ダンゼンめろでぃ派

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     音楽は、メロディとリズムの2つの要素で成り立ってるんじゃないのかな。

    よくわかんないけどさ。そもそも、音楽は一定の時間の中で、音の高低と長さ

    がウマイこと組み合わさって出来上がってるもんだ。でも、それだけじゃなく

    強弱もあるな。フォルテとピアノか。そんじゃ、高低と長さと強弱ってこと

    になるんかいな。よくわかんないけどさ。多分そういうことなんだろ。

     

     太鼓は高低があまりなく、強弱と長さだけだからリズム楽器(ティンパニ

    は高低つけられるけど)、弓を使う弦楽器は強弱つけられるけど太鼓ほど

    リズムを刻むのが得意じゃないからメロディ楽器、アタイは勝手にそう

    思ってるんだ。小6のときに聴いたプラターズはメロディ中心、だからと

    いうワケでもないじゃろが、今もって聴くのはメロディ主体の音楽に

    どうしても傾く。そんなことど〜でもい〜じゃん、って言われるかも

    しれないけどさ、他人はど〜でもい〜ことでもアタイには気になるのよね。

    コレがさ。

     

     リズム派の雄はなんたってジェームズ・ブラウンじゃないか。バックの

    ギターやトランペットもまるで打楽器のような奏法、メロディなんかど〜

    でもエ〜!気分丸出しだもんな。子供んときに観たターザン映画で丸太を

    くり抜いた太鼓(あんなもんホントは使ってなかったと思うけど)を叩いて

    FAXのようなやり取りが昇華してここに在る、みたいな感じ。とはいえ、

    良さは理解出来ることと、CD買って聴こうココロは違うわけでね。つまり、

    イイこたぁわかるけど、いつどこで聴けばマッタク見当つかない有様なの。

     

     一方のメロディ派。そりゃなんたってバロック音楽でしょ。17世紀を

    中心にして150年ほど続いたバロック音楽、アタイの耳にふれたのは20才

    くらいのころ。服部幸三さんの司会、FM放送で聴き続けていたのが端緒。

    弦楽器を中心にした小編成演奏、打楽器はなく(多分だけど)、いと優美

    で美しいメロディが淡々と奏でられるのみ、初対面のときから大好きに

    なってしまった。CDもなくLPのみの時代、オープンテープでひたすら

    FM録音し、けっこうな量を眺めて悦に入っていたアタイ。当時、バロック

    音楽を聴く友人なんかいないから、話し相手は皆無、でもそんなことは

    ほとんど気にならない、で今に至る。雀百まで踊り忘れずだ。

     

     そんなことに思い至ったのは、ニルソンの名盤に衝突したのがキッカケ。

    彼の数枚のCDを取っ替え引っ替え聴いてるけど、なにがいいんだろと自分

    でも不思議でね。声が好みだということもあるけど、メロディがいいんだ、

    どうもそういうことらしい。そのことに思い当たったってワケ。ど〜りで、

    ロックも聴くけど、なんたってクィーンだしな、そういうことだったのかい。

    で、しばらく前にこれを発見!

     「バロック音楽の快楽」全5枚。レコードCDともにバロック音楽は、

    そこそこ持ってる。持ってるといっても網羅してるわけじゃないし、系統

    立ててるわけでもない、有名どころから聴き始め、友人の友人といった

    具合に次々とバトンタッチされて、むやみやたらに安物買いの結果でね。

    中味はバラバラなのさ。

     

     でも不思議なことに手当たり次第に聴きまくっても、演奏の善し悪しが

    だんだんわかってきてね、ローマ合奏団とかイタリア合奏団がいい感じとか、

    アカデミー室内管弦楽団とかネビル・マリナーがお好みになり、行き着く

    果てに、クリストファー・ホグウッド指揮のエンシェント室内管弦楽団に

    至ったんですわ。引き締まった演奏と音色が素晴らしいとビビビッとココロ

    に響いたんだわさ。で、この5枚組み。演奏はほとんどホグウッド&

    エンシェントだし、これまた大好きなエマ・カークビーが唄ってるじゃぁ

    あ〜りませんか。

     

     エマ・カークビーご存知ない? アタイと彼女の出会いは、モーツァルト

    Exsultate Jubilate。清冽っていうのはこういうことだろと出会った

    時からまったくもっての一目惚れでね。彼女を付け回して行くうちに、件の

    ホグウッドとたびたび共演してることを知り、やっぱりね、類は友を呼ぶ

    ちゅうか、叩けよされば扉は開かれんというか、やっと出会えた夢の君と

    アタイは一人自分勝手に思っちょるんだわさ。まさに彼女の声は、バロック

    音楽にふさわしい、天使の声とはこのことだ。妙な色気無用、ただひたすら

    に抑揚と高低を静々粛々と歌い上げることが、メロディ好きのアタイを夢の

    世界に誘う・・・・・・・。ナンチテ。

     

     この5枚組み、いろんな作曲家の曲が少しずつ演奏されてる。知らない

    曲も多くてさ、そこから枝葉を伸ばせば知らない名曲と出会える可能性は

    高いと思うのよ。この年になっても名曲と知り合える歓びなんてものは

    若者にはわからんだろうな。すでに、残された時間の短さを知ったアタイ、

    音楽に限らず新しい体験がことのほか貴重でね。たとえそれが世間一般じゃ

    当たり前でささやかなことだとしても、アタイが実感するということの

    一点において非常重大事なんだと言いたい。

     

    あな恐ろしや、バロック音楽の魅力の虜・・・・・・な、店主でした。

     


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