0泊3日・・・・・・・・?

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      仕事(珍しく)で京都まで行ってきました。往復深夜バスの強行軍で、今は時差ボケ真っ
    ただ中。なんたって予算がないから、の深夜バス。新幹線の半額以下には勝てません。出発
    は品川23:45帰着は翌々日の横浜5:30。思ったよりは大変じゃなかったけど、全然平気とい
    うにはほど遠く。

     京都では、朝7:30から23:00までの滞在。京都タワー地下の温泉で一汗流して、という目
    論見は「改装工事」であえなく×。とにかくタバコを吸わにゃなりません。駅から直近の
    MIWAKUに直行。
     早朝からやってて喫煙可、駅から近いとなるとかなり絞られます。行ってみたら前も来た
    店で。な〜んだ。用意した本を読みながらのモーニング。

    お昼まで時間をつぶさなくてはならないけど、この店で3時間は無理でしょ。ってことで
    バスで府立図書館に向かったんだけど、早く着きすぎてしまって。すぐそばにある平安神宮
    までお散歩。
     昔は建物なんかを見たり写真に撮ったりしたけど、今じゃな〜んの興味もありません。あ
    んだけ撮った写真も見直すこともなくファイルに閉じ込められて棚の上に。ってことは、
    興味がないってことの証左であって。古い建物だって作られた時は最新だったり理由があっ
    たりしたんだろうけど、今の私にはさっぱり良さがわからず。なさけないけど、しかたあり
    ませんもん。

     広大な前庭ですから、とてもじゃないけど拝殿?まで近づけません。近くにあったコレ
    をパチリ。右近の橘左近の桜で有名だけど、これも桜のようで美しい。さすが千年の歴史、
    こんなちょっとしたとこににじみ出ますなァ。適当な枝を用意して地面に穴を掘り、差し込
    んで、枠を作っただけの簡単なもんだけど。歴史や文化がないとこういうアイデアはなかな
    か出ないもんでっせ。

     時間も迫り、元の道をたどって図書館へ。途中でおみやげの小石を拾い・・・・・・。
     なんで図書館なのか? そこには映画があるから。なんてね。日本映画の旧作はなかなか
    見れません。ビデオでしかないしもちろんDVDになっているのはごく一部。最近はBSでも
    やってるけどサイズを変えてあるのでバランスがおかしくって見ていられません。ネットで
    調べたらこの図書館のライブラリーは素晴らしく、特に邦画のラインナップは驚きです。
    邦画旧作を見に行くためにだけのために京都に行ってもいい、と思ったわけですよ。

    2階でリストブックをチェック。思った以上に凄いリスト。時間があったらもっと見ていた
    いけど、時間がないのでね。申し込んだらすぐに見れます。

     私が選んだのは「偽りの盛装」。吉村公三郎監督、京マチ子主演。いや〜エガった。京都
    が舞台、男を渡り歩く女と家族とみたいな筋だけど。浴衣姿の京マチ子がしどけなく横にな
    って男を誘う俯瞰ショット。これがいい。いや、これだけじゃないけどね。肉感的な女体の
    魅力が画面に充満してるなんてそうそう映像化できるもんじゃない。そう思う店主ですか
    ら。

     知人の微笑みのデザイナーと昼食。すでに時間はとうに過ぎていて大遅刻なのでありま
    す。平蜘蛛のように平身低頭で、植物園脇の2階にあるバーバチカさんへ。ロシア料理で店
    内もよかったですわ。

     今回の仕事は、縁のある会社の専務さんがカナダで展示会を行うための展示方法について
    の打ち合わせ。私も多少関わっているし、展示什器も作ったので、商品の並べ方やらを相談
    したわけ。これが約一時間。そこから彼の車で別の会社へ。去年末から商品開発を進めてい
    る樹脂の会社でカナダに出品する試作の最終確認。この2件でお仕事はオワリ。

     時間はすでに7時前。慌てて彼の会社に戻り、タクシーで接待の店に直行。こんな私が接待
    を受けるわけです。なんか気恥ずかしい。なんにもしてないのに、という気持ちが拭えない
    けど。割り勘なんてことを言い出すと相手に失礼だし。ここはひとつ接待を受けさせていた
    だきやしょう。で、訪れたのがこの店
     いや〜いいんでアリマス。かなりというか相当というか。さすが京都、奥まった場所に
    入ってみれば満席で。この店ならいつも満席は頷けますばい。倉(蔵?)を改造した店で
    名前も「蔵倉(クラクラ)」駅から近いし、京都の居酒屋はここで決まりでしょうて。☎
    075-351-0347  下京区東洞院通七条上ルです。

     これがサラダ。エビも入ってて美味しいゾ。他にもゾロゾロ美味しい料理がお酒が出て来
    たけど、なんせ会話と飲むのと食べるのに忙しくてカメラを持つ時間がない。

     帰りのバスで寝たいので日本酒を飲みまくる店主。でもおしゃべりに忙しくてなかなか飲
    めない。行きのバスではほとんど眠れず、飛行機でもバスでもなかなか眠れないの。だから
    酔えば眠れると思ってはいたものの。なかなかそうはゆかないのでアリマス。

     時間を気にしてくれた彼に言われて外に出たら駅はすぐそば。でもね、バスの発車場所は
    駅の向こう側、あと5分しかありません。ゲッ! 別れの挨拶もそこそこに、慌ててタク
    シーに飛び乗って、陸橋をひとっ飛び〜。650円で千円払っておつりももらわずに小走りで
    バス停に行ったら遅れていてまだ来てない!!

     実は夜の居酒屋接待が今回のハイライトだと思ってたんですよ。このまますんなりと帰る
    とね。でも物語の結末はそうはならず、まず慌ててタクシーから始まりました。これがクラ
    イマックスの始まり〜
     発車場所に着いたらトンデモナイ混雑で。こうなっとるんですか〜。深夜バス恐るべし。
    あなどってはいけません。十数社のバスがここに集結します。これを逃すと帰れませんから
    みんな必死。不安な顔が並んじょります。いつ自分のバスが来るかわかりません。係員はバ
    ス名を連呼し、バスは次々と到着します。品川とは大違いの大混雑、今回の旅のクライマッ
    クスはこれだったんだ〜! と。

    TVで中国の正月帰省の混雑ぶりを笑っていた店主だけど、日本でも似たような場所があった
    わけです。帰省者1億2千万人の中国とは比較にならない人数だけど、必死さでは甲乙つけ
    がたい。車の混雑や新幹線のそれもなかなかのもんだろうけど、私の知る限り比較になりま
    せん。なんたって深夜バス、乗り遅れたら最後駅で一晩過ごさなくてはなりませんもん。

     日本人でも不安なんだから外人ならなおさらのこと。近くの不安そうな外人家族に声を掛
    けて乗車場所を聞いてあげたり。なんせ酔っぱらっていますから、気が大きくなり余計なお
    世話大安売り。なんでもできそうな気になってます。立ち尽くす人たちを見渡してニンマリ
    笑顔の店主。いやな奴だとお思いでしょうが・・・・・・・・・・・。

     定刻より遅れる事15分、私のバスが来て無事乗車。案の定眠れませんでしたけど、無事
    横浜駅に到着。すぐに家に帰り、一服の後スピーカーを取りに埼玉県まで車でGOGO!

    いやはやなんとも慌ただしい、この数日ではありました・・・・・の、店主。フゥ〜。


    久々の興奮

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        それは数日前のこと。地下に立てこもっていることの多い店主の気晴らしはネット訪問。
      で、一番訪れることの多い場所は、なんといってもオーディオのオークション。現状の音環
      境にほとんど満足していますが、そこはそれなんとなく。ふらふらとクリックしてしまうの
      が習い性になっていて。それでね、いつものように散歩していたら「おっと、どっこい!」
       私のスピーカーは、
      ビクターのFB-5 http://audio-heritage.jp/VICTOR/Speaker/fb-5.html というものなの
      ですが、上位機種として
      FB-7 http://audio-heritage.jp/VICTOR/Speaker/fb-7.html   があるのでして、これが
      ね、バラバラになって出品されていて。この2機種の主な違いはスピーカー口径が20㎝か
      30㎝かの違いで、当然箱の大きさも異なります。めったに出品されることのない商品ですか
      ら、地下でパソコンに向かい一人で色めき立ったのですわ。
       はてさていくらぐらいで落とせるのか? 箱はごらんのようにボロボロ。

      http://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r88576467 

      ですから大したことはないだろう。裏板が壊されているので、直せる人でないと手が出ない

      でしょうから。で、とりあえず一応一万円で入札したわけ。一方のスピーカーユニットは中

      央に凹みがあるけどhttp://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e121030640   

      こっちは高い。だけど、これも同額でとりあえず入札。

       今持っているFB-5は確か二万円弱で入手したから、まァ三万円で両方入手できればいいな

      なんてあてのない予想で待つ事一日。いよいよ、時間が迫ってきました。箱とスピーカー

      ユニットの終了時間の差は30分。最初に箱が、見事入手でき、それからスピーカーに移動。

      箱は1件だけ別人が手を出したけど7750円で落札できたので、三万円ぐらいだったらスピ

      ーカーを買ってもいいかな。そんな思いでチョロチョロのクリック。

       それがね二万円を越えたあたりから別人28号との決戦の様相を呈したのでありますよ。

      この商品は1975年からの販売開始ですからおよそ37年前の代物。壊れた箱が8000円弱は

      わかるけど、スピーカー単体で二万円を越えるなんてことは?だったり!だったり。段々

      値が上がるのであります。三万円は軽く越え、四万円も飛び越して、気がつけば五万円。

      五万円ですよゴマンエン。古くて凹んでいるたかだか30㎝のスピーカー2個が。

       なぜにこんな高額になるかっていうと、スピーカーユニットのコーン紙が軽くてそれを

      動かす磁石がデカイから。ユニットの性能を表すものとして出力というのがあるんだけど

      このユニットは102db(デシベル)で、FB-5は確か96dbぐらい。その差わずか6。なんだ

      大した違いじゃないじゃんって思われるかもしれないけど、これが大違いでね。詳しいこと

      はわからないけど、とにかく大違いなんですよ。出力が大きけりゃ小さなアンプでいいし、

      大きなアンプだって小音量で大きな音が出るからボリュームを絞ることが出来る。結果と

      して歪みが小さくなる、ということで。アンプってのはボリュームを上げるとどうしたっ

      て歪みは大きくなり、出てくる音も悪くなりますから。

       いくら欲しいからといっても、そりゃないっす。視聴したわけでもないしさ。と、あっけ

      なく熱は冷め、ほっとこうぜこんな奴。早々にパソコンを切って母屋に引き返したのであり

      ます。なんだったんだろうか、あの熱い一時は。私が入札しなけりゃ相手だって二万円

      ちょっとで落札できたのに。なんでこんな奴が出てくるんだ!! と怒っているんでしょう

      ね。でも、そんときは欲しかったんだからしょうがない。ゴメンネ、別人28号。

       ということで箱だけを落札いたしました。地下には入るけど一人で降ろすにはかなりの

      労力。私の腰は耐えられるんでしょうか。ガンバレ、腰骨。さらにスピーカーユニットが

      必要なんだけど、これは学校に置いてあるものを戻せばいい。むろん箱とスピーカーの相性

      はとても重要なことは知ってるけど、いーんです。とにかく鳴らしてみたいんです。20㎝

      と30㎝じゃあ面積はほぼ倍ですからね。低音がどれくらい出るものなのか、それが知りた

      い。ただそれだけのこと。そのことに7750円を支払うのは私にとっては至極当然、なんの

      問題もありゃ〜しません。たとえ、それがぜ〜んぶムダになったとしても、です。

       なぜ箱なのか? と思われるかもしれないけど、かの五味康祐氏はスピーカーはなんと

      いっても箱が重要。ユニットだけを買って箱を作ったってろくな音は出ない! と言い切

      っていましたから。氏を神のようにあがめる私ですから箱だけでも充分なのです。それに

      この箱はバックロードホーンと言いまして、ユニットの後ろから出た音が箱の内部でぐる

      ぐる回って前に出てくる構造なので、ただの箱ではありません。放射状に広がる音の出口

      も中の構造もとっても手が込んでいるのでありますよ。私のような素人には絶対作ること

      は出来ませんて。

       箱はかなり巨大です。もしもこの箱で良い音が出たら今のスピーカーを移動しなくては

      なりません。地下から1階に一人で持ち上げるのが無理なことは以前実証済み。うーむ、

      そのまま地下に置かなくてはならないか・・・・・・・・・・。横置きにしてベンチにし

      ようかしら?・・・・・・・・・・ 。ひょっとすると箱に座りながらパソコンを打つこ

      とになるかも。あーだこーだ、あれやこれや、考えているわけです。

       もしも、ひどい音しか出なかったら? そんときゃ必死こいて分解せねばなりますまい。

      でもね、本来のスピーカーユニットじゃないから音が悪くてもそれだけで判断は出来ない

      のです。本来のユニットを取付けたら素晴らしくなるかもしれませんから。それまで持って

      いないとなりませんか。

       巨大な箱を一旦地下に納めて、別のユニットを取付けて音を出してみて、ひどい音なら

      本来のスピーカーが入手できるまで保管しなけりゃならない。それがいつになるかわから

      ないけど、それまでは地下に置いとくわけにはゆかないから、また地上に持ち上げなくては

      ならず。あ〜ぁ。自ら招いたこととはいえ、気が重い・・・・・んでもって箱も充分重い、

      ナンチッテ。

      買ったはい〜けど・・・・・・・・・・・・・・・の、店主でした。


      噂の真相

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          25周年を期に雑誌メディアでは類のない黒字休刊した「噂の真相」。休刊後、編集長の岡
        氏は沖縄に移住し悠々自適の生活を続行中だが、「WEB 噂の真相」として執筆活動は続け
        いるのです。創刊からず〜〜〜〜〜〜〜〜〜と愛読していた店主、このWEB版ももちろん
        愛読者なのでアリマス。

         ほとんど毎日チェックしていますけど、今日の最新記事がコレ

         『■3月某日 東日本大震災で、「絆」というキーワードが飛び交っているが、この過剰なまでの勇気、希望などを乱発する雰囲気づくりに違和感を憶える人々はどのくらいいるのだろうか。絆じたいは悪いことではないが、大震災の復興・復旧、原発事故収束が遅々として進まない状況の中で、この言葉が一人歩きしているさまを見ていると、ついグルになって仕掛けているメディアの思惑を裏目読みしたくなる。これもウワシン編集長時代に培った性なのかもしれないが、原発事故の張本人・東京電力の西澤社長以下の相も変らぬ情報隠しや傲慢不遜な企業体質を思えば、まんざら見当はずれの言説ではないと思う。』(記事の一部です)

         TVや新聞などでは「絆」の大合唱。それはそれで決して悪い事じゃないけど、反面
        それに対して疑問を投げかけることが憚られる雰囲気が充満しています。会議なんかで正論を言う人がいるけど、正論てのは正しいけど何も生み出さないし正しいだけに
        反論できないということもある。なんだかこの大合唱はそんな気がしてならなかっ
        た。これは私だが感じる事なのかしら。なんて思っていたワケだけど。そんな私の
        気持ちを見事代弁してくれました。さすが、オカドメ。

         「絆」を合唱するよりも東電の責任や体質を問わんかい! 政府の対応の遅さを
        追求せんかい!! それもせずに、絆や勇気を声高に言うってことは、東電や政府
        の問題から目を逸らせているんじゃないかって思われても仕方ない。大体、絆や勇気
        を記事にするってことはそれで売り上げを伸ばしているわけだから、結局お金儲けに
        つながるわけだ。TVではすべてが番組であり、ニュースも当然含まれるという秀逸
        な批評もあったけどさ。ニュースだってスポンサーがあるわけだし、NHKなら視聴料
        金をいただいているわけなんだからね。

         石川さゆり氏のブログでは、
        昨年のあの日本中が驚いた、恐ろしい恐怖の日から1年が経ちました。早い月日なのか長い月日なのか、様々な困難があり夢中で生きてきたのだと思います。

         

        大惨事の記憶をイベントのように騒ぐマスコミや人達にも、何とも複雑な気がします。決して忘れることなく、自分のできることを続けて行きたいと深く心に刻んだ今日です。まだまだ長い道程です。我慢強く諦めず・・・。』

         

         と書かれています。ハッキリとは言ってないけど「複雑な気持ち」ってのは、心

        良くは思ってないってことでさ。津波や原発の被害者の方々は今後数十年にわたって

        (原発はもっとだろうけど)復興してゆかなきゃならないんだから、そう簡単に口に

        出せることじゃないもんね。そこんとこを押さえないと、山田風太郎が看破したよう

        に日本人の最大の問題「軽薄」が証明されてしまうことになっちまう。


         「北の国から」で、離農した人々に対して外部の人が批判した時に「住んでいる者が何を言ってもいいけど、外の者は軽々と言ってはならん!!」と大滝秀治が叱って

        いたけど、なんかあんな感じ。被害を被っていない私に何が出来るのか、これからの

        長い年月考え行動してゆかにゃあなりませんばい。


        と、一人自戒している・・・・・・・・・・・・・・店主です。



        ボケの日常

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            有吉佐和子「恍惚の人」が嚆矢だったでしょうか、いわゆるボケ老人という言葉はすっか
          り社会に定着しているのではないでしょうか。63才になる私も例外ではなく、日々ボケに向
          かって邁進しているのでしょう。よくわからないけど。戻ったはいいけど何を取りに戻った
          のか忘れてしまう、なんてことはよくあること。ですから。

           カミさんが友人と起業した老人介護の仕事。先日、朝の迎えに駆り出されました。数人の
          方々を一台の車でそれぞれの自宅まで迎えにゆくのですが、一人だけメガネが見つからない
          洗濯が終わらないということで車に乗れず。その方だけを私が迎えに行くということにな
          り。数人を迎えに行くので、時間が押し迫っているので一人をあまり待てないのでアリマ
          ス。

           そこで急遽助っ人の店主。電話で呼び出されまずは事業所へ。カミさんと同行して利用者
          さんの自宅に向かったのです。電話を受けてから利用者宅までは約1時間。門の前に着きカ
          ミさんは自宅の中に入ったもののなかなか出てきません。しばらくしたら裏口から出て来て
          洗濯物を干し始めたんです。ドヒャー! まだ洗濯が終わっていなかったですか〜。
           なんてこったい。

           干している傍にはカミサンが佇んでいます。いや〜ノンビリしてるんですわ。でもね、決
          して嫌じゃないし不快でもありません。好きなんです、こーいう風景は。顔は微笑んでいる
          けど、心の中では大爆笑のワタクシ。しばらくして、待っている私に気がつきカミさんの旦
          那だと知らされ恐縮しきりの利用者さん。まったく平身低頭で、お茶を出しましょうかなど
          ど言わっしゃるのであります。いやいや、お茶よりも早く干して行きましょうよ、と言いた
          いけど、このやりとりが面白すぎてもっと一緒に見ていたいと。

           待つ事およそ30分、私の車で事業所まで同行。途中の車内ではあれこれの世間話ですが
          ボケてるなんてことは微塵も感じられません。しっかりしてるじゃん。話も面白いしさ、
          これなら何時間だっておしゃべりできそう、なんです。不思議だなぁ〜。ボケると言っても
          個人差はありますから、どこにボケが潜んでいるか一見ではわかりません。まったく手強い
          ボケの世界です。

           以前にも夫婦でボケてる利用者さんの話がありました。かなりボケてるんだけどお互いが
          それをわからない。そうなるとボケはちっとも不自然じゃないし、気にさわることもない。
          その話を聞いた私はなんだか不思議なほのぼのとした気持ちになりました。いーじゃないで
          すかボケたって。その年になるまでいろんな苦労もあっただろうし大変なこともあった。年
          とってからボケることぐらいは自由にさせてよ、と思ってしまいます。

           で、その利用者さん。洗濯物は干せたけどメガネが見つからず、カミさん共々あちこち
          探しまわったとのこと。引き出しの中、寝室や居間、ないない。諦めかけた時に食器棚の中
          で発見!! メガネを食器棚に。ちょっと置くにしても奇妙な場所です。フツーは置きませ
          んョ。さすがボケ老人、と私は大大爆笑の夕食の一時でした。

          そんなこんなでなんだか慌ただしい・・・・・・・・・・・店主なのでした。
           

          税金申告は素晴らしい

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              3月15日は、毎年恒例の税金申告の締め切り日。私もいそいそと提出してまいりやした。
            数日前から1年分の領収書を机にてんこ盛り。それを類別し、クリップで留め、集計し、用
            紙に書き込み。それを数回繰り返して、ようやっと正式用紙に記入。ハンコを押して、と。

             サラリーマンと違って、自分の税金を計算できるのは面倒ではあるけど素晴らしいこと。
            と考える店主です。どのみち税金は持って行かれてしまうけど、それにしたって誰かにどこ
            かで勝手に計算されてしまうよりははるかにマシなこと。ポンポンとハンコを押してもらい
            控えを頂戴して帰路についたわけ。

             しかも、ポンポンの前にはズラリと並び、待つ間の緊張と書類に目を通す係官の何気ない
            仕草に緊張は最高潮に高まります。なぜって? だってなにがしかの数字の操作は行うわけ
            だし、その結果が税額に影響しますからね。それって、いわゆる脱税? いやいや私はしま
            せんよ。じぇったいに! あくまでも可能性があるってこと。そんな悪事に手は染めません
            よ。正々堂々、ナイル河の源流のようにね。

             ほとんど地下で仕事をしてる身には、気分転換は常につきまとう大きな問題。特に数字と
            格闘するこの時期も、疲れた頭を一休みする手だてを用意しなければなりません。学校の授
            業がある時期ならば週に1〜2回は外出する機会があるけど、春休みの今は出かけることもな
            く悶々としながらの地下生活。これじゃ身体と気持ちに良いワケがありません。

             そこでネットの登場と相成る次第です。数人の方々のブログはほぼ毎日見回っています
            が、特にお勧めなのが登山家・山野井夫妻の記事です。以前たまたまNHKで観たのがきっか
            け、ヒマラヤのギャチュンカンで雪崩に遭遇し手足の指を失っても意に介せず、まことに伸
            び伸びとした生活態度は私にとって驚異な存在。

             氏のブログは2つ。ニコニコ動画でもU-TUBEでも「山野井泰史」で検索すればTV放映が
            見れますし、ネットでブログ(確か東京新聞)も読む事ができます。

             ひたすら登山のことだけを考え続けている彼らの生活はいたってつましく、登山以外に
            まったくな〜んにも興味はないのであります。どーです、こんな生活。私にはできないけど
            まったく素晴らしい。一番感心したのは、オルカと名付けた巨大な岩山の頂上付近で、明日
            登頂する前日に「過去も未来も関係ない。明日の登頂だけを考える」みたいなことを言った
            こと。

             うーむ、なんと清々しいのだろう。過去も未来も関係ないって! 過去の名声を利用した
            り、将来の不安に悩んだりすることなく、目前の問題をガッガッと頭と身体をフルに使って
            解決して行く。これこそ私の理想の姿でありまする。

             いわゆる仕事では、いろんなことを利用し、宣伝したりするけど、そんなことは関係な
            い、自分自身そのものが商品であること。自身にまつわるレッテルやラベル(同じか?)、
            年令や性別、人種や言葉なんか、ゲイかバイセクシュアルかあるいはストレートか、なぞと
            いうすべてをはぎ取ったその人自身が恋の対象になりたいと願う今日この頃。

             ちなみにこの「恋」というのは男女間のような狭い意味ではなく、人と人の間に生まれる
            感情のようなものですから。念のため

             ってなことで・・・・・・・・・・・・・・の、店主でした。

            63回目の誕生日

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                「あなたのテーマカラーは、何色?」と問われた時のショックは今も忘れることができま
              せん。それまで自分の基調色なんか考えたこともない私ですから。答えに窮して困りまし
              た。それまでなんとなく自分で良いと思い考えもなしに着ていた洋服は、これ以降一掃され
              服装は劇的に変わったのでアリマシタ。それからずいぶんな時が経ちましたなァ〜。

               私の誕生日は3月2日。先週の土曜日に私とカミさんと孫の合同誕生祝いを子供たちが用意
              してくれました。以前紹介したことがあるかな? 五味康祐氏の相学資料によると2日生まれ
              は2の系数で、上記のようなことが記されています。これが私の性格やらこれからの出来事
              の年令を表していると思って間違いありません。

               ちょっと説明しておくと系数とは誕生日を足したもので、例えば2なら2、11、20、29日
              生まれの人たちです。1+1=2、2+0=2という具合にね。系数は1から9まであり、それぞ
              れに性格や出来事の年が書かれているもの。頭の◯2の次の7、11・・・・は出来事が起きる
              可能性の高い年令。その次の◯1、7、8は生まれ月。日月金は曜日&淡緑、白、クリームは
              いずれもラッキーな曜日と色。

               1、7、8の生まれ月の人は7、11・・・・の年令に何か出来事がある確率が高いとありま
              す。ですが私は3月なのでどう理解するかと言うと、直近の1月との差2を年令に±しなさい
              とあります。つまり私は60才から64才の間になにか起きる確率が高いということ。それが
              過ぎたら68才から72才までは平穏な日々が続くってこと。起きる出来事は良いこともあり
              悪い事もある。残念ながらどっちかわかりません。それを知りたいということであれば、人
              相と手相を理解しなければならないのであります。つまり、この系数なるものはあくまでも
              人相や手相を補うものであって、これだけで独立して使うものではありません。

               この短文から私の性格を読み解くと「優しくて誰とでもうまくやってゆける」けど「飽き
              ないようにせねばならないこと&No.1になってはいけない」。仕事は1の系数、恋愛は7の
              系数の人と相性が良いとされるけど、私の結婚線は太い2本しかなくそれぞれの線はすでに
              過ぎ去ったもの(結婚線は戸籍上の結婚もあるけど、そうでない場合もあります)なので、
              今後の恋愛については多くは期待できないでしょう。淋しいけど。

               生来が飽きっぽいので飽きないように工夫しなければなりません。ですから、私はちょっ
              と飽きたら違う事をやり、また元に戻るようにしています。あるいは、違うことを並行して
              進めるとか。とにかく寄り道だろうが回り道だろうが歩み続けることを大切にいなければな
              らないのです。No.1にならないことは陰でひっそりみたいに、人を立てて私は後ろに控える
              みたいな。謙虚にして、表に立たないように常々心がけているわけです。そうしていれば間
              違いないのですから。

               ここで文頭のテーマカラーにつながります。質問した方は、五味さんの資料を知らずして
              私に「あなたの良さは優しさなんだから、テーマカラーはベージュしかない」と宣うたので
              した。しかも、驚く事にベージュはクリームと白と近似してます。そうか!なるほどね!!
              いたく納得した私はそれまでの洋服を脱ぎ捨て少しずつ深く静かに衣替作戦。色以外にも
              大きな柄や原色は避け、ジーンズはチノパンに、スニーカーは革靴に・・・・・・・・。
              で、どうなったか?

               関係している専門学校では私の印象は劇的に変化し、いや〜ビックリ。こうも変わるもん
              ですかね。中身はな〜んにも変わらないのにさ。どういうこと? 私の印象が変わると、私
              の発言にも好影響を及ぼしますし、私の作品(仕事)にも同じ変化をもたらします。世間の
              人々はいかに外見で人を判断しているのか、よ〜くわかりました。

               そうして一度付いたレッテルはなかなか剥がれないもんで、私のスタイルが関係者の間で
              定着してゆきます。こうなった後はどんな格好してても問題はありません。だからね、私は
              良く言うんですよ、学生に。良い作品とは、作品そのものでもあるけど作者の服装も大事だ
              と。作業着で発表するのとジャケットを羽織ってのプレゼンじゃ作品に対するイメージも違
              うもんね。要は第一印象でね。作品を見る前に髪型とか服装が先に目に入るもんですから。

               これが誕生日のプレゼント。テーマカラーはベージュですがそればっかり着る必要なんか
              ありません。大切なのは私にとってベージュが基調色であることを理解していること。それ
              を理解していれば何色を着てもいいんです。赤チェックも横縞も大きな柄ではないぞ。真ん
              中の明るいグレーも明度ではベージュと似ているし。選んだのは娘でしょうが、私のことを
              よく分かっています。えらいぞ、ムスメ。

              ってことで、運命の岐路真っただ中・・・・・・・・・・・の、店主でした。

               

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