理想的な店

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     開店のご挨拶代わりのテーブル展、日がな一日誰を待つともなく雑事

    をこなす。自転車で通りがかった男性、チョイ車を押しつつの90代の

    女性が来訪の意を示される中、ご近所の I嬢が来店取り留めのない会話

    に舌鼓を打つ。

     

     喫茶店なんてものはわざわざ訪れるモンじゃない、フラリと行ける

    のがよろしい。先日、メガネを買い換えるために自由が丘に行って、

    ちょっと一服したいなと思えどもことごとく喫煙相成ぬのお達しが

    行き届き、足早に戻り我が店で紫煙を燻らしたのであった。

     さらにどの店も一人で訪れるのはいささか居心地がイマイチで、

    雑誌もないからコーヒー飲んで脚を休めるだけ、これじゃまるで

    ソープランドだ。触り触られ射精して終わり(行ったことないけど)

    とても事務的というか、いかになんでも味気ないんじゃないかね。

     

     他国を羨む気はないけど、ゆったりした椅子ちょっとした読み物

    いつまでも居てイイでっせという雰囲気が溢れてる店は私の身近には

    まったくない。まぁ、そんな気もあって喫茶店始めたんだけどね。

    だからご近所のI嬢とのアレコレな話は「これが私の夢見たひととき」

    だと喜んでいるワケだ。

     

     で、本題の理想的な店。SMOKEという映画の舞台になった

    タバコ屋は理想店の一つだったが、The Marvelous Mrs. Maisel

    に登場したレコード店が目下の理想店「MUSIC IN」

     左がタバコ屋、ロケーションは抜群だ。

     椅子に一人、蹲って一人の客がいる。右床に置かれている引出し

    箪笥もよろしい

     こっちの店内はあっちに比べれば乱雑ぶりで負けとる。整理され

    すぎだ。う〜む

     アッチの壁面。天井は楽器で埋め尽くされている。コッチも

    なんとかせねば。

     コッチの壁面。こうして比べてみるといかになんでも寂しいな

    侘しいな。もっと重層的に飾らなくてはならん。やっぱLPの登場を

    願わなければならないだろう。

     猫かぁ・・・・・・・欲しいけどなァ

     アッチの地下、今まさに降りようとするシーン

     コッチにも地下はある。けど、所狭し感はない。あ〜ぁ・・・・

     ゾクゾクするような魅力溢れる地下だ。あらゆる音源に対応する

    ためにオープンテープデッキ、レコードプレーヤー、きっとカセット

    デッキもあるに違いない。

     さらに奥、小部屋がある。秘蔵盤やら楽器の無造作ぶりが

    素晴らしい。コッチにも奥の小部屋はあるけど、工房だから

    どうせようもない。

     

     アッチはNYだ。プラハの古道具屋にはもっと凄い店もあった。

    年季の違いを思い知らされる。興味の広がりや知識でそこそこ会話

    は成り立つような気がするけど、ブツとなると足元にも及ばない。

    なんたってタマがないから乱雑や無造作なんて雰囲気を出しようも

    ないのだ。

     

    でも夢に向かう喜びがあるナンチテ・・・・・な、店主でした。

     


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