シートをむざむざ捨てるには惜しい。運転席に比べれば使用頻度が

          少ない助手席なればなおのこと。リクライニングもできる、ヘッド・

          レストも付いてる。楽チンこの上もない。

           

           唯一の弱点は、身体をホールドし過ぎることかな。着座姿勢が

          キチッとし過ぎてリラックス出来にくい感じはする。とはいえ、

          このシートは柔らかいから座り方を変えても違和感は少ない。

          さほどの弱点とは思えない。さすがフランス車、腐っても鯛だ。

          これがドイツ系の車のシートならそうはゆかないのかもしれないけど。

           

          どうです、一度お試ししては如何?・・・・な、店主でした。

           


          善き人のためのソナタ・2

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             タイトルを付けてすっかり忘れた前回、耄碌真っただ中。

             

             灼熱の車内を這々の態で脱出してプラハ。とにかく人が多くてどうにも

            ならない。8月は観光シーズンとはいえ、これじゃまるで渋谷じゃないか。

            カフェでお茶して、あちこち歩き回り、見覚えのある大広場に出たらば、

            なにやらのイベント。察するにプラハの春の記録映像。後でわかった

            けど50年記念セレモニーで、吸い込まれるように一角で開催されている

            写真展へ。ソ連軍の侵攻をもろともしない市民の抵抗運動の数々に土下座

            だい。最もココロ動かされたのは老婆が一人国旗を捧げて佇む姿。なんの

            力にもならない老嬢が、やむにやまれずの行動に思わず涙がこみ上げよう

            ってもんだ。

             

             二泊してベルリンへ。ベルリン中央駅に着く前にオシッコしとこ、放尿

            真っ最中に停車の気配! ゲ、ゲゲッ!!着いたんか。あわてて止尿も

            そこそこに座席へ急ぐ、隣りの席の親子に下手な英語で「ここはベルリン

            駅?」と問うもさっぱりで、外を見ればどうにも駅は小さく、こりゃ中央

            駅ではない。隣りの駅なんだな。とにかくドイツ語さっぱりなアタイだし、

            連れが急用でウィーンに帰っての一人旅だから、ココロ穏やかではない

            緊張状態。

             

             駅に着いたらいきなり後ろから抱きすくめた友人に安堵の涙がこぼれる。

            ま、こぼれはしないけどね。そのまま車で家に。川に挟まれた島にある

            集合住宅はいかにもドイツって感じ。居間のソファから正面に見えるは

            樹木越しに大河、行き交う船、まるで広重のようだ。二人で質素な夕食に

            ココロが和み、子供部屋の二段ベッドに潜り込む。

             

             翌日、友人の友人に誘われてベルリンの壁へ。市内に点在するいくつかの

            監視塔の一つに登り往時を偲ぶ。プラハといいベルリンといい、いろいろ

            あったんだな。こんなアタイだって感慨にふけろうってもんだ。

             かなり広大なベルリンの壁だったところを散歩。路上いたるとろに

            プレートがはめこまれて、聞けばここで逃げようとした市民が殺された

            目印だと。感慨さらに深くなり、軽口は影をひそめ無口にならざるを

            得ない。

             

             で、その翌朝だったかな、いつもの質素で心地よい朝食のときに映画

            「善き人のためのソナタ」の話をしたんだ。

             というのもこの友人、東から西へ脱出した強者だったことを聞いてた

            から。そしたら、見せようかと棚からヒョイとファイルを取り出すの。

            二冊のファイル、それぞれ厚さ3センチほどと2センチ程度。開ければ

            写真のコピーがまず目に入る。

             

             友人は16,7才の時に徴兵されて19才で脱出を果たす。脱出の際の

            現場が撮影されて残ってるんだ。ゲゲッ!! マジかいと目は点に。

            一兵卒とはいえ西に脱出したことが判明すれば即大捜索が開始される。

            現場に残るバラ線切断用の大ペンチ、これオレのもんだからね。この

            ハシゴもオレが作ったからね。そうか東ベルリンじゃハシゴは売って

            なかったのか、売ってたとしても買おうとしたとたん要注意人物として

            ブラックリストに載っちゃうのか、なんてくだらないコト考えつつ

            話はさらに進む。

             

             映画でも登場した東ドイツの秘密警察「シュタージ」がいきなり

            目の前に現れたようで身がすくむ。西に逃げたら逃げたでこんどは東

            からのスパイじゃね? と尋問されちまう。これが多くの情報を持つ

            高官であったら、すぐに射殺の命を受けたスナイパーがひそかに西に

            潜入する。むろん、東に残された友人の家族、友人も尋問を受けたこと

            は容易に推察出来る。あ〜こわ、恐すぎますよ。

             

             朝から恐い話を聞いて落ち込むというか萎縮するというか。単身

            逃げられたとはいえ、その後の西側での生活はさぞやであっただろう。

            そんなこととはつゆ知らず、平和な日本でぬくぬくと暮らしてたアタイ、

            友人が大きく見える。思わず抱きしめてしまいたくなるってもんだ。

            歴戦の勇士の友人となんちゃってノウノウな暮らしなアタイが時を経て

            こうして朝食を共にする、誰だって感慨にふけるじゃァあ〜りませんか。

            ネェ。

             

             それにしてもシュタージの几帳面な仕事ぶりはどうだ。一介の兵士が

            逃げただけでこれだからさ。脱出後20年以上経ってからようやくその気

            になって申請して約3年かかって渡された自分の資料を読む気持ちは

            どんなものなんだろう。書類は手書きもある。手書きした上でタイプで

            清書したものもある。幼いときから、時には母親に問い質した内容も

            あるんだろう。それらを机に向かって日々整理するシュタージの人々

            の気質はきっと今もドイツ国民に受け継がれていることだろう。

             だからのドイツの今なんだろう。

             

            今もって興奮さめやらぬ・・・・・・・・・・な、店主なワケだ。

             


            善き人のためのソナタ

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               ふとしたキッカケでオーストリアはウィーン。あっちゃこっちゃ動き

              回り〜の、でウィーンに戻ってから成田。13日の旅。友人が住むウィーンは

              何回も訪れたから新味はない。確かに趣きのある街だけど、どこもキレイで

              整ってるからな、心惹かれることに巡り会うことが少ないんだ。

               

               ってことで今回は周辺の国に行くことになった。出来るだけ飛行機には

              乗らず、電車移動。結果的に時間はかかったけど、ゆったり過ごすことが

              出来ていと満足なり。これも現地に住む友人のおかげだ。なんたって切符や

              宿泊の手配一切をやってくれたからさ。アタイ一人で予約することなんか

              ムリもムリ。

               まずはスロバキアの首都ブラチスラバの駅に到着。こじんまりとした

              雰囲気まことにけっこう。まずは一服

               コンクリ土台に鉄板天板。塗装のはげ具合まことによろしい。土台に

              はめ込まれた緑の板もご同様。なんでこういう手合いに心惹かれるの

              だろうか? ステンレスでシャープなモダンな灰皿も決して悪かぁない。

              悪かぁないけど、一向に心はトキメカナイ。ウ〜ム。

               さらに灰皿を引っ張り上げてみる。こうしないとおさまらないんだから

              しかたない。上げてみて、予想通りこうなってるんだ、と確認するだけ。

              それで満足。

               誘われるままに徒歩でホテルに向かう。事前に友人が調べておいた

              アートなホテル。一見キチンと仕上がってるように見えるけど、近寄って

              みればけっこうな素人仕事。こりゃきっと自分達で作ったに違いない。

               カウンターらしき場所に誰もいない。カフェらしきものが見えたんで

              いざゆかん。かなり広い、けど暑い。冷房はなし、右に見える窓全開のみ。

               部屋の真ん中にはアトリエか? 床にテープで仕切っただけ。絵の具が

              飛び散ってるじゃないか。ほどなくしてスタッフ登場。

               仕切りの後ろに見えるのがスタッフ嬢。背は高い。だから?と問われる

              困るんだけど。仕切りの扉?もいたるところに絵がズラズラと。一体

              誰が描いてるんだろ。気になって聞いたらオーナーだと。ふ〜ん、

              そうかい。ま、それだけのもんだけどネ。

               

               数時間後にはプラハ行きの電車に乗るから時間がない。連れが路面電車

              に乗りたいというんで、美術館でも行ってみっか。数駅で降り、暑さの

              中ちょっと迷ったけど旧市街にある美術館めっけ。美術館はこじんまり

              なれど風格たっぷり。まぁ、こっちの建物はほとんどすべてそういう感じ

              だけどさ。時間がないこちとらのココロなんかカンケーねー、スタッフの

              年配スタッフは次々と「ここも見てね」と上階を指差すんだ。それも一興

              悪くはないかと歩き回って疲れたのことよ。

               

               作品についちゃいずれ股。

               

               急ぎ駅まで行き、いざゆかんプラハへ。と勇んで電車に乗り込んだら

              6名一室のコンパートメント? 車内に入った時から猛暑、指定席のドア

              開けたとたんまるで猛暑に路駐しておいた車みたいでさ、暑いの暑くないの

              これじゃまるでサウナですよ、まったく。どうやらこの車輛だけが暑い、

              乗客は蜘蛛の子を散らすように、あっという間にどっか行ってしまった。

              我慢すること数分の我々、

               逃げ込んだのは自転車用車輛でね。まぁまぁ冷房隣りとのドアが開き

              っぱなしなんで、暑いは暑いけどサウナではない、補助席で一息ついて

              そのまま一路プラハへGO!

               

              それにしても現地の人は暑さに強いぞ・・・・・・な、店主でした。

               


              懐に刀か?

              0

                 毎度おなじみ、昨日も夕飯はてんぷら定食。私の知る限り神保町で一店

                のみ残る「いもや」。夕方開店5:30チョイ前に行ったらもう開いてるんだ。

                8席カウンターに客は4人だったかな。しばし考えて、天ぷら定食に、

                しいたけと稚アユを追加。すぐさまお茶が出されて、一緒に水が供された

                のに驚く。前回、薬を飲むんでお水を頼んだのを覚えているのかい。いやー

                相変わらずぬかりないことよのう。

                 

                 待つことしばし、味噌汁天つゆに続きご飯が到着し、中皿に天ぷらが来る。

                左席の女客、言われなくともご飯少なめで「言おうと思ってたんですけど」

                「ありがとう」と、女将に言うんだ。これもきっと覚えていてのことだろ。

                う〜む、やるなァと思いつつどんどん食す。しばらくして、右の男性が

                お勘定となり、おやじさんが金額を言う前に女将にこれは?みたいな。

                珍しいな、全席の注文は頭に入っているはずなのに。女将はすかさず大盛り

                です、850円と言うんだな。定食は650円だ。しかるに大盛りは200円増し

                か?。高いな??

                 

                 その客が帰って後、左左隣りの男性客が、大盛り200円増しのことを

                問えば、ご飯が残ってたから、それもけっこう残ってたのと。キレイに

                食べれば650円、一粒でも残せば850円というわけだ。そういえば「いも

                や」では大盛りでもおかわりでもキレイに食べれば無料なことを思い出した。

                その方針、生きてたんだ。なんかウレシイな。と思いつつドンドン食べる。

                 

                 きっと大盛り850円の客は高いな!と思ったに違いない。今流行の

                書き込みをするかもしれない。ひどい店と。でもそんなことは一向に

                かまわない。非は客にあり、食べ残すことが悪い、にいたく納得。商売

                は客におもねる必要はない、悪いことは教えてやらなくてはならない。

                それを口に出すわけでなく、無言の教え。もし、客が不満を言ったら、

                その場でピシャリ「だって、大盛り頼んどいて食べ残したでしょ!」。

                まさに懐に刀をしのばせていつつ、忙しく接客揚げに精を出すなんてね。

                 

                そして卵だ。前回記事にした鶏卵店に今日も行った。卵が残り2個になった

                からね。いつものように一番デカイ卵1パックお買い上げ、460円。アタイ

                がなんで卵にこだわるかと言えば、毎昼目玉焼きを食べるから。シャウ

                エッセンのソーセージ3本と目玉焼きが100%毎日続くからな。でね、

                買った後、気になって定休日のことを聞いたら、年中無休って言うんだな。

                へぇ〜と思ってたら、オヤジさんは、卵は毎日生むからな、休めないとさ。

                アホなこと聞いたもんだ。ちょっと考えりゃ子供だってわかることなのにさ。

                 

                 完全にバカにされたなと思いつつさらに聞く。鶏は何羽ぐらいいるの?。

                最大で3000匹ぐらい。その中でどれくらいの鶏が卵生むの? 90%だな

                と即答。げ、げげ!! 毎日2700個ぐらいの卵が生まれるわけ! 1パック

                10個として270パックが毎日かい。大きさを計り、並べて、パックに

                詰める。それがしばしも休まず毎日続く。アタイにゃ到底出来ないっす。

                 

                 一見のんびりと卵並べてお客待ち、のどかな風景に見えるけど、裏じゃ

                毎日粛々と卵をなで回す。飽きないことに感心、まったくもってスゴイな。

                去りがけに、おたくの卵はスバラシイ、死ぬまで買いにきますよと言って

                しまったその後で、アタイが買おうと買うまいと鶏卵は売るし野菜も作り

                続けるに決まってるだろ、ことに気が付いて、またまたアホなこと言っち

                まったなぁ。アホのだめ押しだ! まったく。

                 

                まだまだでんなーなアタイ・・・・・・・・・な、店主でした。

                 


                コクに涙の幸せ

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                   子供んとき、母の実家で食べたトウモロコシの美味しさを求めることは、

                  叶わぬ夢とすでにあきらめのココロ。ずいぶん探したんだけどさ、結局

                  とどのつまりはもぎ立てでなければあの美味しさは味わえないことを誰か

                  に教えられ、納得した結果だ。近所でトウモロコシを作っている農家と

                  知り合いになればいいんだけど、そこまでして食べたい気も起きないし、

                  ま、いずれ機会があればってことでの放置プレイ。

                   

                   たしか色川武大のエッセイで、鶏卵のことが書いてあって。都内の

                  どっか下町での行商風景、リンゴの木箱に籾殻の中に卵があって、その

                  卵は割ってみれば黄身はこんもりな山形でトロリとしたコクはまことに

                  美味、を読んで是非とも食してみたい欲望が膨れ上がってずいぶん経つ。

                  そういや確かに卵と言えば籾殻の中に納まっていたっけ、そういやコクも

                  あったっけ、おぼろげな記憶が蘇る。

                   

                   以来アタイの中ではトウモロコシと鶏卵は大なる問題としてあったの。

                  諦めの境地のトウモロコシはいいとして卵はなんとかなるんじゃね?

                  といってもスーパーに居並ぶ卵パックをあれこれ選んだり、八百屋で

                  買ってみたりぐらいしかしないんだけど。先日も、新百合丘の肉屋

                  (一枚500円のトンカツはとてもウマかった)でめっけた卵(一個百円

                  ほどもした)を試してみたけど、イマイチだったなぁ。

                   

                   忸怩たる思いでいたけど、最近友人の貸家への引っ越しのため車を

                  走らせていたところ、通りがかりに小さな家の軒先で鶏卵販売の看板

                  を見つけ、数日前に再訪して大玉10個パックを買ってみた。450円

                  ぐらいから10円刻みでサイズが大きくなる。とにかく一番デカイのを

                  おくれ、と買ったのがコレ

                   デカけりゃいいとは思わないけど、高い=美味だろとの素人考えに

                  従ったんだわ。左だってけっこうな大玉だけど右はまさに巨大、

                  なんたってパック容器におさまらないんだから。

                   さっそく昼食、いつものウィンナ(シャウエッセンだ)を炒めつつ

                  卵を割ったら、黄身はふたつ。なんか懐かしいなぁ。そういや昔は

                  あったよな、こーいうの。ふたつの黄身が一個の卵に入ったのを

                  最後に見たのはいつ頃だったかね。なんで見なくなったのかね?

                  黄身ふたつってことは有精卵? 有精卵は美味しいの?? なんも

                  わからないことだらけ。でも、とにかく美味しけりゃいいんです。

                   

                   皿に載せていざ。目玉焼きの食べ方はいろいろあるようだけど、

                  アタイは黄身をすすって食べる派。で、いつものように啜ってみた。

                  ウ、ウマイ! ウマイぜ!! 味は濃厚、コクたっぷり。あぁ、

                  久しぶりに味わうなこの味。いつのまにか忘れ去られた卵の味。

                  色川武大が舌鼓を打ったのもコレなんだろう、きっと。母を訊ねて

                  三千里、ようやくめぐりあった卵にご飯の美味しさも倍増。もう

                  これからはこの店以外の卵は買うまいぞ。

                   川崎市高津区子母227 森正養鶏場 ☎044-766-7410。友人の

                  話ではすぐそばで養鶏場があり、畑もあるとのこと。産地直送の上を

                  ゆく産地その場販売。ひょっとしてトウモロコシも作ってるのかも

                  しれない。そうなら忘れがたい夢のトウモロコシも味わえるかも。

                  う〜む、期待しちゃうな。

                   

                   とにかく一番デカイのと言って、パックに詰めようとしても入り

                  きらないから、二本の輪ゴムで固定して、さらに梱包不安定だからと

                  手近にあった箱に入れてくださる。ついでにと小さな玉ねぎ2個の

                  サービス。これもウマかったっす。美味しい卵でさえ充分すぎるけど

                  更なるおまけに、近時めったにない店に違いないとは思ったけど、

                  卵を食べてみて私の考えが間違っていなかったことに一人ほくそ笑む。

                   

                  今日も今日とて目玉焼きだ・・・・・・・な、店主でした。

                   


                  巡りの末に

                  0

                     相変わらず毎週月曜日は、授業のために水道橋へ行く。午後1時20分から

                    4時半まで。昼食はいつも校舎の隣りのレストランで和風豚肉定食を食べて、

                    夕食は天ぷら定食。天ぷら屋さんが開くまで近所の喫茶店で過ごすのよ。

                    先日、雨の中「きっさこ」というこの茶店に行ったところ、客は皆無で不安

                    なアタイ。潰れちゃうんじゃない?と余計なお世話ココロ。なんたって煙草

                    自由だからさ。なくなっちゃ困るんだ。

                     

                     でね、コーシー飲みつつ一服しつつ週刊文春読んでたら、スタッフ嬢が

                    CDを替えて聴こえてきた女性ボーカルに捕捉されてしまったんだ。

                    ん? ムム! い〜じゃんか、誰だこれ? 初めて聴く声だ??

                     SYLVIA SYMSなんて知らんど。

                     

                     それにしてもこのCD凄くいい。帰ってからすぐにアマゾンで入手して

                    聴いてみたら、やっぱりイイんだ。いや〜こんなステキなボーカルがいた

                    なんて知らなんだわ。ほいでもって調子に乗って

                     さらに2枚お買い求め。「SONGS OF LOVE」にはちょっと足りないけど

                    イイことはいい。5連奏CDで聴いているこのところ。

                     

                     でね、しばらくしてまた茶店に行ったらオーナーがいて、聞いてみたの。

                    この前、雨の日に流れていた女性ボーカルに似たような方はいないの?と。

                    SYLVIAという名前忘れてるのよ。これですか?とCD見せられ、それそれ

                    なアタイ。それならジェリ・サザーン?という人がいるけど、と探してくれる

                    もCDが見当たらず、いやいま聴けなくてもいいの、買うから、とメモして

                    すぐに買ったわけ

                     聴いて、ちょっとちがうなァ〜。素人のくせして注文だけは多い。我侭な

                    リスナーですまんこってす。

                     

                     でね、そんならSYLVIAがちっちゃな時からクラブに遊びに行って聴いてて

                    影響多大と書いてあったビリー・ホリディを買うっきゃないかと思い至り、

                    廉価版一枚だけは持っていたもののここらでちゃんと買わなくちゃならん

                    だろうと・・・・・・・・

                     数多ある中で、コレを選んだワケ。届いてみれば、友人のM井さんの棚に

                    置いてあるのと一緒じゃん。なんだ、巡りめぐって行き着いた末が、彼と

                    同じものかい! いや、べつにだからといって不満なんかないんだけどさ。

                     

                     今さら、アタイが書くまでもない天下のビリー・ホリディだ。これまで

                    何度も耳にしたし出自や曲のあれこれもそこそこ知ってる。むろん嫌いでは

                    ない。でも大好きってほどでもない。アタイにとっちゃまるでプレスリー

                    みたいな浮いた存在だった。この3枚組のCDを聴いてみても新しい印象は

                    格別ないんだけど、岩に沁み入るセミの声っちゅうか、一曲一曲がココロに

                    しみ込む感じは新鮮だ。

                     

                     なんたって古いから、歌っている曲はほとんどすべて聴き馴染みのある

                    スタンダードナンバーばかりでウットリ満艦飾。当時は新曲だったんだろう

                    けど、今じゃスタンダードナンバーってことになっとる曲の数々。その源流

                    ここだったんじゃんな感慨に耽ったりして。その考え間違っとるなんて

                    言われちゃうかもしんないけど、な〜に、趣味趣味の世界だ、自分で納得

                    すればいいのダ。誰に迷惑かけるわでなし、学者であるわけでなし。

                     

                     録音は古いけど、そんなこたぁどうってことない、ストリングスもない

                    ミニコンボばかりの演奏もなんのその。ニルソンの「夜のシュミルソン」

                    以来、スタンダード・ナンバーを上手くて雰囲気良く聴かせてくれる歌手を

                    探し求めてきたけど、やっぱりというか当たり前というか、結局はビリー・

                    ホリディにとどめを刺されたのは、いやはや南友キンチョールざんす。

                     

                    いまんとこ至極満足・・・・・・・・・・な、店主でした。

                     

                     


                    椅子なんかデザインしちゃって

                    0

                       めっきりブログ書く事も少なくなり、ひっそりと暮らしてると思いきや、

                      ちゃっかり椅子なんぞをデザインしちゃっていたんです。

                       

                       以前にも書いたけど、20代のころに家具の夜間学校に通ってたときに、太さ

                      2㎝の角材で椅子を作る課題があってね。若かりし童貞のアタイがけっこうマジ

                      で作った椅子、自分でもなかなかのもんだろと思い、捨てるには惜しいアイデア

                      と考え、放置し続けて45年の末、ひょんなことで陽の目を見ることになってね。

                       

                       当時作ったのはコレ。学校での作品じゃなく新たに軽量化のために杉で

                      作ったもの。座面は硬く真っ平ら、背もたれは真っすぐな角材、座り

                      にくいことこの上もない。

                       このアイデアの眼目は、分解できること。なぜかこのアイデアに惚れ込んで

                      しまったんだわさ。椅子にとって分解出来ることの是非はあるだろうけど、

                      初恋の人を忘れられないのと同様、この椅子も分解組み立てが出来なければ

                      ならないのダス。でも、放置プレイ。一向に進まない。

                       

                       ことの発端は、一枚の布

                       先生仲間の矢口加奈子嬢が布を作ってくれてね、こりゃ絶好のチャンス

                      とばかりに、昔の椅子をちゃんと作ってみんべえと相成ったわけザンス。

                      さらに、家具職人の寺本さんと知り合い、キッチリ作ってくれる人を得た

                      こともデカイ。作るのは好きなれど下手なアタイだからね。

                       試作を重ねること数脚、

                       出来上がったんだわさ、試作が。すげ〜イイなんて自覚はないけど、

                      悪くはないのと違う? 目指してる「ウェルメイド」な椅子の予感は

                      たっぷりだ。ほてからにこの試作を持って寺本サンの工房に。こんなんです

                      けど、作ってもらえるかな?

                       でもって完成したのがコレ。ビシッと鉋がけした木肌にうっとり。アタイ

                      にゃ到底ムリ、技術の差は歴然。寺本サンは当たり前なことだろうけどさ。

                      それにしても映りが悪いなぁ。なんか色が死んでる気がする。

                       フラッシュ使えばよかったのかしら。時すでに遅かりし由良の助。

                       

                       この椅子、数種の木材で作られているのだ。これがけっこう面倒でね。

                      構造はいたって簡単なれど、太さは同じ、長さは数種類、異なる部材を

                      組み合わせるのはアタマが混乱すること、けっこうな代物だ。穴の位置を

                      間違わないように、でも部材の特徴は些少、それがね、面倒なワケ。

                      それは布も同じコトでね。端布をミシンで張り合わせるのもけっこうな

                      作業量と違いまっか?

                       

                       いずれ当店でお披露目するけど、この椅子は昨日から新宿・伊勢丹本館

                      5階のウエストパークで開催されている矢口さんの「Across the Universe」

                      で22日まで展示販売されています。ご用とお急ぎでない方、たまにゃ新宿

                      まで行ってみんべえかな方、はたまたどれほどのもんか見て進ぜような

                      奇特な方、如何でしょうか?

                       

                      45年の決着がついてよかったわ・・・・・・・・・・・な、店主でした。

                       



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