さてもウェグナーだ

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     考えてみればこれといって出掛けるアテもないから、昨今の出歩き禁止も

    さしたる影響はない。一日中地下に籠っていてもストレスはほとんどない。

    工房で何かしら作り、Amazonプライムで映画を観て、Amazon musicで

    音楽を聴いての繰り返し、今のところ飽きる気配はなく上機嫌なんだ。

     

     作り仕事中、ふと思いついた音楽名、即Amazon musicで聴けることの

    幸せにかなり感動してしまう。膨大なソフトも利用する側の知識があって

    こそ真価を発揮するってもんだろう。こう言うと偉そうに聞こえるのは

    百も承知だけど、昨日今日の駆け出し音楽ファンにとっちゃあ宝の持ち腐れ、

    猫に小判馬に上トロ野鳥に天丼釈迦に説法萎えチンに女体だろう。

     

     きのうもベルト・ケムフェルト楽団、ビリー・バタフィールドを思い出し、

    すぐ聴けてしばし浸ってしまった。過去に聴いた音楽を楽しめる喜びも

    さることながら、さらに奥の細道を分け入って新しい発見を発掘するのも

    いとをかし、でね。聴き慣れたNelson Riddle楽団の当時の活躍を確認

    できることの一例をとっても私にとっては大いなる発見なんだわさ。

     

     で、ウェグナーだ。大陸移動説でも同じような名前があったな。

     調べたらあっちはウェゲナー、失礼しました。こっちのウェグナーは

    ハンス、有名な家具職人だ。家具を志す者、知らないことは許されない。

    それは茶の湯の千利休みたいなもんだ。

     若い時に見たのがコレでね、忘れようにも思い出せない逸品。

     なんて見事なんだ! の思いは今も変わらない。通称ソーイング・

    テーブルというらしい。編み物縫い物用のテーブル。吊り下がっている

    籠がなんといっても素晴らしい。こういうの作って見たいと思って

    幾星霜。その願いが叶いつつある。

     両側に畳まれている脇天板を上げるとこの通り。ちょっとした軽食も

    できる。

     引き出しには、裁縫の小間物が入るようになってる。手前の棒、

    ミシン糸を収納するのかな? それとも?? ミシン糸ならミシンを

    使うということでしょうか? しかし当時のミシンは足踏み式が主流

    だったから、ミシンの脇に置いてあったのでしょうか。ならば脚に

    キャスターが欲しいところじゃないか。そういえばキャスター付きのを

    見た気があるような・・・・・・

     引き出しの下には板に落とし込まれた籠がある。これが絶大な魅力の

    源であると思うのは私だけじゃないだろ。改めてよく見れば板ではなく

    額縁様の枠だったんだ。取っ手とおぼしき切り欠きのかたちが凄いな。

    こういうところにセンスが伺える。私には無理だけど、当たり前か。

    写真で見る限り2僂砲睨たない薄板を4箇所で固定するだけの構造で

    よくもまぁ反ったりしないもんだと感心する。接合部には念入りな加工

    が施されているんだろう。

     

     このソーイングテーブルのようなものを作っているんだわさ。

     といっても初めにソーイングテーブルありきってことではなくてね。

    初めにあったのは、

     この籠。結婚する前だからざっと40年以上前、東北に自転車旅行に

    行った時に買ったもの。籠は他にも買ったけど、唯一残っているのが

    これでね。大きすぎてどうにも持て余していたのよ。長いこと店の天井

    にぶら下がっていたけど、重苦しくて地下に移したけど、場所塞ぎで

    困るのことよ。

     だったらいっそのことテーブルに仕込んじゃえ。大きすぎるテーブル

    になるけど地下で使えないこともない。もちろん欲しい人がいたら売る

    けどね。ってことでソーイングテーブルもどきに至った次第。

     

     丸い籠だからテーブルも円形になる。その脚は丸く削る、ということで

     旋盤機械の継ぎ足し部品(右側)を購入。いずれの時には買おうと

    思っていたから。これでテーブルの脚を作るのは充分だ。

     ついでに、

     これも使っちゃえ。

     昔々のその昔、新橋のタカトク金物で懇願入手したキャスターだ。

    何回か訪れた際にカウンター前の小棚に置かれていたもん。ある時

    見当たらなくて、聞いたら、それは売ってはいないとつれない返事。

    メーカーに直接依頼されて作ったもので店頭販売はしていない、それが

    なぜか紛れ込んで陳列されていたらしい。以前から欲しくて目をつけて

    いたのに、いかにも残念と言ったら、ならば特別ですよと言って

    奥から4個だけ売ってくれたんだ。

     

     誰でも目にしたことのある真鍮キャスターだけど、欲しいとなると

    入手は極めて難しい。当時でもそうだから今じゃもっとだ。丹念に

    オークションで探すしかないだろう。でもなぁ、家具に付いてるのなら

    ともかく、単品ではそうそう出ないんじゃないかしら。

     

     ってな経緯があって、テーブル作りとなったワケ。

     籠とキャスターの幸せな結婚はなるのだろうか?

     

    長々失礼、次回に続く・・・・・・・・な、店主でした。

     

     


    コメント
    キョーミある〜♪
    • サノ
    • 2020/05/14 3:32 PM
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