ひょんなことからシトロエン再生プロジェクトに舵を切ったのが去年の12月18日
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知り合いのツテで辿り着いた工場に曵かれていったのが、同年暮れも押し迫った27日
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今週、再生完了の知らせを受けて、取る物も取り敢えず引き取りに行ったのが昨日の朝
9:00。同行するは所有者だったT野井氏。彼が運転して駐車場になるサンダンスさんのとこ
ろまで行き、昼食のラーメンを食べにいった帰りに私が駅まで運転して。我々は電車で、サ
ンダンスさんたちは車で、それぞれ帰路に着いたわけ。
下車駅を間違えた店主、近隣の駅からトボトボ歩いて・・・迎えるT野井氏。これじゃぁ、
まるで悪さをして立たされている高校生のようでっせ。左が再生を引き受けてくれた名店・
白興自動車。この道路は、学校への行き帰りに必ず通る第二京浜国道。
早速2階の事務所で最終手続き。いつもニコニコ現金払い、残金を払い書類の説明を受け
る私の真っ正面にあるドアには二つの取っ手。説明を聞いていても気になって上の空なんで
す。で、ぜ〜んぶ終わった時に「失礼ですが・・・・・あの取っ手は?」と聞いたわけ。
下の取っ手が元々のもの、上の取っ手は後付け。下の取っ手はすでにガタガタ鍵もかから
ない。完全に壊れているんだ。だけど、それを取っ払っちゃうと大きな穴が開いちゃうから
そのままで。知り合いに上を付けてもらったとのこと。ま、聞けば当たり前の理由なんだけ
ど上の取っ手が微妙な位置にあるから、なんかあるのかな? と店主の妄想はくすぐられ
る。
まずは、前夫の友人が運転しサンダンスさんの工場に向かいます。重ステ、左ハンドル、
マニュアルの三重苦体験をいきなりなんてことは出来やしない。危なすぎまっせ。助手席で
慣れてからの初運転で、少しでもリスクを回避しようってことなんだけど・・・・・・?
これから幾年月付き合うかわからねども、長き眠りから覚めた姫(AXは女性だと私は決め
たんだ。だって私が乗るからね。品下がって申し訳なしだけど、あァ言いたい気持ちを抑え
られない)A子とでも呼ぼうか(少女Aなんて歌もあったけど、このAXはすでに少女ではない
だろう)。エ〜子、英子、映子、瑛子、詠子、栄枯。栄枯は悲しすぎる、瑛子は理知的な感
じだし・・・・・・私の感じでは映子か。シトロエン映子。いいじゃないんすか、これ。フ
ランス帰りの帰国子女。もちろん仏語ペラペラだけど無口だからな。ため息のような吐息の
ようなう、ときには歓喜のうめきのような声しか出さないから・・・・・・・・・・なにを
考えてるのかよくわかんない。
何も言わずにどこにでも付いて来てくれるし、どんなに長いデートだって文句一つ言う訳
じゃない。極めて従順にして、感情をあらわにすることもなく。唯一、心配なのは突発的な
発作。決して若くはないから、持病のひとつやふたつは持っている。持病が発作マグナとし
て噴出されれば、私は立ち往生するだろう。それが、街中ならば救急対応はできるけど、人
里離れた辺鄙の地であるなら打つ手は限られる。そのことだけが、心配なのだ。
もちろん、シトロエン映子は私だけとの逢い引きで充分満足なのだろう。しかし、心の底
ではあなたの友達ならばみんなで一緒のデートでもいいわよ、と思ってるらしい。だから、
私は時には友人を誘うつもりなんだ。けど、みんな忙しそうだからそうそう声を掛けるのが
憚られる。ということで、映子との逢い引き用に新しく同伴を得ねばならない。と、運転す
る前までは考えていたりして。でもいざ運転してみたら、別に同乗者の必要なんかないじゃ
ん。だって、一人で運転していたって充分愉しいんだからさ。
とはいえ、私と映子のデートの道連れ同伴の大筋を書いておきたい。一応、こんなことを
考えたわけってことをね。私は映子との同伴として集まりを「有閑クラブ」と名付けた。最
初は隠密クラブと名付けたんだけど、ちょっと怪しすぎるかと思い。トイレの中でふと思い
付いた有閑クラブ。これも充分怪しいけどさ。でもいいじゃないっすか。このクラブは原則
としてシトロエン-AXが中心にあり、時には洗車したり(まさかね)ワックス掛けしたり(あ
り得んことです)、そしてどこかに行くこと。車検が取れた今、最低2年は楽しめるわけ
だ。残り少ない私の人生にとってこの2年はデカイでっせ。幕が降りればそれっきりの短い
人生なんだから、今を愉しむことに知恵を絞らないとね。イカンでしょ。ということで、こ
のクラブは私と映子の心の中だけにあるもので、格別な呼びかけ運動はしないの。ふとした
機会かなんかで話しが出てさ、それ面白そう!なんて方が出たら・・・・じゃ、どっか行き
ますか? みたいなもんでいいんだから。
無事、駐車場に到着して一息ついている映子。だんだん良く見えて来るのが不思議。
鍵は4個作りました。私、T野井さん、サンダンスさんの3人が自由に運転するためのも
の。もう一個は予備。早速、前夫T野井さんによる女体?操作解説。まず、荷室のドアを開け
るべく・・・・・これが開閉ノブ。奇妙な四角を右に回すと開く。それにしても不思議な◇
だぞなもし。
後部背もたれはこのように外せるようになってる。今の車のように倒しても床面はフラッ
トにならないから、取り外そうという考えなんだ。見えてる背面はプラスチックではなく鉄
です。このことを知ったサンダンスさんは、床面フラット用になにか作りましょうと。多分
余ったベニヤかなにかで床面に敷くモノになるんだろう。映子は私一人のものではない、み
んなの共有だから(猥せつ感ただよう言い方だけど)良いと思うことはどんどんやっていい
んだし。かっちょいいステッカー張ったり、灰皿を付けたり(純正品は小さすぎる)、性能
アップ、ドレスアップは大歓迎な店主なんだ。
前夫T野井氏は当然この車の操作は熟知している、そしてサンダンスさんも以前外車に乗っ
ていたから経験はある、唯一の未経験初体験なのは店主のみ。ということでラーメン食べに
行った帰りに運転したわけですけど。右左が逆転しているから頭は混乱し、操作がぎこちな
くなってしまう。特にウィンカーとワイパーの位置が逆なので曲がるたんびにワイパーが意
味もなく動いてしまう。助手席のT野井氏には、右に寄ってるよ!と注意の言葉が飛ぶんだ。
まるで教習所の教官のようで、恐いことこのうえもない。決して、教官口調ではなく優しく
注意なんだけど、頭グルグルの店主はそれが叱責のように感ぜられるのだ。
家に帰ったらものすごく疲れていてTVを観ながら寝てしまいましたわい。その前のTV撮影
といいこの試運転といい、久しぶりの緊張体験が続いたもんだからフニャフニャな私の頭は
疲労に耐えかねて悲鳴をあげている。運転してこんなに疲れたことはないでっせ。まった
く。これからが思いやられるってもんだけど、私の潜在能力がどんだけのもんだか、が試さ
れる絶好の機会、老人ボケが早いか運転に慣れるのが早いか・・・・・まずは、お試しごろ
うじろってことで、イインデナイカイ。
車は来た。あとは、これをどう楽しむかってこと。そこで、別表のカレンダー。メンバー
は、私にメールで使用申請し、私がカレンダーに記入し、それを確認して使用申請するため
のもの。ですから、メンバー以外の読者にはまったく無用のものでございます。ご理解のほ
どよしなに願い奉る。
ではでは・・・・・・・・・・・・・・・な、店主でした。