天皇に学ぶ日々

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     雑誌「噂の真相」で天皇についてのいくつかの疑問を持ち続けていた。

    昨年末に近所の神社の宮司さんが大喪の礼でTV出演したことを教えられて、

    すぐ直行し、著書を買い求め、後日教えを乞うことを快諾していただいての

    コロナウィルス騒ぎ。時期を失いつつも天皇について長部日出雄氏の著作で

    勉強中のワタシだ。

     

     貪るように読み続け、記紀とくに古事記がそもそもの大元なりと理解して

    天武天皇やら稗田阿礼やら教科書でうろ覚えの人名が次々と出てきて

    ナルホドね。そういうことやったんかいが次々で、そうなると噂の真相の

    疑問なんかそっちのけの歴史探訪に舵を切ることになった。

     

     これまで興の赴くままに全方位外交のワタシ。映画は日々遠くになりけり、

    先日なんか憧れのジュディ・ガーランドの伝記映画を見にゆき途中で退出

    するという怪挙に出てしまった。なんだ単に筋書きを追ってるだけじゃ

    んか、印象に残るシーンもなく、ジュディの狂気性も微塵も感じられない

    ことの故。藤沢周平も数度全集を読んじゃったし、音楽も左耳難聴になり

    音楽そのものやオーディオにも一時の熱は消え失せつつある。

     

     そんな手持ち無沙汰の日々に飛んで火にいる天皇だ。掘れば尽きない

    知識や故事のあれこれがたんまりあるに違いない。神話に隠された歴史的

    事実を解き明かす喜びは当分続くだろう。いや嬉しいこってす。でね、

    長部氏の著作の中で鹿児島の上野原遺跡を知ったワケ。遅いけどさ。

    いよいよ縄文かいってことだ。縄文は北から南に移動したなんて通説なんか

    知ったこっちゃないこちとら、桜島近くの丘から掘り出された上野原遺跡

    で生活していた縄文人が神と崇めた桜島、度重なる噴火にもめげず生き

    延びて北に向かった説に感動したわけよ。

     

     天孫降臨の高天原が高千穂峯、むろん高千穂峡もそこにあると聞けば

    行ってみにゃなるまいて。と、早速旅程を組み始める。まず、鹿児島に

    飛んでレンタカーで宮崎から最後は熊本から羽田のルートが良さげと

    一人パソコンで悦に入る。まったくもって大名旅行だな、これは。残り

    少なくなった人生、今興味のあることに湯水のごとく金を使うことを

    堪能しようではないか、のココロなのだ。

     

     さっき筒井康隆氏のブログを読んだの。氏の息子さんが亡くなり

    大阪へ寺参りの折、ホテルのスィートルーム、美味しい料理に舌鼓、

    もう歳だ、お金は冥土に持ってけない、だから目一杯使い切ってやる、

    なことが書いてあったけど、まさに我が意を得たりと膝を打つ、金額

    に多寡はあれども、だ。

     

     それはそれとしてわからないのは、出雲大社の存在だ。伊勢神宮と

    どっちが古いのかね。伊勢神宮は倉を模したもんだから米の存在は

    明らかだ。つまり弥生時代ってことなんだろ。それにしても伊勢神宮の

    洗練された建物群はどうだ? 一体誰が考えものなんだろう。比べて

    出雲大社はまるっきり違う。米倉なんかじゃない。雄大にして素朴、

    洗練とは程遠い。古代は今の三倍程度の高さなんだから櫓みたいな

    もんで遠くから見えることを目的としてるに違いない。海人族が建てた

    もんだろうと書かれているけど、どう考えてもその通りとしか思えない。

     

     稲作の弥生人とそれ以前の漁撈の海人族との対立が古事記の神話の

    下敷きになっているとある。ワタシの理解だけどさ。弥生に追われた

    縄文の行き着く先が諏訪地方だという説もあるしな。だったら諏訪にも

    行ってみなくちゃならない。青森も三内丸山遺跡もある。

     

     今だけかもしれないし、これが最後かもしれない私の興味の終着点

    は天皇に端を発した縄文弥生の歴史だったことに感慨にふけったり

    たりして。まさに汲めども尽きぬ世界の扉が開けたことは、幸いなる

    かなサモンなのだ。

     

    気は狂っちゃいませんぜ・・・・・・・・な、店主でした。

     


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