あなたなら、ど〜する?

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     そんな歌があったな、たしか石田あゆみだったな。ドイツはウルム市から

    やってきた友達の友達、帰国が迫ってきた一昨日、泊めてくれんかとメール。

    最後の夜は一緒に夕食をとりたいと、歓談のひととき。つたない英語ででも

    下手な鉄砲数打ちゃあたる、通じてるらしいな、相手の表情で察するしか

    ないときたもんだ。

     

     料理は食べ尽くし、ビールだけ追加しつつ、明日の出発までの予定を提案。

    目黒雅叙園で開催されている生け花展はどう? と。片方のBirgit嬢、生業は

    花屋、それならとね。OKってことになり、その後青山のイッセイ・ミヤケを

    再訪したいんだけど、とおずおずと切り出すBirgit嬢、遠慮なココロ丸出し、

    むろんこちとら毎日が日曜日だから、なんの問題もござんせんと相成る。

     来日した翌日、行ったんだイッセイ・ミヤケにね。何着か試着して、とても

    似合ってたし、でも買わなかったのよ。お金の使い方は質素だから、気に

    入ったものの二の足を踏んだってことだろ、とアタイは推察してたんだ。

    でも、も一回行きたいの言葉を聞いて、そうこなくっちゃいけませんぜ

    お嬢さん、内心大きく頷くアタイだったんだわさ。

     

     で、パンツをお買い上げ、他の店でシャツをと行ってはみたものの色が

    気に入らず即断念。パンツとシャツの色が合わないのが断念理由だけどさ、

    決断の早いこと、ものの数秒だもんね。己を知ってる人の決断は早いのよ、

    ヨウわかっていらっしゃるな〜と再確認した後、最後に珈琲でもとなり

    最寄りの喫茶店で一服。あれやこれやくだらないおしゃべり、さて帰るか、

    になってAndreas君がところで君の店にあったテントの骨組みどうするの?

    話を振ってきたの。ま、こういうことはよくあること、最後の最後に話が

    出ることよくあるもんね。氏はそのことについて話したかったんだけど、

    アタイの仕事だしってことで遠慮してたに違いない。

     これなんだけどね、テントっちゅうのは。前にも書いたけどさ、棒の製作

    に目処はついたものの上部赤紐でくくってるとこをどうしようって話なの。

    中段を紐で縛っておおよそのサイズは確定した。ちゃんと中心が真ん中に

    来てるかどうか、

     上からなんちゃって下げ振り、2〜3センチずれてるけど、これは想定内。

    棒すべてがゆるゆるだから、この程度の狂いは当たり前。

     棒が集まっている上部中央を見上げてパチリ

     上から見下げてパチリ

     唯一最大の問題はこの紐部。とりあえずの応急縛りだけど、紐は水平には

    ならないし、紐が落ちないようにのネジは単に紐が落ちないようにするだけ、

    紐は上にも下にもズルズルと動く、っていうか棒がスルリと下に抜けて、

    床に描かれるはずの正六角形が歪むのよ。はて、これをなんとかせねば。

    すべての棒は斜めってる。下にゆくほど広がってる円錐形、図面を描く事

    なんかできっこない。きっちり固定はムリ、ゆるく固定して上にも下にも

    ずれないで、しかも交差している中心が末端の脚のほぼ中心に来る、方法や

    如何に? あなたなら、ど〜する??

     Andreas君のアイデアはこうだ。リング状のなにかを上下の出っ張りで

    動かないようにするのはどうだろか? やっぱね、アタイも同意見。なにか

    突起をつけて、リング状のなにかを宙づりにするしかないかと思ってたのよ。

    問題はリング状のなにか、だ。彼は金属がどうだんべ? 竹は? と意見を

    出してくれるけど、アタイが加工出来ない材料はとてもむずかしい、意見を

    受け入れるココロはあるけど、試作を繰り返す予感満載のこの部分、誰か

    に作ってもらうことはきわめて困難極まりないんだわさ。

     

     あなたならど〜する? まずはAndreas君のアイデアは承った。上下に

    突起をつける案で意見の一致をみた。問題解決の際、異なる二人の意見が

    同じ場合、そのアイデアは悪くないと考えて差し支えない。でもね、

    ひょっとしてもっといいアイデアがあるかもしれないでしょ。とはいっても

    誰にでも相談できることじゃない。友人のT野井さんが真っ先に思い浮かぶ、

    ネジの永井さんも候補だけどネジにほとんど関係しないから営業中に聞くのは

    憚られる。ってことでT野井さん、もし読んでなにかひらめいたらおせ〜て

    欲しいんだ、お礼はなんにせよう、居酒屋で一杯でどうかしら?

     

    まるで知恵の輪だな、これは・・・・・・・・・・な、店主でした。

     


    コメント
    上にでんなあ、六角形の缶の蓋みたいなのを被せるように嵌め、角に6本の棒の先が上手くあたれば、反対の端(脚先)も落ち着くんではなからふか…。
    • T野井
    • 2017/10/07 3:09 PM
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