ヤマハ B−1

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     暮れも押し迫った12月29日、mazdaluce3000師のとこへ行きました。横浜

    在住のE守さんからレストア依頼のあったアンプの受け取り立会人として。

    アンプはヤマハB-1だ。なんたって重い、なんたって熱くなる、負の力を大きく

    凌駕する性能の持ち主とは、いまだにオークションでは壊れていても10万程度

    で商いが成立していることをみても魅力の大きさが判断できる。

     

     当店に問い合わせる前に、他所でレストアしてもらって、返ってきたら音が

    変わっていたというんだな。よく聞くんだ、そういうこと。私は最初っから

    mazdaluce3000さんだったからそんな目に遭わないで済んだけど。その費用

    20万円。その程度で済んでよかったとは師の弁。お客さんの中には繰り返して

    後にようやく師のところへ流れ着いたなんて方も少なくないんだ。ネット社会

    の弊害はこんなところにも出来する。

     

     すでに痛い目にあってるE守さん、のっけから疑心暗鬼満々でね、ちゃんと

    直るんでしょうか?とおっしゃる。ならば、当店に来て見てくんしゃい、ウチ

    のアンプはすべて師の手になるもんだから、おおよそ見当はつくでしょう、と

    伝えたらすぐに来たことはすでに記事にした。で、まずは工房へ行こう、で

    レストア依頼、で完成の報を受け、押っ取り刀で受け取りと相成った次第。

     すぐに出されたのが交換部品の数々。およそ120〜30位はある。それぞれ

    交換理由と部品の性能を解説。

     絶対に交換しなければならない大型コンデンサーだ。二個使われている。

    師が、かなりの苦労の末、ついにめっけたオリジナルを上回る性能であり、

    サイズもギリギリ収まるものに交換してあります。これだけで数万円は

    します。

     さあて、いよいよ実機を使っての検証に移る。ビスを外しながら一枚づつ

    パネルの解説と測定開始。

     レストア過程で修理した部分写真をパソコンで拡大説明。右の一筋の線は

    劣化した基盤をハンダで補修した痕跡。もちろん、同時に実物を手に取って

    見比べながら。

     レストア後の基盤。相変わらずキレイでていねいは一目でわかる。質問が

    あれば即答してくれる。その惜しみなさに感心する。なんて親切なんだ。

     いよいよ測定だ。チン恋ピン先であちこちをつまんで、一つずつ測定値

    を説明。

     こんなふう。ヤマハの指定値をはるかに凌駕する数値が次々と披露される。

    師はいかにも満足げだ。技術者としての誇りが満たされた瞬間なんだろうな、

    きっと。

     ついでにリレーの説明。こうしてやれば自分で清掃できますよ、ってな

    具合でね。これら一連のレクチャーはよどみなくスムーズに行われます。

    躊躇することなんかまったくない。ぜ〜んぶアタマん中に入っとるんだろ。

     最後に裏面。ここが壊れることよくあるんだ、と指で示す。壊れる理由も

    説明してくれる。ふ〜ん、感心しっぱなし。

     

     B-1の内部を詳細に見たことないし、音も聴いたことないし、受け取りに

    立ち会ったこともない、ないないずくしの私にはとても面白いひととき

    だったんだわさ。アンプのレストアってぇのは、目で見る事できないし、

    聴くにしてもそれぞれの耳次第、曖昧な部分がすごくあるもんね。イイか

    どうかを判断する基準がむずかしい。それを少しでも補おう、仕事の中身を

    明らかにしたい、むろんレストアの内容には自信はあるし、出来るだけの

    完璧さを目指したいココロではあるけど、すべてをさらけだしすべてを

    説明し、お客さんの不安猜疑心を少しでも減じたいという師の気持ちは

    充分理解出来ました。

     

     さらに、B-1のフルレストアはおおよそ50万円なんだけど、予算の都合で

    30万円の範囲内でという制約付きが、今回。真っ先にやらなければならない

    とこを最優先、だから保護回路には一切手をつけていない。万一の際には

    保証しかねるのはいたしかたない。加えて表面パネルや内部の細々とした

    部品交換も省かざるをえない、今後残金の手当が出来た段階で、それらに

    手を加え、正真正銘のフルレストアになる、ということにいなっているん

    どすえ。つまり、分割レストアってこと。これなら少しずつ直せるんだから

    いいんじゃないかしらネ。

     

     とはいっても、こちとら関係者であることは間違いないからさ、いくら

    美辞麗句並べ立てたところで、信用するしないは相手次第だよね。もし

    アンプが不調で思案投げ首のお方がおられたら、ダマされたと思って一度

    お問い合わせなさったらいかがでしょうか?

     受け渡しはおよそ2〜3時間、外に出てみたら見事な夕日だ。

    こりゃキレイだぜ。

     

    でもって謹賀新年・・・・・・・・・な、店主でした。

     


    思い出せないもどかしさ

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       過日、当店にオーディオアンプの問い合わせがあった。横浜在住の方から

      愛用のアンプがちゃんと直る?、その方法と金額について。聞けば、ネット

      オークションで入手したヤマハ B-1を、レストアしてもらったら変な音に

      なって戻ってきた。大枚払ってレストアしたけど、戻って来たのは明らかに

      違う音でがっかり。そんな経験をすれば誰だって疑い深くもなることは

      理解出来る。ちゃんとした音になるならば、レストアしたいけど、ちゃんと

      した音になるのかどうかが不安、というわけだ。そして、あれこれ調べたん

      だろう。そして当店に辿り着いたということなんだ。

       

       う〜む、B-1かい。それが私の第一印象。稀代の名アンプ、重さも発熱も

      一級品だ。むろんレストア代金も。☎でお話を伺い、ま、一度、当地へ来て

      詳しいお話を伺いましょ、私のオーディオを聴けるし、聴けばレストアして

      くれるmazdaluce3000氏の仕事ぶりも多少はわかるかもしれない。私が

      聴いているアンプはすべて氏がレストアしてくれたもんだから。☎の印象

      では、来ないかもしれないな、と思ってたけど案に相違して日を置かずして

      お運びになった。こりゃかなり切迫してるな、我慢しきれないんだろうな、

      と思ったアタイ。

       

       来訪していただいてあれこれ話し、聴きで二時間、結局は、氏の工房に

      行くのが一番の早道じゃん、B-1を持ち込んでざっと点検してもらえれば

      見通しがつくのと違う?。という展開の末、先週の土曜日、横浜に立ち寄り

      B-1を積み込んで、そのまま横須賀へ。

       氏を含めての三者面談、状況と事情の理解を深めることに努め、B-1の

      レストアのポイントや部品交換の考え方などの授業、一息ついて作業台の

      上にB-1をセットし、点検の開始だ。

       

       まずは周囲を目視点検、裏のネジがおかしい、前の持ち主が施した修理の

      痕跡から推理ことに始まり、いよいよ上部の蓋を外して基盤の点検に移る。

      前後に4枚、左右に二枚の基盤が屹立してる。念には念を入れ細心の注意を

      払って、微量な信号を入れて測定器で基盤をチェックする。これは生きてる、

      これはまぁまぁ、これが一番ダメ、という具合。傍らで聞いているお客さん

      は気が気じゃないんだろう。まるで、定期検診の報告を医者から聞いている

      ようなもんだ。その両者のやりとりを聞いてるアッシは、赤の他人まったく

      の野次馬だから呑気なもんだ。そして、いい大人が三人角付き合わせて相談

      してる図の面白さに声に出して笑ってしまいました。だって、可笑しいんだ

      もん。怪訝な顔で振り返るお客さん、そこ笑うとこ? みたいにね。

       

       まずはこのアンプの大問題であるところの大容量コンデンサーを交換

      せねばならない、これだけで10万円かかりまする。このコンデンサーの

      新品はすでにない、ならば代替え品となるが、これだけの大容量は

      いくつかの小容量を繋ぎ合わせるしか方法はなく、それも様々な問題は

      残る。一番いいのは同じサイズで元のコンデンサーよりも高品質なものが

      あればいい。ってことで探し求めて三千里、時間はかかったけどめっける

      ことができて、B-1のレストアを再開したという曰くつきの代物。

       コンデンサーを交換した後、残りはもっとも不良な基盤をレストアする。

      問題が少ないと思われる基盤はそのままに、それで一応B-1の音質は再現

      出来るだろう。一応、提示された予算内で出来る限りのレストアを行い、

      持ち帰って自室で試聴して、満足のゆく音であれば残りのレストアを着手

      する、となったんだわさ。

       

       なんたって古いアンプですから、元の音を聴いた事がある人はとても

      すくない。このお客さんだって新品を入手したわけじゃないからね。でも

      元の音がちゃんと再現させれいるのかどうかは当然気になります。でも、

      元の音を聴いたことはない、まったく雲をつかむような話が堂々巡り。

      お客さんの気持ちもわかる、レストアする氏の気持ちもわかる、でも核心

      となるところがきわめて曖昧模糊としている状況、実体のない音にココロ

      惹かれる一人としてのアッシ、それぞれのお心内は重々お察し申し上げる

      のが正直な気持ちだ。

       

       で一応の点検が終わり、いよいよ電源を入れてみますか?となった。

      B-1愛好者の皆様が最も不安なのが出力トランジスタだ。V-FETと呼ばれる

      日本独自の部品。すでに代替え品はなく、これが壊れると即粗大ゴミと

      なる運命の部品。電源ONしたとたんV-FETが破損する可能性なきにしも

      あらず、「ONしていいですか?」とお客さんに同意を求め、さらに念を

      押し、さらに念を押す。そのやりともかなり面白く(なんたって野次馬

      ですから)口元のニヤニヤを消す事はできない。

       

       結局V-FETが破損していないことがわかり、重体なアンプではないことが

      判明して点検落着。もしV-FETが壊れていても代替え品はあるから、心配

      はないことは事前にわかっていたんだけどさ。

       ホッと一息、ソファに戻って氏のオーディオを聴きつつ雑談のひととき。

      流れてきたのはパソコンに入っていた曲、「ムム、コレ聴いたことがある!」

      ピンと来たのよ。演奏は押尾コータローだ。「LOVE STRINGS」。

       帰ってすぐにアマゾンで入手、きのうから聴き続けている。その8曲目

      「ニューシネマパラダイス」、曲は2つに分かれていて後半部のイントロに

      聞き覚えがあるんだ。とても短く、すぐに別のメロディになる。たしかに

      ニューシネマパラダイスではあるけど、この部分だけ違うとこで聴いた

      ことがある気がする。日本語の歌詞で唄われてたような気がする。あぁ、

      どこで聴いたんだろか。思い出せないんだ。勘違いかもしれないし。

      誰かに聞くこともできないし。気になるなぁ〜。

       

      結局このメロディだけで買ったCD、か・・・・・・な、店主でした。

       


      バックロードホーン

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         去年、俳優の香川照之氏が離婚することを知り、さもありなんと大きく頷く拙者。

        「鬼が来た」の圧倒的な演技に仰け反り、小林信彦氏に誘われるままに「ゆれる」を

        観た。弟が帰宅して襖を開ければ、そこに洗濯物をたたんでいる兄の香川君。静けさ

        が恐ろしくってもう土下座しちゃったかんね。で、とにかく出演してるものじぇんぶ

        観ようとTUTAYAで借り溜飲は収まったのでありまする。まさに狂気にみちた演技の

        持ち主が、家に帰って奥さんの手料理で晩酌なんかするわけもないし、したくもない

        に違いない。かの、三国連太郎もそうであったように結婚生活なんか営めるわきゃ

        ない、と思うのよね。ってことでの「さもありなん」。

         

         去年、mazdaluce3000氏の工房からそこそこ大きなスピーカーを預かってきた。

         スピーカーユニットはない、たんなるブラックBOX。縁があって彼の手元に

        あったわけだけど、工房の片隅じゃいかになんでも可哀想すぎやしないかってこと

        で、当地へって次第。運び込んだはいいけどデカイんだ、これが。置き場所がない

        ってたって言い出しっぺがアッシだから文句なんか言えるわけもなく、とにかく

        スピーカーを取付けなくちゃコトは進まない。

         穴の大きさからして16㎝しか入らない。昔はスピーカーBOXを自作する時代が

        あってダイヤトーンやらパイオニアやら数多の機種があったんだけど、今じゃ

        FOSTEXしかないじゃん。さらに一個八千数百円もするんだもん、二個なら

        まだしもこのBOXには4個必要だもんなぁ・・・・・と、放置しておいたわけ。

         つまりはお金がね、問題だったんだわ。一個八千数百円が高いってことではない、

        果たしてお金を掛けるに価するのかってことなの。昔、このスピーカーは試聴した

        ことがあって、そんときの印象があまりよくなかったんだわさ。とはいっても、

        現在入手しうる機種はほとんどこれっきゃない状況を鑑み、いささか迷った揚げ句に

        秋葉原のコイズミ無線に直行し、とりあえず二個だけ購入。

         さっそく聴いてみる。いいじゃないか! いいですよ、コレとお一人様自画自賛。

        たった16㎝の大きさだから豊かな低音なんかムリだけど、シングルコーン/フル

        レンジの透明感が気持ちイイ。2つとか3つのスピーカーで鳴らすのと違って

        スッキリ感は魅力的。ならばと、ネットで二個追加、ご覧の通りになった。

         後はこんなふう

         前面下はこんなふう

         アンプはmazdaluce3000師の手になるエレキット。パワーはないが音質保証

        済み。このスピーカーは能率がとっても良くって小さなパワーでも豊かな音量は

        これまた保証済み。ってことで、この組み合わせはバツのグンという結論に。

         

         さて、お立ち会い。このスピーカーは売り物であって飾り物ではないのだ。

        いまどき巨大とはいわないまでもけっこうなデカさのこんなスピーカーを求める

        奇特な方がそうそういるとは思わないけど、中に一人や二人はおられるのでは

        ないかと考えている当方。来店していただければいつでも試聴できまする。

        っていうか慣らし運転を兼ねて一階で仕事してるときには鳴らしているのよね。

         

         肝心のお値段はて〜と、さていくらにすんべえか? スピーカーユニットだけ

        でも三万五千円ほどかかってる、これにBOXの代金が加算されるとおおよそ

        八万円程度になるかしらね。重いから宅急便で発送したくはない、ってことで

        近県ならば無料で運んであげてもいいっす。

         ちなみにチン恋アンプも売り物でやんす。売価はおおよそ六万円ってとこかな。

         

        ご検討いただければ幸いでゴンス・・・・・・・・・・・な、店主でした。

         


        その意欲がコワい

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           「ほら、ピカピカでしょ、中も後ろも徹底的にやることにした、メーターもね、
          この際だからさ」と、意欲満々はけっこうだけど予算が心配なアタイはビビって
          いるわけだ。

           過日、ヤマハB-2



           通称樽アンプを定期点検に出したんだ。依頼先はもちろんmazdaluce
          3000様御中。B-2はメーターの照明が切れ片方のメーターが動かなくなり、
          樽アンプはて〜と、気に入ってた真空管が自然に割れ?別の真空管に換えて
          友人レストランに貸し出していたけど管の寿命が尽き、お気に入りのKT-88
          にしてもらおうと。いずれも3000様が改造なされし世界で一台シリーズ
          なんだわさ。

           で、先日、御大自らお運びいただきということになりにケリー。樽アンプは、
          ◯出力真空管KT120ペアチューブに交換
                        1KHz(左)  1KHz(右)
                   0.1 W       0.08%     0.09%
                     1 W      0.44%     0.38%
                                2 W      0.8 %      0.76%
             10KHz 1W   右  0.56%      左 0.58%
             歪率3%の時の出力  右 4.81W  左 5.43W
             歪率10%時の出力   右 7W     左  8W
             周波数特性 -3db   66KHz

          というデータが添えられて戻ってきた。自慢じゃないけど、電気不能者のアタイ、
          いやはやなんのことやらさっぱり見当もつきません。つまりは歪みが少ないから
          良い音がするってことでしょ。まことに雑駁な理解。

           2009.1という印字、そは入手か点検か? 友人のレストランで、毎日14時間
          ほどの激務にざっと7年耐えたということだ。3万時間、ついに真空管の限界と
          なり、我が試聴室に戻り〜の

           KT-88にしてとのリクエストなるも、師匠は90あるいは100にしてみては、
          とズバリ解答身の上相談。結局KT-120が据え付けられ、かくの如し。ちなみに
          これも師の改造が施されて、超三結&パネルに放熱用の穴が開けられているの。
          早速、聴いてみれば厚みのある音に、いと満足なり。

           もう一方のB-2は、
            1.内部木粉による汚れ コンプレッサ等による徹底清掃
            2.  前面パネル      内部分解清掃、放熱器脱着洗浄
            3.  増幅基板         ポテンショメーター2個交換 RJ-6S、オフセット電圧調整、
                                   バイアス調整
            4.  メーター基板   トランジスタ前交換30個、ポテンショメーター8個交換
                                 (RTJ-6Sなど)電解コ ンデンサ全交換16個
            5.  メーター照明電球全交換8個    12Vから14Vの電球規格変更8個
            6.  プロテクト回路電解コンデンサ全交換 8個
            7.  リレー脱着 接点洗浄2個
            8.  メーター調整 完璧です。
            9.  後部入力端子研磨
          10.  後部メーター切り替えスイッチ脱着  2個分解清掃
          11.  総部品交換数 72個  
                ポテンショメーター10個、電解コンデンサ24個、トランジスタ30個
                電球8個  

          1KHz 10W 出力時歪率0.003%

           まんずハ〜こうなるとですよ。
           でね、来訪されし師匠は我がオーディオをチェック、厳しい批評。師宣わく
          「中抜け」の一言。つまりはこういうことだ。メインスピーカーは
          ビクターFB-7の箱だけを入手して、改修し、スピーカーユニットを換えて、
          それにツィーターを加えたもの。低中音担当と高音担当はそれぞれ再生出来る
          音域が決まっていて、中間を再生出来ない。もっと低い音から再生出来るモノに
          しなくてはならん。そんなことは皆様すでにご承知のこととは思うけど・・・。
          要求を満たすモノはJBLのドライバーしかない。オークションで検索すれば
          数万円で入手可。ジャケットの二回ローンが終わればなんとかなる金額だから、
          そのうち。

           そこでアタイは考えた。待てよ? 確かにJBLにすればいい音になるだろ、
          けど、こんなでかいスピーカーなんてそうそう置けるわけもない。音楽好きで
          出来るだけ良い音で聴きたい、けど、日々の生活空間がある、生活に障りのない
          スピーカーとなればこの程度でも大きすぎるかもしれないけど、

           ヤマハ NS-20Mはどうだろうか。これをBプラン試聴用としよう。
          オークションで入手、それほど高額でもない。CDでもよしパソコンから
          でもよし。敷居は低い。これにmazdaluce3000氏のアンプで聴きませう。
          エレキット TU-870超三結、​樽アンプ超三結、A-2000で鳴らしましょう。

           Aプランは、FB-7 BOX+JBL D-123+JBL ドライバーに

           師のオリジナルアンプとB-2 MOS-FETを繋いで聴きましょうという寸法。

           身構えずに普段の生活の中で音楽を楽しみたい方はBプランで試聴して、気に
          入ったらお財布と相談して買えばいい、さらにという方はAプラン。これなら
          気安く立ち寄っていただけるんではないだろうか、と考えたわけ。私も経験
          あることだけど、バイクとかオーディオの店は、とかく入りにくいでしょ。
          なんか気後れするっていうかさ。特にビギナーの方はそう思うんじゃないかな。
          なんだか高価なモノがゴロゴロあって、ハナっからとてもじゃないけどって
          気持ちになっちゃう。そうじゃなくってさ、音楽を愉しむための単なる道具
          でしかないというココロでゆきたいと考えているわけでアリンス。

          さてさて、アンプを入れ換えねば・・・・・・・・・な、店主でした。
           


          完璧には完璧で

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             ルーター?が郵送されて数ヶ月、今日の午前中にWiFiをつなげたんだとさ。
            いやその腰の重いこと限りなし。郵送されて一応開封して説明書一読、あれま、
            まったくぜんぜんわからないのでアリマス。こりゃ☎でレクチャー受けないと
            どーにもならへん。と、そっからが長かった。二回も☎してようやく、関係
            各位にはご迷惑おかけしてしまい失礼いたしました。っていっても☎担当者は
            読んでるはずはないけどね。

             さて、完璧だ。世の中に完璧なんていう言葉が当てはまることなどそうはない。
            だから今回の完璧も、限定内のことであることをご承知置きいただきたい。完璧の
            ブツは例によってオーディオアンプ、ならば当然の流れでmazdaluce3000氏に
            行き着く。つい数日前、預かっていただいていたヤマハ B-2を取りに伺った。
            そんときに、あるお客様にアンプを納品したところ、大きに気に入っていただき
            もう一台もってことになり、つごう二台のアンプを納品したんだと。最初の一台は

             1974年頃、33万5千円で販売されたヤマハ B-1というアンプ。でもコレ一台
            ではうまく使えない。ってことで二台目は、

             1975年頃、40万円で販売されたヤマハ C-1というアンプ。この二台をセット
            で使いたい、そして使っているというワケだ。どちらも高いです。およそ40年前
            ってことはさ、アタイ26才のころだ。そんときは東京デザイナー学院で働いて
            いたけど、初任給が3万ちょっとだったから、多分4万程度の給料でしょう。
            給料の10倍かぁ、今なら月給20万として2百万ってこと? とてもじゃないけど
            手が出る金額ではない。
             別に高いからイイとか考えてはいませんよ。でもね、時はオーディオ熱狂時代
            ですからね。そんときにヤマハの全精力を傾注したといわれるアンプですもの、
            その証拠に今もってオークションでは高値で推移してるわけなんですわ。

             お金を払えば今でも入手できるこのアンプ、問題は経年変化。なんたって
            40年経っていますから内部が無事であるわけはない。そこですっかり直そうじゃ
            ないかという人がいてさ、つまりはレストアマン。部品を替えては点検、さらに
            部品を替えては点検、そんな地味な作業の連続の末に、現時点ではこれ以上は
            出来ないという限定の中であるものの「完璧」と考えられるB-1とC-1が完成し
            たわけと思ってくんねえ。

             そんな完璧さに代理店である当ファクティオはどう対処したらいいのだろうか。
            そんなコト考えていたわけっス。一応、地下に試聴室はあるけど、オーディオ
            ってのはさ、聴く環境に左右されるし機材も違うっしょ、そんなとこで聴いても
            よくわからないわけさ。一番イイのはさ、お客様のところへアンプを持って行って
            しばらく聴いていただき、気に入ったら置いてくる気に入らなかったら持ち帰る、
            こうでなきゃなりませんよね。ファクティオがリニューアルオープンしたら
            そうしようと考えていたわけなの。もうこれ以上のサービスは考えられない、
            そういう意味でアタイにとっちゃ完璧な対応っちゅうわけでさ。

             でね、mazdaluce3000氏のところで相談されたの。二台のアンプを気に入って
            くれたお客様と話しているときにCDデッキのことになって、パイオニア PD-5000
            に興味を持って、是非聴いてみたいということになったらしいんだ。そこで村越
            さんよ、一緒に長野に行ってくれんかと。かくいうアタイのCDデッキはこの
            PD-5000でさ、それを持って行って試聴させてもらえないか、と、こうきたんだ。
            へぇ〜〜〜〜〜、それオモロそうじゃん、即答OK牧場のアタイ。

             えへん! これがPD-5000だい!! 1989年頃、定価20万円、でもアタイは
            ずいぶん前に4万円弱でオークションでゲット。確か、ピックアップ交換済み
            だったな。それって自慢? え〜え〜自慢も自慢、大自慢ですわ。

             こちとら毎日が日曜日だからな、いつでもいいでっせ、と言いつつ帰りきて、
            返事待ちの今日この頃。プレ代理店業務が静かにすべり出す・・・・ってか。

            世間様はこういうのを忙しいっていうの?・・・・・な、店主でした。
             

            まずまずの着々

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               あれやこれやつまみ喰いの人生、この道一筋、第一人者なんていう言葉には
              憧れはするも到底ムリであることは先刻ご承知だい。そんなアタイ、出掛けようと
              半ズボンにベルトを通そうと身体をひねったら、腰を痛めてしまった。今でも
              イタイじゃないか、なんてこったい、これしきのことで腰痛だなんて。年波は
              寄って来て、気が付けば足元にひたひた。関係ないけど、ま、一応ってことで。

               人知れず存在しつつなファクティオだけんども、アテにされることもある。
              過日、このブログのコメントに問い合わせがあって、関西在住のO村さん、以前
              mazdaluce3000師にアンプを頼んだ事があって、調子がイマイチ、再レストア
              お願いしたい、つまりはこうで。こういう方、数は多くはないんだろうが、
              確実に存在することは確かなこと。早速、師に連絡し、対応の指示を受ける。

               mazdaluce3000師は決して人嫌いでもなく隠遁生活というわけでもない。
              が、社会への窓口は当店のみ、近しいファンとの交際?のハードルは極めて
              低くフツ〜の付き合いはまったく問題ナス、しかし昔の方々となれば当店を通す
              しか方法はない。で、このO村さん、アンプはラックス38FD。症状を伝えたら、
              多分真空管かトランスが原因ではないか、と。とにかく送って戴き現物を見て
              みないと何とも言えないという当たり前の結果になり、返事を送ったものの。
              コメント欄からの返事で届いてるのかどうかわからない、ちゃんとお伝えしなく
              てはと思い、ってことでO村さん、今後は私のメールアドレスに連絡して
              いただきたいのでアリマス。h-muramura@ac.auone-net.jpによろしく。

               で、着々。内容はmazdaluce3000師がレストアしたアンプのこと。現在、
              当店には4台のアンプがあるけど、私専用の一台を除いて他の3台に興味が
              あって、聴いてみて気に入ったら欲しいという方に、貸出ししようと考えて
              いるワケ。そもそも、オーディオは部屋自体が装置の一つであるわけで、
              他の部屋で聴いても良し悪しの判断はとてもむずかしい。当店地下の試聴室に
              したって同じ事、アンプの性能を判断するためには普段聴いている自室で聴く
              ことが一番いい。ならば、希望される場所までお運びして、数時間聴いて
              いただこうではないか、つまりアンプの出張試聴サービスってことだ。

               送って、聴いて、返送、この方法も考えられないわけじゃないけど、途中で
              壊れる心配もあるし、返送していただけない不安もある。それならいっそのこと
              持っていっちゃった方が話は早いと。問題は料金だ。当地は東京都大田区だから
              持って行くたって、限られている? 一応のメドは日帰り可能地域、それより
              遠くなれば泊まらなくてはならないから、宿泊費用もかかってしまう。まだ
              アイデア段階だから詳しいことは決まっていないけど、運転時間×1000円に
              高速料金(高速使わなければタダ)であれば妥当な金額じゃないっすかね。
              お持ちしてご使用の機器に繋いで試聴、その間の数時間私はどっかで待機する
              みたいな感じでもいいし、一緒に聴いてもいい。

               ざっくりこんな感じなんだけどさ。どうなんだろうね。アタイとしちゃ
              興味があるアンプの試聴としてはこれ以上の方法はないと考えているんだ。
              もちろん、当地地下での試聴もできますけどね。現在当地のアンプは、ヤマハ
              B-2改(出力トランジスタがMOS-FETに変更)、エレキットTU-870改(超三結
              に改造)、通称樽アンプ改。これに近々ヤマハA-2000、CA-2000もお迎え
              できる予定だ。いずれ準備が整ったら、お知らせすることにしたい、今日は
              ここまで。

              ファンにとっては朗報だと思うんだけど・・・・・・・な、店主でした。
               

              我輩もカエルである

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                 いまから遡ること24年、アインシュタイン・ロマンなる番組がNHKで放映された。
                感銘を受けたのは第4回 時空・悪魔の方程式。狂言回しにカエルが登場、悪魔との
                丁々発止のやり取りで宇宙の特異点を炙りだそうという趣向は極めて斬新、興味を
                そそられ、刺激に満ち満ちていたものだった。宇宙の特異点とは、宇宙の始まりの
                瞬間のこと。これが誰にもワカラナイ奇妙なもので、難解きわまりのない内容だから
                観ているアタイも、時に頭を抱え時に爆笑しつつ、とにかく観続けたと思って
                くんねえ。

                 で、カエル。なぜカエルなんだ? その理由は、最後に明かされる。つまりはさ、
                カエルは動いているものしか認識できないってことらしく、動かないものはまったく
                ワカラずに立ち往生ってこと。宇宙の特異点を理解しようとしたって、あらゆる
                物理法則が成り立たない奇妙な世界(だから特異点って呼ぶんだろう)だから、
                人間が考えたってわかるわきゃない、考えてもしかたない、と皮肉たっぷりでさ。
                カエルと人間、この両者が共通してるってことでの配役となったんだろう。これに
                唸ったアタイ、なるほどにゃ〜、自分にわからないものをわかろうとあれこれ
                試したり悩んだりし続けたことは多々あった。しかし、それらにも認識出来るコト
                出来ないコトの限界はあったわけで、限界を超えた事柄事象はわからないことは
                自明の理。そんな当たり前のことがわかったんだわさ。

                 で、認識の壁が立ちはだかった最大がオーディオでね、それをなんとかすべく
                ガンバッテみたと思ってちょ。

                 まず、そのためには棚を作り替えなくちゃならない。

                 すべての配線を外し、機器を移動して

                 上段の棚を外し、板をカットしてサイズ変更

                 そうして出来上がったのがコレ。ほとんど変わってないじゃん? まっま、
                そう言わんでくんしゃいな。この大仕事でなにが変わったかというと・・・

                 上下二段に並んだ4台のアンプが、

                 このちんこいセレクターなる機器で瞬時に切り替えられるようになったんだ。

                 上段の右は、FOSTEX AP-05なるデジタルアンプでAmazonで5050円、その
                右がエレキット TU-870 発売価格は2万円ほど、これをmazdaluce3000氏が
                改造したものでたしか5万円ほどで入手した。
                 下段の右は、同じくmazdaluce3000氏のオリジナルアンプで18万円ほどで
                入手、その右の黒いのがヤマハ B-2でこれも氏の改造が施されていて25万円。
                金額の違いは出力の違いでもある。上記アンプはそれぞれ5W、1.8W、15W、
                250W。小さな出力で聴くにはスピーカーの音圧レベルが高くてはならず、
                ならばとJBL D-123をセット、万全とは言えぬまでもベストな選択自画自賛。

                 問題は、この4台のアンプの音がどの程度違うのかということだった。最大
                5千円vs25万円、その差50倍の音はいかなるものか? それぞれ別々に聴いたこと
                あるけど瞬時に切り替えてということではない。そして音源。今まではCDのみ
                だが、永く眠っていたレコードが復活したから、これで私が出来うる音源は
                すべて整ったというわけだ。さあて・・・・・・・・・・。

                 まずはCD、いくら切り替えても4台のアンプの違いがわからない!
                予想してたけど、こんなもんだと思ってはいたけど・・・・・・・やはり、そうか。
                ああ、アタイが大枚払って手に入れた名器が5千円のデジタルアンプと大して
                違わないんて。なんてこったい。判定基準は私の耳だからな、私の耳(脳もある)
                の限界を超えた微妙な差を聴き分けることはできない。あぁ無情。思った通り
                我輩はカエルだったのかよ。

                 気を取り直してレコードに針を落とす。や、やゃ、音の違いがわかる! 明らかだ。
                といっても50倍の違い?といわれても困る。50倍の違いはないときたもんだ。
                HONDA FITが200万として50倍なら一億円だ。一億の車て〜となにがある? 
                と思ってネットで調べたらマクラーレン P-1めっけ。でもな、走ったり運んだり
                な基本性能が違うわけでなし、速度と希少価値ぐらいしかの違いでしかない。ま、
                それはなんでも同じようなことで、アンプにしてもご同慶の至りということで。
                AP-5とB-2の違いは確かなものと認識出来る。ちょっとホッとした。TU-870は元々
                音質が違うから違いは明白だ。18万と25万、トランジスタと真空管の違いは?
                違うようでもあるし違わないようでもある。困ったのう。なんと言うたらええのか
                違いはあるけど微妙だ。

                 違いが判別できなくても、自分もカエルの一員だということはわかった。
                50倍の価格差がこの程度のものであることは体感出来た。これはデカイことですよ、
                マジで。あれこれ悩む必要がなくなったもんね。あとは、これらのアンプでより良く
                聴くための微調整をしてゆけばいいということで、安心して愉しめるってもんだ。
                そして、こんな色とりどりなアンプを並べる試聴室こそが私にふさわしいと改めて
                思っているので候。

                牛歩の歩みでも頂上は近い?・・・・・・・・・・・・な、店主でした。
                 

                隠れキリシタンならぬ

                0
                   その昔、オーディオは若者に限らず多くのファンが存在した。およそ40年ほども
                  前のことだ。というのも、当時、東京デザイナー学院に専任教師として勤務していた
                  私の同僚4人もあれがイイだのコレはどうだのと雑誌を見たり中古を買ったりしては
                  話し合ったりしていたからね。時は過ぎ、気が付けば周囲にオーディオを語り合える
                  人はすっかり姿を消し、往時の雰囲気はいまいずこ。かくいう私だって、子育てや
                  教育費に予算はとられ、オーディオは忘却の彼方、昔入手したアンプで細々と聴く
                  時間が長く続いた。その後、子供は自立し、ふと思い立ってオークションでチェック、
                  懐かしい機器が勢揃いを横目で見ながら恐々一台入手。こんな方々は少なくないん
                  じゃないだろか。なんだか隠れキリシタンならぬ、隠れオーディオファンみたいだ。
                  別に隠れているわけじゃないけど、そう見える、そう思えてならないってことでね。

                   そんなオーディオ機器、設計された当時はこれほど長く使われることなんか予想
                  していなかっただろうし、オークションで取り引きされることなんか想像することも
                  出来なかったに相違ない。機械であるからには、経年変化は当然だし、設計当時の
                  音がちゃんと出ているのかどうかはなはだ怪しいと言わざるを得ない。かといって
                  新品となると相変わらずの高値で私だって手も足も出せない。となればどうしたって
                  オークションに頼らざるを得ないってのが多くの方々が抱えている現実なのでは
                  ないかしら。

                   そこで問題なのは、古いアンプが正しく作動しているかどうかってことだ。
                  すでに多くのメーカーでは修理を受け付けておらず、ならばネットで調べるか
                  ショップに持ち込むかのいずれかになる。私もまったく同じ状況で、良い音で
                  音楽を楽しみたいけど電気や配線や部品のことなんかさっぱりわからないし、誰を
                  頼りにしていいか?だから、やむなくそのまま聴くしかないわけだった。さらに
                  困ったことに、アンプは多少の問題があっても音は出るってこと。さらに出荷
                  された当時の音であるかどうかなんてことは素人のアタイなんか到底ムリ。

                   こんな私の状況が特殊なものなのか一般的なものなのかわからないが、当ブログ
                  の検索キーワードにオーディオ関連が少なくないことからみて当たらずも遠からず、
                  現状のオーディオにいささかならず問題をお持ちの方がおられることの証左だろう。
                  1月は、mazdaluce3000で11件、ヤマハCA-2000で10件。2月は、mazdaluce
                  3000で8件、ヤマハCA-2000で16件、C-2で1件の訪問者があった。CA-2000は
                  ベストセラーアンプだったから集中しているのは頷ける。

                   一方のmazdaluce3000。オーディオに興味がない方には知るも知らぬも関係ナス、
                  どーでもエエって存在だろうけど、アンプにお困りの方であればネットであれこれ
                  探索された方であれば気になる存在でありましょう。以前はレストアしたアンプを
                  オークションにも出品していましたっけ。Yahoo! Japanからmazdaluce3000を
                  検索し、mazdaluce3000 - ヤフオク!で過去の評価を見る事ができる
                  。ぬわんと
                  悪い評価がゼロ。私なんかこれだけで信頼しちゃうけど。氏の代理店を任じてるから
                  「これも宣伝だろう?」とお考えの向きがおられるのも否定はしない。

                   そのmazdaluce3000のお客様がわざわざ北海道から当店にお出向きいただいた。
                  氏のアンプのファンでもあるS藤さんだ。せっかく東京まで来るんなら、氏の工房
                  まで行ってみませんか? と聞いたら是非とも、と。まずは、当店の地下で一服、
                  その足で車で高速飛ばして一時間。氏(師)はにこやかにお出迎え、「村越さんの
                  オーディオには劣る、ご感想をお聞かせ願いたい」などと宣う。こんな言葉を
                  鵜呑みにするウブなアタイではない。早速、S藤さんと試聴。いや〜ぶったまげた。
                  イイなんてレベルではない。凄いんだ、これが。まったくもって驚天動地。聴いた
                  ことない未曾有の音場世界。誉め過ぎか? 誉め過ぎじゃない! 確信を持って
                  言える、私が経験した音をはるかに凌駕してるんだ。S藤さんもお口アングリ、
                  言葉を発する事も出来ない。って、これは言い過ぎだけど。

                   氏の仕事ぶりは、氏の装置を聴けばわかる。でも、遠くて聴きにゆくことが
                  できない、はたまたこの文章だけじゃ信頼できない、さらに、相談したいけれど、
                  信頼度や予算のことやなんやかやが足かせになって二の足を踏んでいる方々に
                  氏の仕事ぶりの一端をご紹介しようと、以前のレストアでのやりとりを記事に
                  して差し上げようと思い立ったワケでありんす。相変わらず長き文章で失礼、
                  当店を通じてのアンプ・レストアの詳細は次回、乞うご期待。

                  mazdaluce3000健在なり!・・・・・・・・・・・な、店主でした。

                   

                  旨味な醍醐味

                  0
                     オーディオアンプレストア師・mazdaluce3000氏の代理店を宣言してから幾年月。
                    まだ、それほど経ってない? まぁまぁ、そういわずに聞き流してくんなまし。一件の
                    問い合わせがあり、レストア依頼を経て、現在レストアの真っただ中。クリスマス頃
                    にはお客様の手元に届くことになってるんだ。

                     依頼されたアンプはヤマハB-1。発熱膨大重量級高額で名を馳せる稀代のアンプだ。
                    依頼が成立するまでに幾度となくメールが交わされ、中継基地である当地は転送に
                    勤しむ。でね、この中継業務に携わる中でアンプについてのさまざまな情報が開示
                    されアタイはそれを享受することになったワケ。思わぬ余禄というか、旨味というか、
                    醍醐味と言うか、みるみるアンプの知識が蓄積されることに。う〜む、そういうことか、
                    と改めて面白さを味わうこととなった。

                     師の頭の中には今までのノウハウがぎっちりと詰まってる。口に出来ない秘匿情報も
                    たんまりある。なぜトランジスタが壊れるのか、といったいたって基本的な知識に始まり、
                    依頼者の改造希望が理に叶わず、その理由についてもこと細かに説明がなされている。
                    すでにオーディオアンプについての専門書の類いはめっきり少なくなり、知識を
                    得ようにも手立てがない。いつのまにかそんな時代になってしもうた。素人同然の
                    アタイにももっと知りたい欲はあって、それを満たされることの喜びは大きい。あまり
                    公開は出来ないけど、師のメールの一部をご紹介しておこう。
                     

                    1.電解コンデンサについて

                     しかし、オーディオに関して音質ということを考えますと電極箔が低倍率に

                    なるほど音質が向上する、、、、、つまり大きいものほど音質が良くなる可能性が
                    あることなど容量だけでは判断できません。私は巨大なブロックコンデンサを
                    音質の点で苦労して取り付けておりますが、それ以上に私があの世からお迎えに
                    来てもこの電解ブロックコンデンサは生き残るだろうと考えてこの部品を選定して
                    います。


                    2.抵抗について

                     アンプは多くの部品の集合体であり、全ての部品は音質に影響があると考え
                    られ ます。特に真空管アンプなどは部品点数が少ないですから部品が音質に
                    与える影響は大きくなると考えられます。

                     勿論B-1にも部品が音質に影響を与える部分は存在しています。この部分には
                    考慮しなくてはいけません。同時にこの内部の膨大な熱にどう対処していくかを
                    考えないと寿命が短いアンプになってしまいます。

                     B-1はメインアンプとしては考えられないほど部品点数が多いアンプです。

                    そのほとんどは電源回路や保護回路の部品です。したがってこの回路の部品は
                    信頼性や寿命が最も要求されます。この部分は音質にほとんど影響を与えません。
                    重要なのは信頼性やノイズ特性です。精度も重要です。


                    3.トランジスタについて

                     しかし、半導体の不良はV-FETの破壊につながります。私はYAMAHA

                    オリジナル半導体以外の多くのトランジスタの交換をします。このB-1には
                    113個のバイポーラトランジス タが使用されておりますが、私は100個以上の
                    トランジスタを新品に交換します。これが私の作業が高価な理 由です。

                     日本のトランジスタ製造メーカーはオーディオ用のトランジスタの製造を

                    中止し ただけではなく汎用のTO-92タイプの製造を中止しつつあります。

                    最も汎用性があるTOSHIBAは 2SC1815,2SA1015の製造を中止しました。

                    多くのアンプに使用されています。オーディオ用のトランジスタの価格は

                    以前の3倍から5倍程度に値上がりしています。

                     今、多くのトランジスタを交換することは価格だけではなく、将来適正な

                    ものが入手できなくなる可能性があるということで意味があるものです。

                    過去のアンプに使用されている多くのトランジスタは今ある在庫のみでしか
                    入手できません。今から2年後、3年後と価格が大幅に上昇するだけでなく
                    入手が出来なくなることは確実です。


                     差し障りがないだろうと思われる部分だけで申し訳ナス。核心部分は企業秘密
                    だから、ということでご勘弁願い奉り候。

                    さても奥深きレストア世界にお手上げだ・・・・・・・・・・・な、店主でした。

                     

                    麻薬犬か、オレは

                    0
                       mazdaluce3000の代理店を旗揚げし、問い合わせがあり、レストア依頼が決まった。
                      本決まりになるまで十回程度のやり取りがあってね、メールの中継基地みたいな経験を
                      しているうちに当地のオーディオをなんとかしたいとなって、フラフラとオークション
                      を覗いたれば、ベストなスピーカーが出品されててさ。締め切り30分程前にmazdaluce
                      さんに相談、エエ歳こいたふたりのオッサンがパソコン観ながら品定め。ま、これが
                      一番いいんじゃないということになって、落札してしまったのだ。
                       
                       なんてこったい、遠ざかっていたオーディオ熱が再発かい。これじゃまるで麻薬犬
                      みたいじゃんか。取り締まりのために麻薬を嗅がされ、あげくの果てに中毒になって
                      しまう。まったくもってアタイもおんなじ。安寿悲しやほ〜やれほ、かいな。

                       でね、届いたのよ。コレが。梱包を解く手が震える。なんたって天下のJBLだから。
                      思い起こせば14年前! これはコント55号のデビュー文句だった。関係ないけど。
                      アタイの場合は、45年前だ!。高価すぎて手も足も出なくってさ、雑誌で見るだけ、
                      まったくもって仰ぎ見るようなスピーカーだった。それが、今、届いたワケだ。

                       きわめてしっかりした梱包、出品者の仕事ぶりがうかがえる

                       シルバーのセンターキャップがマブシイぞ。中古なれどきわめて美麗、きっと音も
                      イイに違いない。ああ、早く聴きたいなあ。JBL D-123、30㎝口径、周囲のコーン紙
                      で低音、真ん中のシルバーで中音〜高音、という具合になっちょる。低音は想像つく、
                      問題は高い音がどれくらい出るのか?

                       現状のスピーカーはこんな具合。前にある板はベンチの座面、今まさに触れようと
                      せんばかりの直近ぶり。ネットを外せるギリギリの隙き間しかない。スピーカーBOXの
                      下部はなにもない。大きな口だけだ。バックロードスピーカーと称されるコレ、上部の
                      スピーカーから出た音は箱の中でグルグル回り美しい曲面に導かれて出て来るという
                      仕掛け。スピーカーユニットの音は前だけに出るもんじゃない。前後に往復するんだから
                      当然後ろにも出る。それを中を通って前面にという秀逸なアイデア。
                       新旧サイズは同じだけど、旧は低音のみ新は低音から高音までをカバーするんだ。
                      いわゆるフルレンジっていうんだけどさ。

                       で、古いユニットを外して、JBLを取り付けようと思ったら、アレレ、穴が大きい。
                      その差、約1㎝。ムヒ〜、たった1㎝の違いでネジが効かない。穴がデカければ別の板で
                      塞いで、そこにちょっぴり小さな穴をば開けましょう。ってことで、作って当ててみた。

                       右のチンコ板が邪魔してるゥ〜。しかも、ドーナッツ形の板厚がありすぎてネットに
                      触れんばかり。こりゃ、マズイっす。チンコ板を内側から再固定し、ドーナッツ板を薄く
                      せねばならぬ。

                       薄く加工は、こんな感じになる

                       邪魔な周囲を少々カット、ほ〜ら見ろ、出来たやないか。

                       箱にネジで固定するんだけど、隙き間がないようにドッサリボンド+コーキング。
                      これで文句はあるまい。

                       ドーナッツベニヤを12本のネジで固定し、さらに極太のネジ4本でユニットを固定。
                      夢にまで見たJBLが鎮座まします、いや〜いいですなぁ。もう、音が出なくってもイイ。
                      なんてこたぁないけど、マジでそんな気にもなる。はみ出たコーキングは放置プレイ。

                       もうこうなったら昼食抜きだ。一台を取り付けて音出し。鳴るぞ!(当たり前だ)。
                      けっこう高音も出るじゃんか。しばらく聴いて、もう片方を組み上げる。もう気持ちが
                      先走り、手が追いつかない。はやる気持ちを抑えつつ、慎重に。なんたって紙だからさ、
                      ドライバーを落としたら穴が開く。ビスでも落とせない。ほんのちょっした失敗が
                      命取り。そんなコトはじぇったいに嫌だかんね。

                       ようやく無事に組み終わり、慌ててアンプを繋いで音出しさ。
                      で、どうか?って??イイに決まってるじゃあ〜りませんか! いいぞ、コレ。高音用
                      のスピーカーが別に必要ってことだけど、そんなもん要るのか? もう、これで充分
                      なんだけど。高い音も出てるんだ。あれこれCDを聴いてみて、誰かに自慢したい
                      気持ちが溢れ出て止まらない。最適な相手はmazdaluce氏しかおらんだろ。すぐに電話、
                      堂々の自慢話。
                       
                       氏の工房には、これの兄貴分D-130がある。デカイでっせこれは。とてもじゃないけど
                      私の箱には入らない。彼はそれで聴いてるからアタイの喜びも十二分に理解してくれる。
                      しかもですよ、アタイの真空管アンプは彼がD-130のために設計した逸品なんだ。この
                      アンプなら弟分にも合わないわけがない。いま、それで聴いてるの。あぁ、至福の時だぜ、
                      まったく。この箱にこのユニット、そして真空管アンプ、まさに鉄壁の構え。これなら
                      mazdaluce3000の試聴室に恥じる事はないだろう。アンプは他にも2台ある、よそに
                      預けてあるのを集めれば4台になる。これすべてmazdaluce3000の手になるものだ。
                      これらを切り替えて聴けるようにすれば小さいながらもショールームになる。
                       どーです、そこ行くあなた、一度聴いてみちゃ。そして気に入ったら買うてみなはれ。

                      オーディオ変遷のとどめのスピーカーになるや・・・・・・な、店主でした。

                       


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