凡日なにごともなし
先日のTV出演、即日来店されたお客様一人あり。インテリア茶箱
http://aliceroses.exblog.jp/なる世界があり、その脚にツマミを使ってらっしゃる。やは
り、強者なのだ。ピンポイントの情報に素早く対応する姿勢に感心してしまう。以前、カル
トナージュの棚を頼まれて作ったけど、親戚のようでもある。が、茶箱だから強度もありス
ツールにも使えるので、ツマミを脚にするのはちょっと。で、どこかで作ってもらおうとい
ろいろ当たったんだけど、どこに頼んでも作ってくれな〜いと困り果てての依頼だから、早
速試作してみましょう。
ってことで、学校の旋盤を借りて作ってみた。高低太細の6種類がとりあえず出来上がっ
た。上に付いているのは8ミリボルト。ボルトを抜けば単なる豚足ならぬ短足になるわけだ。
このボルト、付けないと塗装する際に持つところがなくなっちゃうの。茶箱に付いているボ
ルトがこの足のナットに捩じ込まれれば茶箱脚になるということ。塗装が思いのほか濃色に
なってしまったけど、ま、これが精一杯。これでダメなら諦めていただくほかはない。
先日のTV出演、即日お電話いただいた方二人。タンスの取っ手が壊れてもうて困ってる。
どこに頼めばいいかわかんない。両者ともに妙齢の美女?だから、タンスは古く(多分)相
応の思い出がしみ込んでいるからなんとか使えるようにしたいのだろう。わかりまっせ、そ
の気持ち。ってことで、いずれはお宅にお邪魔して取っ手レスキューせねばならないだろ
う。それも面白いだろう。
ふと思い立って引出しをちゃんと直そうと思って。そのときは一階の店の隅っこに置いた
んだけど。デスクの足元がごちゃごちゃしてて気持ちがわり〜の。ほいでもってTV撮影のた
めに他の場所を整理したらこの引出しが困ったわけだ。
しかもというかこの吊り材がいかにもダサイ。いかにも取って付けたようでカッコわるい
と思っていたから、急ぎ地下に逆戻り。
さて、最上段のペンシルトレイを装着しようかと、ふと思って。
まずは両側のレールを取り付ける。ハッキリ言ってこれは簡単なのだ。
トレイを乗せて、後部は爪に引っ掛かるようになってる。これ以上奥には行きませぬ。で
も手前には動いてしまうから・・・・・・・
いろいろあれこれ思案して、結局はネジでレールに固定してしまった。なにか良い方策が
あるかもしれないと、これでもいろいろ考えたんでっせ。でも、どう考えてもこうする他に
方法が思い付かないんだ。
そこに引き出し前板を取り付けなければならんのだ。トレイは薄いから前板を直接取り付
けることはできない。んだからさ、
裏に木の部品を取り付けて、それにトレイを取り付けようと考えたわけ。これもいろいろ
考えたんですよ。他に方法はないかって、ね。どうも、このトレイとレールと前板を組み立
てるには他の部材が必要だと思うんだけど、その部材がないから推理するっきゃない。変な
作り方をしてしまうと引き出しに笑われてしまいそうで。恐々慎重に事を進めたんだけどど
うなのかな? 間違っちゃいないと思うけど。
そうしてこうして組み上がったアクリル三段引き出し。右に鍵が付いてるけど、これをう
まく使うことが出来ないんだ。ま、そのうちってことで。上部が空いているから、ここに棚
板を仕込んでしまおうか。
一挙にカッチョよくなってしまった。どうだい! エッヘン!! なんか立派だなぁ。
キャスターかなんか付けたりしてサイドテーブルにしたいなぁ。下にゴミ箱を作れば持ち上
がるからテーブルになるかいな。しかし、それではちょっともったいないか。いや〜出来映
えが素晴らしいから悩みますね。マジで。
で、結局レコード棚に納めてしまいました。もったいないけど、全身を見せたいけど、
ちょっとの間我慢していただくしかない。そのうちステキなゴミ箱が出来たら乗せてあげっ
からね。ちょい、待っててちょ。
そうこうしている時、友人から☎。「酵素風呂知ってますか!」と来たもんだ。この人い
つも緊急口調での電話でよく聞き取れない。やりとりがあって酵素だとわかり、要するに風
呂桶を作れないかということなんだ。ヒノキで作れるでしょ、なんて簡単に言ってくれるん
だ。水じゃなくおがくずみたいなものを入れるから水漏れ康介?の心配はない。とはいって
も風呂桶でっせ。底はどうするのよ、おがくずの交換はどうするのよ? 欲しがっているの
は女性実業家、これをビジネスにしたいらしい。電話口の向こうでその女性がケラケラ笑っ
てる。この声からすると40代か。ま、お金はともかく面白そうだから話しだけでも聞きま
しょうと電話を切る。けど、多分再度の電話はないだろう。世の中そんなもんだ。
そして昨日、これまた別の友人から画像が送られて来た。それが、これ
メール添付だけど文面は「どうよ!」の一言。挑戦状だな、これは。海外から送られてき
たドデカイ箱。問題は中身じゃなく梱包材のベニヤ。これが厚いらしい。捨てるには惜しい
と数人に連絡をとったけど、デカイから使い道がないから、どなた様もギブアップ。で、私
にお鉢が回って来た。う〜む、とにかく欲しい。くれ!と即断。そういうからには目論みは
ある。地下のオフィス&試聴室&ライブ会場の床と壁をこのベニヤで囲っちまおう、と考え
たのだ。音響空間ならば今のコンクリ壁よりも板のほうがいいに決まってる。しかも、ベニ
ヤならばプッシュピンも使えるしネジでなんでも取り付けられる。床だってこれを敷き詰め
れば今の使い古しのカーペットよりも数段良くなるってもんだ。善は急げ、来週早々に実物
検分に行く事を決める。
平々凡々なれど血圧高し、ドナイショ〜・・・・・・・・・な、店主でした。
- 2013.05.30 Thursday
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- 22:42
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- by factio