ぼんち倶楽部 9月

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      改装工事に伴い休止していたぼんち倶楽部。休んでも誰からも苦情はこない。だって私一
    人が観客だから来るワケがない。工事は着々と黙々と進み、ようやくなんとか。今日も暑
    い、暑い最中だったけど、そこはそれエアコンのおかげで。ようもまぁ、飽きずにやってこ
    れたもんだ。ここは一番自分を誉めてあげないとならんだろう。数回M嬢に助けていただいた
    とはいえ、ほとんどが一人作業。穴にこもっての巌窟王だからね。それも、いよいよ終わ
    りってことだ。

     改装の目玉はコレダ・・・・・・った!
     なんとソファが!! いるんだし!! なんてこったい、まさかこうなるとは思っても見
    なかったワイ。ここ、以前は、木のベンチだったんっす。でも、なんでこんな硬い椅子に座
    らにゃならんのか。そりゃライブとかはベンチってことになるけど、だ〜れも居ない時に
    もってことはないだろ。もっとゆったりと映画館の椅子みたいな、あるいはもっと(寝転
    がって可)リラックスしたいじゃないか。なんたって私一人なんだからさ。ってことを思っ
    ていたんだ。そしたら、たまたま渋谷にある家具屋を通りかかり覗いたら5,000円でソファ
    を発見。一人用だけど安い。でね、同日の夕方に再訪したら売約済み、あ〜惜しいことをし
    たと歯噛みしたもんだ。こんなちっちゃな店だから客も少ないだろうと思ったのがそもそも
    の間違いだったか!。しかし、その後、海外の友人の横須賀の住宅にあったコレを思い出し
    て、無断で持って来てしまった。サイズはピッタリ、色もよろしい。

     この友人、いつも登場するオーストリア在住のクリス、彼が日本でリフォームした一軒
    家。それを賃貸で貸しているんだけど、入居者が退去されたからクリーニングに行ってきた
    の。最初の下見の時にこのソファもしっかり見てるんだ。
     しかも、傷みが激しいから捨てたほうがいいかもしれないとメールしているの。そん時
    は、私の地下に使えるかもしれないなんてことはこれっぽっちも思っていない。なんてバカ
    なんだ。しばらくしてから、たしか車を運転している時にふと「使えるんじゃないか?」と
    閃いて、サイズを測ったらピッタシ。すでに捨てかかっているんだから無断で貰ってもイイ
    だろう。こんないきさつがあって、すばやくフィットで持ち帰ったワケ。愛車フィットはこ
    んなソファも楽々運べまっせ。まったく素晴らしい。

     で、このソファ。ソファなんてものは生まれてこの方使ったことはない。なんたって畳一
    筋64年だかんね。ソファ初体験はなんか変な気分。っていっても不快じゃないっすよ。快適
    だけど慣れていないっちゅうか。なんたってソファっていう代物はベッドと椅子の中間的存
    在だからさ、座れるし寝れるしっていうのがね。妄想は膨らむんですよ。膨らんでパンパ
    ンってなもんですよ。ぼんち倶楽部に観客は来るのか来ないのか? ま、今まで来た観客は
    一名のみ、それも2回だった(記憶はあやふやだい)。格別同伴してくれるお客さんを期待
    しているわけじゃない(マジで)けど、もしも誰かが来たとしたら、しかもお一人様だった
    ら、このソファに私の隣りに座っていただくことになるだろう。

     万一、そんなことにはならないと確信はあるけど、よくある映画のようにソファに押し倒
    して・・・・・・なんてことには絶対ない!!! とは言い切れませんよ。男の場合には、
    絶対にという自信は満々だけど、女性の場合には・・・・・・・ないとは思うけど・・・・
    ないだろうけど・・・・・・・・と、だんだん声は小さくなってしまう。これだけ言ってお
    けばめったなことでは女性客は来ないに違いない。来る期待はないわけじゃない、でも誰も
    いない映画館独り占めで映画を観る魅力も充分だ。どうでもいいけど、こんなヨタ話をグダ
    グダと書き散らかすのもいいかげんにせい! ってことで9月の予定は以下のごとし。

    9月  7日(土)午後7時〜 フルメタル・ジャケット 1987年 アメリカ 117分
                  監督 スタンリー・キューブリック
                  出演 マシュー・モディーン、リー・アー・メイ
     戦争にまつわる友情とか愛とか正義とかではなく「戦争そのものを描きたかった」と
    キューブリックが語ったのを読んだ記憶がある。ベトナム戦争当時、海兵隊の訓練生活から
    ベトナムのフエ市での戦闘までが描かれる。取り壊し寸前の広大な工場と敷地を自由に使っ
    ていいという夢のような状況の中での戦闘シーンは緊張感あふれる。その後、TVで放映され
    る話があったと記憶している。だけど、訓練中のおびただしいわいせつ言葉を直せるわけも
    なく放映はポシャってしまったんだろう。そんなこと当たり前だ。放映できるわけがない。
    特にラストシーンで歌われる曲が心に残る。映画館で観たときはショックでちょっと立ち上
    がれなかったことが思い出されます。

    9月14日(土)午後7時〜 わが心のふるさと 1976年 アメリカ 149分
                                          監督 ハル・アシュビー
                  出演 デビッド・キャラダイン、ロニー・コックス
     20代前半のころ、フォークソング全盛だった。キングストン・トリオ、チャドミッチェ
    ル・トリオ、ピート・シーガーが好きだったけど、元をたどればウディ・ガスリーに突き当
    たり、レコードを買ったんだ。アメリカで砂嵐がひどく生活に困窮する農民や市井の人々。
    映画「怒りの葡萄」も同じころを描いていたけど。そんな人々に寄り添うように時に代弁者
    のように歌い続けたのが彼。音楽で身を立てようなんてことはほとんどなく歌いたいから歌
    う。つまり歌が今のように贅沢品じゃなく必需品だった時代のこと。楽しみや癒しのためな
    んてことじゃなく、歌がないとやってゆけないということなんだろう。それがどういうもの
    か、ドキュメンタリーじゃないから真実を活写してるとは言いがたいだろうけど、そんな映
    像を観ることはできないから、せめて映画でということしか方法はないじゃんか。

    9月21日(土)午後7時〜 愛という名の疑惑 1992年 アメリカ 125分
                                          監督 フィル・ジョアノー
                  出演 リチャード・ギア、キム・ベイジンガー
     小林信彦「コラムの冒険」エンターテインメント時評1992〜95で数本の映画が取り上げ
    られていたんだ。現在、アテになる映画批評は彼しかいないから誉めてあって私が未見の映
    画をしばらくは観続けることになるだろう。当時評判となった「氷の微笑」よりはよほど良
    い出来だとのこと。『前半の可憐と申しましょうか、男なら誰でも助けてあげたくなるキ
    ム・ベイジンガーの表情が、後半になると一変するのが(アタリマエのことだが)よろし
    かった』とある。ならば、その表情を拝見させていただきましょう。ってことで

    9月28日(土)午後7時〜 アフター・ウェディング 2006年 デンマーク 119分
                                          監督 スサンネ・ビア
                  出演 マッツ・ミケルセン、ロルフ・ラッセゴード
     ゆっくり観続けているデンマーク映画です。結婚はしたけれどその後は?みたいな意味だ
    ろうか? よくわかんないけど。性革命をとっくのとうに成してしまったと言われる国の映
    画はどんなものなのだろう。性が抑圧され制限され布団に包んで押し入れに閉じ込められて
    いるような日本と違うところはなんだろう。興味はそこに尽きる。ま、それだけじゃないけ
    ど。映画っていえばアメリカっていうのもちょっとね。いろんな国の映画観たいジャン。2007年アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート。

     いつも通り、気が向いたらお運び下さい。タダです(当たり前だ)。喫煙自由、飲み物食
    べ物自由、二人までソファ席可(むろん一人も可)、プロジェクター新品になったから画像
    は明るく鮮明(以前に比べると)、オーディオは満足していただけるレベル? ま、こんなとこだ。

    さ、いよいよ9月ガンバッテみっか・・・・・・・・・・・の、店主でした。


    今日の出来事

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        大好きなジュディ・ガーランドが主演した名作「スター誕生」、生活の中でなんかモヤモヤ
      したらなぜか髪を洗うの、というセリフがあった。それに導かれてというわけじゃないけ
      ど、アタイの場合は髪を切りにゆくのだ。なんか乗らないなぁ、シャキッとしたいなぁ、気
      分を変えたいなぁという場合には髪を切るに限る。で、今日切って来た。ワタクシ、限りな
      く髪の毛は薄くなり、とはいえ髪を切っていただく方はそれなりに選ばせていただきたいと
      願っている。誰でもいいわけじゃない。以前、お願いしていただいたのは友人の紹介だっ
      た。東京は自由が丘にあるコジャレた店。だったけど、学校の課題に合乗りしてジグザグ・
      チェアを作りそれを差し上げるために来店され、車がベンツの2座席だったので嫌気がさし
      て縁を切った。その前から、ちょっと高級っぽい雰囲気の店だけどなんか薄っぺらだなと
      思っていたんだけど、ベンツがトドメだった。なにもベンツがイヤだっていうわけじゃない
      んだけど、あまりにも定番みいな感じがちょっとね。いるでしょ、独身で美容師で店を持っ
      てて、車はベンツみたいな人。なんか、雑誌に載ってるいかにも成功例みたいな。そうじゃ
      ないかもしれないけど、そういう匂いが感ぜられたから、アタシャさっさと別の美容院に乗
      り換えてしまったのですわ。

       で、青山まで出掛けて髪を切り、マックでポテトを買い、食べ歩きつつイッセイ.ミヤケ
      の本店へ。別に欲しいものがあるわけじゃなく、一応リサーチってことです。レディスであ
      れこれ見回すもこれといってめぼしいものはない。偶数月は年金が入るから多少はお金があ
      るけど、欲しいものはない。見知ったスタッフが話しかける。私の店がTVで紹介されたネタ
      だ。観逃したけどユニークなお店を営んでいらっしゃるんですね、と。この店員、以前帰り
      しなに店の外までつきあっていただいた方(多分)。そんときに、わざわざ帰る間際にまで
      立ち話をしてくれたし、確かウィーンのことも話したから、ヒマなら遊びに来てもいいよ、
      と手紙まで書いたんだけど。なしのつぶて、変態だと思ったんだろう。それが、TV出演して
      「そういう方だったんですね」と気付いたのかどうか知らんけど。今になって興味を持った
      かどうかしらんけど、話しかけたってきたんだ。そりゃ、遅いってもんだ。出し遅れの証文
      でっせ。女神の後ろ髪をつかみ損なって幾星霜、もう遅いんだ。そんな方を相手にしてるほ
      どヒマじゃない。

       前にも書いたけど、女神の前髪は掴めませんよ。掴めるのは後ろ髪だけ。なんたって女神
      は早いっすから、あっという間に目の前を過ぎてしまいます。目の前を過ぎたその一瞬、間
      髪置かずに手を伸ばさないと後ろ髪は掴めない。つまりはチャンスはつかめないってこと。
      この店員さん、毎日起きて出勤して接客して帰って寝る、たまにゃ友達とおしゃべりのひと
      ときもあるだろうし、恋人との楽しいひとときもあるだろうけど、そればっかりじゃ囚人と
      同じでまるでルーティンワークみたいなもんじゃん。そんな生活に疑問を持ってるんじゃな
      いか、そのことが帰りしなの立ち話になったんじゃないかと思った私がバカだった。そんな
      生活にさざ波を起こしてあげようというこっちの気持ちなんかまるでわかっちゃいない。と
      しか思えないんだ。それでオモシロイんかい! 満足なんかい! って思うけど。満足なん
      だろう。そんな輩にゃ付き合う時間は、こちとらないんだ。64才だかんね。即断即決じゃな
      いと、間もなく死んじゃうんだ。

       まぁ、そんなこたぁど〜でもいいんだ。見知らぬ店員さんだかんね。で、帰り道中目黒の
      バランチェッタで軽く一杯&ツマミをいただく。開店早々の6時だから客は私一人。店主O崎
      さんとあ〜でもないこ〜でもないとビール飲みつつバカ話。話はウィーンでおにぎり屋さん
      を始めたM理さんのこと。プロで慎重派の彼にとっちゃとてもじゃないけど出来ないことと話
      しは盛り上がる。プロの彼には出来ないコトだけど、素人のM理さんは軽々と実現してしまう
      ことの凄さを語り合う。このことは学生と私にも言えることなんだけど、そんなことぁワカ
      ランだろうぜ。幼い学生諸君にゃ。ついでに、最近急速に親しくなりつつあるM田嬢のことに
      も話しは及ぶわけだ。村越のお眼鏡に叶い、0崎さんも◎という近時稀に見る逸材と二人の意
      見は一致する。これは大したもんでっせ。私64才、O崎さん47才? ほぼ20年の年齢差の男
      二人からなかなかのもんだと言われるってことは、こりゃ、なかなかのもんと違いまっか。
      もう、これだけでけっこうな太鼓判でっせ。

       で話しは私のシャツに移る。これだ、のし。
       なにを隠そう(別に隠すほどのもんじゃないけど)、これは母のもの。つまりレディス。
      この胸の開き具合がよろしいとO崎さんはのたまう。どうやらTシャツのような丸首は肌の出
      具合がポイントらしく、新しいシャツなんかだとわざと引っ張って大きく開くこともあると
      か。でも、大きく開いていればイイってもんでもなく、適度な面積がよろしいらしい。ウー
      ム、そういうことか。よくワカランのだけど。老化した肌を見せるのはちょっと、って思っ
      てた私にとってこれは新しい視点でちょっと感心したりして。だから、首元までキッチリの
      シャツはちょっと? みたいなことをおっしゃる。64才のアタイにゃ、この開き具合がいい
      とおっしゃるんだ。しかもレディス、これもいいと。良く観るとわかるだろうけど、レディ
      スだから肩パッドが入っててちょっと盛り上がっとる。そこまで観ていいといってるんじゃ
      なかろうけど。でもね、私が知らないことを信頼出来る方にアドバイスされることにはしご
      く素直に従うのですよ。なんせB型、素直で頑固なタチですから。

       今年になって、ふと母の洋服が納まっていた収納箱を開けてみたら、着れそうなシャツが
      けっこうあったわけ。母が何才の時に着ていたものか? 60代から70代あたりか。絶対無理
      な服もあるけど、私が着ても変じゃないものもあって。で、それを着始めたということ。
      元々、ゲイに憧れているアタイだけど、そうはなれない。せめて服だけでも女物をと思って
      いたので、渡りに舟。すでに靴下の多くは女性用を着用しているから、上もそうすればます
      ますだんだんと私の女性化は進むってもんで、言うことナス。

       そうした結果、わたしにどのような変化が訪れたのか。
       男物の服のガサツさが我慢出来なくなってしまった。荒々しさとでも言おうか、ゴツゴツ
      とでも言おうか。しかも色がどうにも。シャープで繊細な色使いはない。濁色地味のオンパ
      レード。一見して無理だ、それに気付く自分がいることにちょっとビックリ。知らぬ間に心
      は女性化しているものとみえる。そういった感じはボンヤリじゃなくはっきりくっきりわ
      かってしまう自分がいる。いや〜、進化しとるんだ。進化といっていいのかどうかわからな
      いけど。心持ちが変わったんならデザインする心やモノにも影響は大なんじゃないか。女性
      化は作品にも顕著に現れることだろう。いいぞ、コレ。まさに私が目指している世界じゃ。
      これといって何もデザインビジネスしてはいないけど、これからはスッキリした気持ちで迷
      うことなく作品(商品)に立ち向かえるだろう。

       思うに、ファッションっていうのは自分の広告宣伝担当班みたいなもんだと思うのです
      え。しかもそれは外に向かうものであり、内にも影響を及ぼすものでもある。皮膜たる服は
      身体と精神を包むもの。外に向かっては香りのようにほのかに印象をふりまく。内に向かっ
      てはまるでクリームがしみ込むようにおだやかに少しずつ浸透してゆく。そういうことと理
      解するアタイ。ニャ〜ルホド、そういうことですかい。それで納得できましたわい。なんで
      ファッション業界がこれほどまで力を持っているのか、影響力があるのか、ってことが。単
      なる流行とかじゃない、もっと違った目的があったってことかいな。

      ってなことでやる気も出て来た、と思いたい・・・・・・・・・な、店主でした。


      天井の縄卍

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          地下の工事もいよいよ最終盤、天井をのたうち這い回る配線の整理整頓にとりかかる。確
        か工事現場じゃ床工事が最後の工事だと思うけど、こちとらそうはゆかない。なぜか? 床
        から始めないと巨大なベニヤの始末に困るから。どんどん張り込んでゆかないと、いつまで
        たっても大量のベニヤで身動き出来ない。だから、床、壁にバンバン張ってベニヤが整理で
        きたところでの天井となるわけ。天井はドイツから送られてきた巨大な梱包箱を外から固定
        していた6センチ巾の板だけを使うことは決めていた。部屋の広さに合わせて54センチの長
        さに切断し、穴(照明用)を開け、溝を切り。何もしない単なる長い板をコンクリに固定し
        たものにネジで固定する。むろん、電球は穴のピッチに合わせて結線し、長さはおよそ3.8
        メートルとなる。それを4列並べて
         こうなった。ポツンと出っ張ってるのはプロジェクター、右にあるのは配線ダクト(ソ
        ケットで灯具を取り付けるためのもの)。

         プロジェクターはこんな感じに吊り下げられている。突き出しているのはリモコン。もっ
        とカッコいい収納にしようとちょっぴり思ったんだけど・・・・・・・ま、いいか。なんて
        安直なんだ。でも・・・・・・・・・ま、いいか。「ま、いいか」の誘惑には勝てない。

         左下のプロジェクターからの配線は丸穴板の上を通っている。

         でも、ここまでは配線はのたうち回らないし這い回りもしない。問題は、こんなとこでは
        なく階段奥の天井面なんだ。
         この地下では配線が集結する場所はここしかない。階段奥のきわめてせまいところ。いわ
        ば配電盤のような。

         天井照明の配線すべては右側の縦棒板を貫く。見えにくいとろでU字形の釘?で固定され

         それらが導かれる先は階段奥。ここに電源が届いていて照明と連結され、2連のスイッチ
        に。

         主電源は隣りの工房から、この通り。配線丸見えだけど棚にいろんな小物が置かれるので
        目に触れることは少ない・・・・・・だろう。

         それらが一カ所に集まるとこうなる。ここが問題の核心点。ぶっといコードや細いコード
        をあ〜でもないこ〜でもないと繋ぎ合わせるわけだ。下にはすでに棚が出来てるから手が入
        りにくいことこの上もなし。手順がでたらめ自業自得なんだ。しかも、電源を遮断して結線
        するなんてことはしないから、間違うとビリッとくるし火花が散るし。ゴチャゴチャなコー
        ド類はまるでからんだ毛糸のよう。こ〜いうの大嫌いだから、ホント嫌々の作業。ムカツク
        けどほどかないと整理出来ない。作業終了後の写真だから一見キレイに見える(見えない
        か?)けど、最初はこんなもんじゃないんでっせ。

         でね、このイヤイヤ作業をしかたなくやってるときに頭をかすめたのが団鬼六。SMの巨匠
        と呼ばれ、卍や亀甲で女体を縛りまくっていたことを思ってしまった。女体=配線コードと
        言うわけでね。そっちの脚を持ち上げてこっちの腕に縛り、マタの間を通って頭に持って行
        き、それをかかとにくくりつける。それと同じだなと。でも、あっちは喘ぎ声だけどこっち
        はビリッだなと。そんなことを繰り返していたら指先が破けてしまったじゃないか。なんて
        こったい、俺の指がコードに負けたってか。イタイじゃないか。でもバンドエイドで手当し
        てもすぐに外れちまうじゃないか。
         
         嫌気が沸点に達して我慢叶わず一服休憩。何気なく団鬼六を検索してみたらこんな一文に
        出くわした
        升田 「途中まではあんたが絶対優勢じゃった」
          団  「どのあたりでしょうか?」
          升田 「駒を並べた時です。わしのほうには飛車が無いが、あんたには有る」
          団  「…どの手が悪かったのでしょうか?」
          升田 「あんたが駒を動かしたのが敗因ということになります」

         将棋好き腕前もかなりの団鬼六。天下の升田幸三と飛車角落ちで挑んでみたが、やはり当
        たり前にコテンパンで散々な敗北を喫した。その感想戦でのこと。ウヒャ〜、すごいなコ
        リャ。瞬間大爆笑のワタシ。で、升田さんをウィキペディアで調べたもんだ

        • 「女は頭が悪い」「女性には将棋はできない」と発言したこともあったが、女性には人気があり、升田自身も女性には優しかった。当時の女流名人蛸島彰子が升田にサインを求めたところ、升田は快く応じている。まだ十代だった中井広恵には、「女は将棋なんて強くなくても抱き心地さえ良ければいいんだ」と発言している[5]

         カッチョエ〜のう。オレも言ってみたいゾ、その一言

        • 参院選に出馬を打診された際「本業に自信のあるものは政治家にはならない」と断った。
         
         カッチョエ〜のう。ナリホド腑に落ちるゾ、その一言
         
         ・全日本選手権戦(後の十段戦→竜王戦)で対戦した木村名人に対し   「名人など所詮はゴミのようなもの」と言った。ムッとした木村は
         「じゃあ君は一体なんだ?」と反論したところ「ゴミにたかるハエ
          だな」と言うなど、毒舌ながらユーモアもあった。
         
         カッチョエ〜のう。私もそんなことが言える日が来るのか、その一言
         
        • 巨人の長嶋茂雄と対談した時「野球は3割打ったら上等と言われるが、将棋は7割勝たんと一流とはいえん、精進したまえ」と言われた長嶋はスランプから脱出したという。

         カッチョエ〜のう。天下の長嶋を軽くあしらう 升田さん。けど、それでスランプ脱出の長
        嶋もなんだかスゴイ。どっちもどっちで禅問答だなコリャ。

         閑話休題、配線に戻ろうか。こんな升田語録の後じゃ改修なんて小さいちいさい。とはい
        え、けどね。せっかくここまで書いたんだから
         昔買っておいて使わなくなった変圧器は5Wの豆電球に使う。これで照度は自由自在、無敵の照明と自画自賛の態。

         
         階段正面からの図。やはり配線は隠しても隠しきれない。チョロチョロと見えるのはいた
        だけない。なんでもそうだけど、見えるんならドバッじゃなくちゃ潔くない。だから、いず
        れここは目隠し板でふさぐことになろうか

        それでオチは?・・・・それを言わないで!!・・・・・・ な、店主でした。


        METCHA MATCHA開店!

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            昨日、8月23日がオープニング・パーティ。26日から正式に開店するとの連絡がありました。パーティは午後5時、すでにお客さんは列をなし、一時間で300個のおにぎりが売れてしまったとのことだ。予想はしていたことだけど、まずはメデタイことだ。よろしければ店主 真理さんのFACE BOOKでご覧下さいませませ。


          こっちもがんばらにゃイカンかいな・・・・・・・・・・な、店主でした。

          奈良 王道の二寺巡り

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              帰省二日目は丹後半島とは逆方向に針路?をとる。奈良だ。去年は息子カミサンと訪れた
            奈良だ。年取ると奈良が恋しくなるのか、よくわからない。けど、京都よりは奈良に心が傾
            くのダ。で、今年は薬師寺と唐招提寺という王道黄金コンビ。場所もきわめて近く移動に時
            間はかからない。しかも行ってみてわかったけど雰囲気や性格?が異なる二寺だから興味深
            いことこのうえもなし。一応、去年の記事を引っ張り出してみた。

             初めに訪れたのは薬師寺。お盆の真っ盛りで駐車場はガラガラ、参道も人影は少ない。

             さすが奈良、自販機も控え目に抑えておさえて茶色で塗り塗り

             落ち着いた参道いとをかし

             入ってすぐ右にある建物で今まさに法話が始まろうとしている。高田好胤が先鞭をつけた
            当地の法話だろうから期待は急上昇。これを聞き逃す手はない。
             やはり圧倒的にオモシロイのだ。約20分、感心させたり笑わせたり下手なお笑いタレント
            よりも数倍よろしい。滑舌、口調、テンポ、オチもあり〜ノ商売もあり〜ノ、飽きることは
            まったくない。私が学校で話すことに比べるのもおこがましい。ってことで爪をいただき煎
            じて飲むことに。お寺でのこういった話は説教とか説法とか法話とか祭文(こりゃ違うか)
            とかあったんじゃないかしら。日本の芸能の源流とも言えるでしょ。浪曲や講談や浪花節
            (浪曲と同じか?)もここから派生したんじゃないっすか。だから上手いのも当たり前って
            もんで。いや〜、それにしても素晴らしい話芸で堪能しちまいました。

             この建物は勧進所、つまりは集金システムの窓口みたいなもんで。感心した我々は思わず
            写経セットを買い求めてしまった。日頃仏教とはほど遠い生活者だけど、日本文化の伝統を
            保つためにはこの程度の出資はせめてものことだろう。私たち夫婦と娘はためらわない。そ
            れにしても娘が買うとは思わなんだ。へェ〜、買うんだ・・・・・・好きなんだ・・・・・
            てなもんですわ。
             右の筒の中に写経セット。で、よく見たら東京の五反田に薬師寺東京別院があってそこで
            も写経が出来るし法話も聴けるんだ。こりゃ、行くっきゃない。第一、家の座卓で写経し
            たって雰囲気出ないし世俗の垢にまみれた我が家で書くのは失礼ってもんじゃないか。
             この写経セットを買い求めたときに法話のお坊さんに良い話をありがとう昔修学旅行の時
            に高田好胤師に法話を聴いたことを話そうと思ったら、ふいに涙が出そうになって声も出な
            くなり、自分でも驚いてしまった。一瞬だったけど、あの感じは一体なんだったのか? 感
            動でもないし懐かしさでもないし。高田師の伝統がいまだに守られていることに対する驚き
            なのか。はたまた少年の自分を見たからなのか。それにしてもいきなり訪れる落涙は困りも
            のでっせ。相手だっていきなりじゃビックリするだろうし、変なやっちゃと思われちゃうん
            だろうなァ。ちょっぴり恥ずかしい店主。

             でもって金堂。いろいろあって東塔しか残っていなかったのを高田好胤が写経勧進なる方
            法でお金を集めて次々と紛失?した建物を建造したなんてことは知ってる。私が中学生の頃
            か高校生のころか。修学旅行で訪れた際に高田好胤の法話を聴いた覚えがある。その面白き
            こといまだに忘れられない。しかも建てたのは最後の棟梁として名高い西岡常一だから誰も
            文句をつけることはできないんじゃないか。しかし、全体の工事はいまだ路半ば閑散として
            いる感なきにもあらず。

             金堂の中はひんやりしてるしベンチもある。格好のお休み処になっている。暑いしけっこ
            う歩いてきたし、さすが薬師寺サービスは満点(違うか?)。

             回廊は中央に壁があり内外に列柱が並び通路となる「複廊」。柱の太さとか梁や虹梁など
            の部材の形や寸法などは現存する東塔を参考にしたのだろうか。なんせなんにもないところ
            から作らねばならんのだから。

             回廊の連子格子が美しい。青と丹色はいつ見ても見事としか言いようもなし。

             連子格子の向こうに見えるは、東塔工事のヘルメット。きれいに並んどるんダ。

             奥まった建物に建築用材があった。台湾産のヒノキ。今じゃこんなぶっといヒノキは入手
            できないんだろう。ラスト棟梁たる西岡常一も今はなく、用材もなきじゃ日本の木造建築技
            法も風前の灯火なんだろう。弟子の小川三夫氏がいたとしても、その後がいないのではない
            か。

             同じ建物でミニ鬼瓦作り。夏休みの自由研究をここで済ませちゃえ、とばかりにかなり強
            引に大人たちに薦められて嫌々ぶんむくれで粘土をこねる孫一人。その膨れっ面がなんとも
            面白くてパチリ。自由研究で薬師寺の鬼瓦を作る生徒はおらんだろう いやいやけっこうい
            たりして えっ! 君も なんて不埒なことを話している大人。なんてことだ、聖なる地で
            の俗な会話にホトケ様もあきれ顔かもしれん。

             排水口部分もきれいに刈り込んである。意味もなくこういうのに心が動いてしまう

             すぐ隣りを走る電車にもなんだか霊験あらたかな踏切。時代劇がタイムスリップ、深編み
            笠の市川雷蔵にここを通り過ぎていただきたい。

             崩れ落ちる土塀も往時を偲ばせるに充分。隙き間から忍者ハットリ君の足が見え隠れした
            りして

             いつチャンバラ武士が出てきてもおかしくない。激しい剣劇、左の竹林を刀でスパッと斬
            りスーッと竹が倒れ・・・・・あぁ、イカン。妄想が止まらない。

            でもって唐招提寺はいずれ・・・・・・・・・・・・な、店主でした。


            暑気払い 盆踊り大会

            0
                いやね、そんな気はなかったんですよ。昨日、地下の天井照明を3列繋いでコードがなく
              なってしまい小休止。気晴らしにYou Tube。好きなミュージカル映画をなんとなく探してみ
              てたらドツボにはまってトッピンしゃん。初めて観る映像もあったりして夢中になって気が
              付いたら夜の11時を30分で。晩ご飯も食べずに5時間も観ていたん。ま、夕方空腹に耐えか
              ねてコンビニ冷やし中華を食べたせいもあるけど。水に浸けてあったお米をといで炊き始め
              たのはそれから。で、晩ご飯は夜中になってしまった。こりゃ胃も驚くだろう。けど、たま
              には刺激になっていいかもしれない。寝たのは3時、これじゃからだにいいわっきゃないよ
               わかっちゃいるけどやめられない・・・・♬。

               この記事長いから心してお願いします。それと、すべて映像ですからできれば大きな画面
              で観るとよろしいのではないかと。てことで、始まりはじまり〜

               最初はなんだったか。エレノア・パウエルか? ずいぶんあれこれあっちこっち探しま
              わったもんだから、そんな昔のこと記憶の彼方にかすんでおりますわい。でも、多分エレノ
              ア・パウエルだったろう。詳しい素性は知らねどもアタシャ好きなんだ。女らしくも力強
              い。一見矛盾してはいるパフォーマンスを具現化する女神。好きなんですわ。

              http://www.youtube.com/watch?v=Bmhnb34XAcc

               最初に踊る黒人三人組、ステップはニコラス・ブラザースとよく似てまんなぁ。まんま、

              そっくり。巨大なカーテンに見え隠れなピアノが何台も出て来るけどこりゃ撮影用か、胴が

              薄いから弦が仕込めないんじゃないか。このカーテンもミュージカル映画には定番モノ、巨

              星ジークフェルドじゃかの有名な超巨大スパイラルケーキを覆っていてしかも上に吊り上げ

              られていたもんね。それにしてもこのセットの背が高いこと。このステージの天井高はどれ

              ほどのもんなのだろう、か。


              http://www.youtube.com/watch?v=lF_e-6LuB0U

               やっぱ脚は見えててほしいもんだ。太からず細からず、エ〜でんな〜。長いし、よく動

              く。独特のステップはエレノア・ステップとも呼んじゃいたい。


              http://www.youtube.com/watch?v=jKVhF6LgFn4

               そして「踊るホノルル」だ。ザッツ・エンターテインメントで観たのが最初だったけどそ

              れは一部だった。今回シーンすべてを観れたからうれしい。感激もんだ。ヒデキ、カンゲ

              キ!! ハリウッド製ハワイアンだから本場から言わせればなっちゃないとこもあるだろ

              う。けど、そんなこと気にしてちゃ楽しめない。ハリウッド製ということで楽しめばいい

              じゃないっすか。手を打ち、腿を打ち、からだのあちこちは楽器と化す。にこやかたおやか

              なからだのどこにそんな筋肉があるんじゃろう。裸足もいいし、タップシューズも文句な

              し。


              http://www.youtube.com/watch?v=TSwDEp-XFGw

               そしてフレッド・アステアとの共踊? これが彼女の頂点なんじゃないか。私の知る限り

              だけど。前半部が終わり後半部はさらに凄い。大体、タップダンスは数分の短さだけどこれ

              は長い。ようこんだけ覚えていたもんだ。アステアの練習は凄まじくって誰もが音を上げる

              らしいけどエレノアだけはきっちり付いていったと読んだ記憶がある。双方筋金入りのガチ

              ンコ勝負といったところなんでしょう。

               いくらミュージカル映画が好きだと言ったって淀川さんや双葉さんのようにほとんど全部

              観てるわけじゃない。ほんの一部だ。第一今となっちゃ観れない映画もある。だから、狭い

              ところをグルグルウロウロ回ってるにすぎないのですわ。でも、有名どころはそこそこ観た

              という自負はあるからエレノア・パウエルがいいという意見は当たるとも遠からず、マアマ

              アの線なんじゃないかと思うんだけど。エレノア以外となるとアン・ミラーしか思い当たら

              ない。もっと他にもいるんだろうけど。


              http://www.youtube.com/watch?v=8yS1e9zksJ8

              http://www.youtube.com/watch?v=kCWJxd2TCIc

               いずれも傑作「イースター・パレード」。自負心旺盛で勝ち気な役どころの彼女は数シー

              ンで踊りを披露する。黄色に黒の衣装も素晴らしいしカーテンの使い方もまことにけっこ

              う。雑誌の表紙のアイデアは古くからあるのかもしれないけど、これもけっこう。オレンジ

              色の衣装もけっこう。まったく、けっこうずくめなんだ。昔、けっこう仮面という漫画(永

              井豪だ)があったけど、そりゃ関係ないわな。

               「イースター・パレード」ならばフレッド・アステアにも触れずばなるまい。


              http://www.youtube.com/watch?v=emNOxALQlpo

               ドラム・クレイジーなるナンバー。むろんアステアはドラムを叩けます。しかもかなり上

              手いらしい。とあるオモチャ屋でウィンドウに飾られていた人形を買おうと店内に。すると

              男の子が先約で、すでに買う気満々。そこであれこれ遊んで目をそらし結局男の子にはドラ

              ムセット、アステアはまんまと人形を手に入れる。こういった筋立てを4分の踊りと歌で説明

              するわけだ。スティックやステッキの使い方、コンビの靴、セットや衣装の色彩計画もいい

              んだけど、特にアタイはお金を支払って店を出るシーン(フワ〜とした扉の閉まり具合も)

              にウットリしてしまう。なんてスムーズなんだ、なんて都会的で軽快でオシャレなんだ。と

              ね。

               「イースター・パレード」ならばジュディ・ガーランドにも触れずばなるまい


              http://ja.wikipedia.org/wiki/ジュディ・ガーランド


              http://www.youtube.com/watch?v=wNOiT0dD_RI

              http://www.youtube.com/watch?v=4nT3AE27Fn8

               なんたってジュディの大ファンだから彼女が出て来てくれさえすればいい。もう、何回観

              たことよ。何回観てもいいんだから困ったもんだ。彼女の本業は歌ですからね、踊りは得意

              ではないのだろう。でも、カンがいいからすぐに覚えて動ける。これが芸人ってもんじゃな

              いか。この映画もいいんだけど頂点は「スタア誕生」と決めつけてる店主。


              http://www.youtube.com/watch?v=nIrdxZUF6rk

               名曲中の名曲「スワニー」のシーン。シルクハットに男装は彼女のおハコ。微妙な色合い

              のパンツが素晴らしい。全体の色彩もいいんだけど、なんたってパンツでしょう。子役から

              スタートした彼女、なんといっても名を売ったのは「オズの魔法使い」。第二の国家と言わ

              れる「虹の彼方に」を歌っている。初めの配役は違う役者だったけどなんかのせいで彼女が

              演じたという話しもある。この映画の魔女も私は大好き。

              http://www.youtube.com/watch?v=aopdD9Cu-So


               ね、こうして次々と思い付き探して観ているとあっと言う間に時間が経っちまうんです

              わ。忙しくはない、とはいえやることはそこそこある。こんなことしてる時間は・・・・と

              思うけど、一方でどうせ死ぬんだし今楽しむこのときを大切にしたいという思いもある。昔

              なら隠居してる歳だからいいじゃん。なんてこと思いつつズンズン進むわけだ。


               さて、ここまできたらニコラス・ブラザースに会いに行っちゃおう。以前にも記事にした

              ことのある男性タップの巨星であることは誰も異を唱えんだろう。白人ならアステア、黒人

              ならニコラスに決まっとる。毎朝太陽が昇るのと同じように当たり前なことだ。


              http://www.youtube.com/watch?v=HU-AfrNLHLU

               邦題「アルゼンチンへの道」の中のダンスシーン。これもザッツ・エンターテインメント

              で初めて見初めてビックリ仰天。なんてスゴイんだ。なんて軽快なんだ。なんで脚があんな

              に開くんだ。膝は大丈夫なのかいな。昆虫のような身体つきがバッタのように飛び跳ねる。


              http://www.youtube.com/watch?v=faU8AjM_eE0

               ニコラス・ブラザースをNicholas Brothersにして検索したら出るわ出るわワンサカと画像

              が出てくるんだ。そのなかでもこの映像が印象に残ったのさ。ALL COLOREDというからに

              は黒人だけのボードビル・ショーなんだろう。巻頭の三人の動きも凄いけど、しとやかに歌

              う女性がスキャットやちょっぴり踊るセンスというか秘められた狂熱が垣間見えてゾクゾク

              してしまう。そしてニコラス・ブラザース。ちっこいくせに芸人魂ががっちり身に付いて

              る。まるで遊んでるふうだ。最後の楽団と女性シンガーもまことにけっこう。ドラムのレイ

              アウトが不思議でオモシロイし、ドラマーがスティックを持ってそこらじゅうを叩き回る

              ギャグの元はここにあったんかい! ハナ肇はこの真似だったんだ〜。ふ〜ん、てなもんで

              すわ。


              http://www.youtube.com/watch?v=NeeHWFpW96A

               栴檀は双葉より香ばし。できる奴は最初っから出来るのだ。それにしても狂ったような脚

              さばきはどうだ。身体に悪いんじゃないか。


              http://www.youtube.com/watch?v=orhf_Xv6HCA

               でもなんといっても彼らの頂点はこれだろう。「ストーミー・ウェザー」だ。この映画も

              登場するのはすべて黒人。最初に軽く踊るのはビル・ロビンソン、軽快に踊る黒人ダンサー

              の開祖ともいうべき存在。ニコラス兄弟も頭が上がらない教祖だからね。髪振り乱して歌い

              狂うのはキャブ・キャロウェイ。当時有名だったコットン・クラブでも大活躍だった。歌も

              うまいけど観客とのやりとりや動きを含めたパフォーマンスすべてが素晴らしい。そしてニ

              コラス兄弟。ダンスが立体的なんだからたまりません。平面床を動くのと違って立体運動は

              さらにムズカシイんじゃないか。そんなことを抜きにしてもこのダンスは圧倒的じゃない

              か。そしてこの映画にはファッツ・ウォーラーも出てるのだ。これを観て一気に好きになっ

              てしまい6枚組みのCDを買ってしまいました。

              http://www.youtube.com/watch?v=PSNPpssruFY

               そこで話はビル・ロビンソンに移る。ほらね、こうしてエンドレスになってしまうのよ。

              「ミスター・ボージャングル」という歌もあるけど、ボージャングルというのが彼のニック

              ネームでさ。ストーミー・ウェザーにはこんなシーンもある

              http://www.youtube.com/watch?v=snnUrLb6KwQ

               床に砂を撒いて踊るサンド・タップ? ドラムでも針金を束にしたスティックがあるけど

              あれと同じようなもんか。アステアも砂を撒いて踊ってたけど多分こちらが本家なんじゃな

              いか。最後に両足を揃えて飛んでるけど、これなら踊れない私だって参加出来るぞい。


              http://www.youtube.com/watch?v=fbtR1DNgNak

               かの有名な子役シャーリー・テンプルとの共演じゃい。ロビンソンもすごいけどテンプル

              ちゃんの凄さもスゴイんだ。これじゃ人気爆発沸騰も当然のこと。せいぜい6才とか7才くら

              いだろうけど、堂に入った動きに目を見張ってしまう。こういう逸材に使うもんでっせ「天

              才」という言葉は。アタイは二番目の道路脇のテラスのシーンが一番人気。身体全体から発

              する大人顔負けのうごきはまったくもって向かうところ敵なし。

               とはいえ、どんどん成長しちゃうから賞味期限はきわめて短い。三番目の映像じゃずいぶ

              ん大きくなっていて魅力は半減しているようにみえる。


               前記の「ストーミー・ウェザー」は主題歌も有名でスタンダードナンバーになっとるわけ

              だす。ってことでジュディ・ガーランドの歌をめっけ。自分のTV番組で歌ったものだろう。

              幾つぐらいだろう? 30代後半か? 40代に入っているのか? あぁ、なんて悲しい結末な

              んだ、彼女の人生は。私を呼んでくれればなんとか出来たかもしれないのに。なんて出来も

              しないことをついつい考えてしまいます。

              http://www.youtube.com/watch?v=7ioDJZpKCEE


               いろんな人がこの曲をカバーしています。

              http://www.youtube.com/watch?v=5mm1g3vSUHE

              http://www.youtube.com/watch?v=EIgVCU19pjg

              http://www.youtube.com/watch?v=k3LYJd1WjWo


               夏休みの企画はこれでオシマイ(たぶんね)。なごうござんした。付き合うのも大変で迷

              惑なことでした。お忙しいのに時間をとらせてしまい申し訳なし。


              オツカレサマでした・・・・・・・・・・・・・・な、店主です。



              超速帰省

              0
                  三泊四日のスピード帰省が終わった。さほどの混雑もなく昨晩帰ってきた。今旅は娘夫婦
                の車に同乗し、これっぽっちも運転することはなく眠りこけてばかりだから安気なものだ。
                眠って起きては見物し食事し、これじゃまったく観光バスじゃないか。申し訳ないとは思う
                けど運転をしゃしゃり出るわけにゆかず、なのだ。車窓の景色を楽しむでもなく、爆睡三昧
                の大名旅行。結婚したてのころはほぼ一ヶ月、ずいぶん後になってももうちょっとゆっくり
                と帰省したので三泊四日はかなりの短さに感ぜられる。しかも往路奈良に寄ったから実家に
                居たのは実質一日しかない。帰省なのか観光なのかわからない。義母の見舞い、墓参りも申
                し訳ないほどの短時間で、忸怩たる気持ちはあるけれど、数年前に義父が亡くなり義母も病
                に倒れて言葉を交わすこと絶無。故郷は遠くにありて日々に疎し。初めて訪れて40年弱、か
                くも時の流れは早く家族の状況は変わり人の心もうつろってしまうものか。と、感慨にふ
                けったりして

                 一日目は東京を5:30に発ち、午後二時頃には京都に着いてしまった。なんてこったい、早
                すぎるじゃないか。娘夫婦は昨年高速で超渋滞に巻き込まれたのが痛い思い出なので用心を
                重ねてのことなのだろう。乗せていただくこちとらにすればあれこれ言う筋合いではない。
                で、ホテルにチェックインして亡姉の墓参りに行くことが出来た。東福寺退耕庵という趣き
                のある寺だわさ。
                http://www5e.biglobe.ne.jp/~hidesan/taikou-an.htm
                 庭内は公開されていないから、いつも通り玄関?のようなところで扉を開けてもらわなけ
                ればならない。だが肝心の名前が思い出せない。平川まではわかるけどその下がね。この寺
                のこじんまりとした墓所は平川姓はぎょうさんいるから名字だけではアキマヘン。チョンの
                間の沈黙の後にやっとこさ思い出すことが出来て、無事関門通過、無事墓参り終了。それに
                しても京都の夏は相変わらず暑い。

                 そして夜、懇意にしていただいている河長商店の若き専務の声掛けで西木屋町にあるお好
                み焼き屋さん。奥さんの実家なので何回も利用させていただいている。高瀬川のそば歓楽街
                をズンズン進んだ奥の二階は「こたに」。

                 「こたに」にお邪魔するのはなにも家族サービスというわけじゃなく、私と専務の仕事が
                らみで会おうかということでもあった。河長商店は金物の卸し問屋なんだけど、扱う商品の
                取扱い(取り付け方法)がわからないお客様にネットで説明する策を思い付き、そのお鉢が
                私にとなったの。私がこうしてシコシコ書いているブログでそれを説明してくんないか? 
                よっしゃぁ、まかしときなはれ 書きまっせY田さんの依頼なら 喜んで。で、最初のお試し
                の金具の受け渡しとカンタンな打ち合わせも兼ねてということで。
                 主に椅子に使う回転盤。座板の下と脚の間に取り付ければクルクル回ります。どう考えて
                も取り付け方法はしごく簡単単純なれど一般客にはそれがなかなか。画像も入れて道具やら
                手順やらを解説できればいちいち説明することもない。ま、取説ネット版ってとこかいな。
                ということでこのブログに近々「河長商品の手引き」みたいな項目が出現し、いろいろな金
                具を微に入り細に入りの説明文が載ります。興味のある方は覗いてみてやってくんなまし。

                 閑話休題。娘夫婦+子供一人、カミサンと私を相手するのはY田専務。長い歴史の金物問屋
                 河長商店の十二代目。飲み物食べ物を取り仕切り話題も合わせる如才なさ、気遣いの才覚は
                なかなかのもの。普段接している学生と比べたら月とスッポンあばたにえくぼタデ食う虫も
                好きずき?若くて社会経験のない学生と比べるのも失礼だけど、とにかく安心して過ごせ
                る。年長の私がなにもしゃべらなくてもみるみるうちに場はなごみとても良い雰囲気になっ
                てゆく。年令も仕事もさまざまな数人の席をもてなすことはなかなか出来るこっちゃない。
                で、しばし。たまたま話題が金物のことになり娘の口から出たのがポイントフィックスなる
                金具。

                 娘の会社はアルミパネルの取り付けが主なんだけど、扱っているとこや価格なんかを探し
                たり交渉するのが娘の仕事らしく、この金具に花が咲く。どこに商機が転がっているかわか
                らない。早速名刺交換し、挨拶も商売人同士のように早変わりしたもんだ。で、たらふく食
                べてしこたま飲んでホテルに帰ろうとしたら路上でこんなパフォーマンス
                 いかにも手作り、椅子代わりのスピーカーから音が出てる。なかなかのものとお見受けす
                る。やりまんな〜この外人。

                 鍵盤のような棒は割り箸のようだ。チターとか大正琴とかみたいなもんか。不思議な演奏
                でちょっと心惹かれたけど脇にあるCDを買う気にはならず。ホテルに到着し、京都在住の義
                弟一家が駆けつけてしばし歓談、お風呂に入っておねむになったわけどす。

                 そして翌朝、窓から山が見える。
                 名前はわからない。京都五山のどこかだろうて。ふと、下を見ると虫がガラスに止まって
                る。早朝からごくろうさんってことでパチリがこれ。
                 え〜でっしゃろ。これが今回のベストショットだったし。

                なんてことで、え〜かげんな・・・・・・・・・・・・・・店主どすえ。


                抱きしめたい

                0
                    暑さ厳しく、お盆休み直前だというのに地下にこもってベンチを取り付けていたんだ。今
                  日も。ちょうど背もたれを取り付けようとしていたときに店の☎がプルルルル〜。めったに
                  鳴ることない「鳴らずの☎」。電話口から聞こえるのは「博志ちゃん?」。64才の私にちゃ
                  ん付けで呼ぶ人は世界で数人しかいない。以前電話をいただいたM田さんだ。当店の紹介が日
                  本TVでされて、BSで再放送されたんだけど、そのときも「博志ちゃん?」だった。再放送を
                  観てすぐに連絡いただいたの。ちょいとバタバタしてたんでお会いする機を逸して数週間、
                  今、下丸子駅に来てる、会ってくれる? 来ているんですかい! おっとり刀で駅へ直行し
                  感激?のご対面。で、店でしばし話し込んだわけだ。

                   55年ぶりでお会いしたのですわ。55年ですよ! 私が9才の時じゃんか。両親が離婚し
                  て、生計のためにそれまで住んでた家の部屋を貸し始め、入居されたのがこの方で20才だっ
                  たという。離婚前は比較的裕福な家庭だったけど、離婚後は一気に耐乏生活に陥ってしまっ
                  て。主婦だった母は生命保険の勧誘(その頃女性の仕事はそんな仕事しかなかった)を始
                  め、それだけでは生活出来ないから4部屋あった家の3部屋を間貸したわけ。ふつうの家だか
                  ら部屋の仕切りは襖だし壁の上には欄間だったから話し声はツウツウで息をひそめるような
                  毎日。トイレ、洗面台すべて共有で、朝晩のご飯も母が作っていた。いわゆる賄い付き。一
                  部屋に二人づつ入居していたから多分4〜5人、私の家族を入れると8人くらいの同居。こん
                  な生活が十年は続いたかしら。

                   M田さんの名前は覚えていたし、顔もうっすらと覚えていた。金縁メガネでちょっと遊び人
                  風だった。駅で会った時にすぐにわかって家まで案内、途中にあった銭湯(今はない)や古
                  くからの店なんかを教えつつだけど銭湯以外はすっかり忘れているらしい。なんせ55年ぶり
                  だから無理もない。数年前に亡くなった母のこと、それ以前に亡くなった姉のこと、あれか
                  らのこのごろのこと話しは尽きない。私を連れて蒲田へ行ったこと、多摩川に遊びにいった
                  こと、母に世話になったこと、などなど。話すにつれて思い出すことも多く不思議な気持ち
                  だ。

                   話しは当時の私のことになり、ある日会社から帰ると玄関脇で一人ウンコ座りをしていた
                  なんてことを覚えておられて。私しゃ瞬間的に当時の庭の雰囲気がよみがえり、そこに一人
                  ポツンと座っている自分を見た。思わず抱きしめてあげたくなっちまったぜ。離婚のコンプ
                  レックスで学校じゃ友達もいないし、家にいるのは大人の同居人ばかり、母の帰りは遅い
                  し、姉とはあまり仲がよくなかったからいつも一人ぽっちだった。大丈夫だよ、ほら、こう
                  してちゃんと大人になったし、いっぱしの社会人になったよ。なんて言ってあげたい。抱き
                  しめたいけど、大人の私が抱きしめると子供の私はビックリするだろう。なんか地上2mぐら
                  いから覗き込んでいるような、書いている今もとても妙な気持ち。

                   エロい発言を繰り返し、マルクス兄弟にバカ笑いする今の私だけど、心の底のそのまた奥
                  底、さらに細い道をどんどん降りて、道はさらに細く暗くなったドン詰まりの小部屋の小さ
                  な棚を開けると、そこには当時の私がちんまりと。そんな感じ。誰だってこういう気持ちは
                  あるだろうから格別なことじゃないけど、今日、突然の出会いが私の気持ちを急速ノスタル
                  ジック解凍させる。

                   離婚のショックは延々と続き、今も完全になくなったとは言えない。友人が少なく(多く
                  欲しいとは思わないんだからしかたないさ〜)、常に疎外感仲間はずれみたいな感覚を捨て
                  去ることはできない。妙に斜に構えがちだし、父親像を求める気持ちもある。そうは言って
                  もさすがにこの年になると父親像を求める気持ちは薄らいではいるけど。肉親に対する愛情
                  が薄いのもそのせいか、なんて思ってしまうけど。なんでもかんでも離婚にかこつけるのも
                  おかしいし、50年以上経ってるのにいまだにそれを理由にするのも大人げない。とは、思う
                  けど。年令とともにツラの皮も厚くなったし、講師をしている学校じゃそんな気持ちはこ
                  れっぽっちも顔に出ないけど、それ以外のふとした時にひょっこり出てしまう。人に紹介さ
                  れそうになったり、妙におだてられたり、女性に言いよられたり(まず、めったにないけ
                  ど)、するときにね。思わず後退してしまうアタイ。反射的な言葉だったり行動だったりす
                  るから考える時間もない。大人げないと思うこともしばしばだけど習性だからね。損するこ
                  とも多いんだろうけど、しかたないさ〜。

                   今じゃアパートで個室がフツウだけど当時は下宿がふつう。大人の中にひとり子供の私は
                  誰も相手にしてくれず、いつもツンボ桟敷。あれこれまとわりつくも対等に付き合っちゃく
                  れんの。そのことが心に残っているんだろう。中学高校、専門学校でも親しい友人は皆無。
                  てきとうにほどほどにの友人ばかり。だから、いつのまにか孤独に強くなったのかもしれ
                  ん。それは今も変わりない。だけど、ポツポツと友人が出来てきて、それも親しいと言える
                  関係を持続しつつあるから、もう遅いかもしれないけどようやく疎外感から脱することがで
                  きつつあるのかな〜。ようワカランのだけど。

                   そのM田さん、我が家は青春の一時期を過ごした思い出の地。私の写真を撮り、道路から家
                  の写真を撮る。20才から2〜3年しか居なかったけど、その気持ちはよ〜くわかるんだ。母の
                  実家で不幸があって40年ぶりくらいに帰郷したとき、一人で裏庭を歩いていたときもそこで
                  遊んでいる子供時代の私を見たからね。数十年の記憶が一気に戻り、確かにそこに居た自分
                  を見ることができることは充分に理解できます。胸に去来するあれこれが胸を熱くすること
                  もよくわかる。よくわかりますよM田さん。彼が帰宅したら知らない女性が訪れて部屋で待っ
                  てるよ、なんて言われたこともあったと話してくれた。会社の同僚で彼に好意を持っていた
                  女性だった。ずいぶん大胆な女性なんだ。いつの時代もこういうことはあったんだ、と私も
                  自分の記憶のかけらを拾い集めたりしてさ。でも彼はあまり好きではなかったみたいで、そ
                  れっきり。そんなエピソードがあったわけで、なおさら青春の地であったことだろう。

                   母と姉が亡くなっていたことを残念がってはいたけど、当地に来れたこと、私と会えたこ
                  とがよほど嬉しかったのか、なんども良かった良かったと言ってくださる。いろいろ批判の
                  声も聞こえるTV業界だけど、こんなステキな出会いをもたらしてくれたことに感謝せねばな
                  らない。TV出演にいささかの「なんだかな〜」感は抱いていたけど、今日の一件ですべて帳
                  消し、出た甲斐があったというもんだ。

                  ちょっと興奮気味か、今夜は眠れないか?・・・・・・・・・・・・・な、店主でした。


                  暑気払いニコニコ大会

                  0
                      数回前の記事にいつものメンバーが素早く反応してくれてウレシイ限り。マルクス兄弟の
                    ギャグに対してだ。こう暑くちゃ出歩くのもままならない。まったくむせ返る暑さ、いくら
                    夏が好きだといってもこれはちょっと。しかも風がないから家の中は温かくて扇風機は空し
                    く首を振るだけ。こんな状態でも我が家ではいまだにエアコンは稼働せず。カミサンはエア
                    コンつけないと身体に悪いとかなんとか言いつつもスイッチを入れようとしない。これも一
                    つのギャグでっせ。なんてこと思いつつ、地下にこもっている。地下はエアコンがあるから
                    いたって快適。なんか変? でせうか。

                     で昨晩、ふと思い付いて夜中の3時までマルクス兄弟の画像を検索しちまった。次から次へ
                    と観たい観たいの気持ちが重なってね。反応してくれたお二人に暑気払いこんなんどうでっ
                    か? とささやかなお礼の気持ち。いずれもYou Tube。

                    グルーチョ・・・言葉の詐欺師。わびしい女たらしで、ダンスを好む
                    ハーポ・・・・・金髪で口がきけない。その演技はシュールリアリズムの域に達する時があ
                            る。ハープの名手。
                    チコ・・・・・・イタリア移民の格好をしている。これも詐欺師で、グルーチョとのやりと
                            りで火花を散らす。ピアノの名手。

                     これがマルクス三兄弟のキャラクター。まずは三人が出て来るシーン

                    http://www.youtube.com/watch?v=j7PgnjEiMcA

                     グルーチョの口ひげはざっくり描いてあるだけ。金髪ハーポは映像の中では一切話さない

                    (ホントは話せるけど)。チコの変な英語は相変わらず。さほどのギャグはないけど、まず

                    はってことで


                     おなじみミラーギャグ。このギャグは彼らの発案なんだろう(よくは知らない)。1本目は

                    グルーチョ、2本目はルーシー・ショウに出演したハーポのもの。

                    http://www.youtube.com/watch?v=j5lU52aWTJo

                    http://www.youtube.com/watch?v=E4YZKGpe-D0

                     何回観ても面白く、腹を抱えて大笑いなんだ


                     チコはピアノ、ハーポはハープ。いずれも名手なんだから始末が悪い

                    http://www.youtube.com/watch?v=bfIVnzpj1vM

                    http://www.youtube.com/watch?v=1XsWI9EEric


                    http://www.youtube.com/watch?v=SFsGiddcGYA

                     チコの指使い、なんて素晴らしいんだ!!

                     チコとハーポの二人コント五連発。すべて英語だから会話の内容は想像してくだされ

                    http://www.youtube.com/watch?v=32kPmXL_oug 

                    http://www.youtube.com/watch?v=KdAmYT3x480 

                    http://www.youtube.com/watch?v=F5Ovh18nYwc 

                    http://www.youtube.com/watch?v=q9OUIk4Oaq4 

                    http://www.youtube.com/watch?v=wgcJr3o-eus  

                     どうですか? 関西のお笑いと共通するとこあると思うんだけど


                     グルーチョとハーポ

                    http://www.youtube.com/watch?v=AFk0BnxndMA


                     ハーポ単独(共演者はいるけど)

                    http://www.youtube.com/watch?v=t_pDsPu_r6c

                    http://www.youtube.com/watch?v=MUIqSL2aEvM


                     そして最後はチコとグルーチョ

                    http://www.youtube.com/watch?v=RviRADnyFPs


                     いかがでしたでしょうか? お気に入っていただけましたか? 私が彼らを好きな理由わ

                    かってもらえたかなァ。グルーチョは言葉で笑殺するので言葉がわからないと面白さが減じ

                    るのはやむを得ない。残念なことだ。その点ハーポはサイレントだから誰にでも面白さは理

                    解できる。チコはツッコミの名手なんだろう。ダイラケの兄さんか。ま、そんなことはどー

                    でもいい、先達のお二人だから私なんかよりもはるかに深く理解されることだろう。しかし

                    言葉がわからなくてもおおよその意味は理解出来る、不思議なもんだ。


                    ってことで、ヨロコンでいただければ幸い限りなし・・・・・の、店主でした。



                    秋葉原の底力

                    0
                        地下の改修、いよいよ天井に至る。最初に床面、次に壁面、いずれも完成。で、天井に着
                      手できるところまでこぎ着いた。
                       コンクリ天井面に巾6センチの梱包ベニヤを並べて取り付けてゆく。長さ2.3mを5本のビス
                      で固定する。振動ドリルで4.4ミリの穴を開け、カールプラグを差し込んで、そこに3.3ミリ
                      のビスで板を固定する。作業はカンタンだ。けど、上に向かって穴を開けるのでコンクリの
                      粉が頭と顔に降り掛かる。きっと肺にも悪いんだろう。マスクが嫌いだから気にしないでガ
                      ンガン作業。で、こうなる。
                       一部はすでに照明用の板を取り付けている。ま、こんなもんだろう。

                       で、照明部分なんだけど使う電球とソケットはこれだ。
                       110V 5Wのちんこい電球。ちんこいけど100Vで使えるんだもんね。これを42個天井面に
                      取り付けるわけだ。全部点灯すると210Wだ。多分、明るすぎるから以前入手してあった変
                      圧器で調整すれば明暗自由自在。ソケットの胴廻りはおよそ16ミリ、これを取り付けるため
                      の板を用意し穴を開ける。

                       貫通穴の径は16ミリ、外側の段差の径は30ミリ。

                       板をひっくり返してソケットを差し込み

                       グッと押し込む

                       表側はこんな感じ。ソケットと板は差し込んでいるだけで固定はせず。むろん配線も固定
                      しない。

                       天井面はこんなふうに見える

                       こういうふうになり、ビスで固定しちゃうって寸法だ。照明板は左右が欠き取られてい
                      る。少しでも天井高を確保したいことと、照明の配線スペース確保も兼ねているのですわ。

                       とりあえず持ってたソケットで仮点灯。ま、こんな感じか

                       丸い段差が光源となる。ま、こんな感じだろう。

                       天井面の高さは1m94㎝しかない。充分に手が届くし、下手をすると頭をぶつける人が来
                      るかもしれない。電球は裸で覆うものはないから危ないといえばアブナイ。ってことで出来
                      るだけ出っ張らせたくはない。ってことで、電球を少し(8㎜)埋め込んだワケ。
                       だから電球の出っ張りは8㎜に抑えられた(電球の高さは16㎜だから半分の高さ)。

                       仮点灯して大丈夫なことがわかったから、次はソケットと電球を入手せねばならない。っ
                      てことで今日秋葉原に行ったわけだ。電球は光東電機にあることはわかっている。問題はソ
                      ケット。これだ。
                       確か、以前光東電機にはなかったように記憶してるんだけど、先日の下見で「あります
                      よ」とお兄ちゃんに言われたので半信半疑だったけど一応行ってみたんだ。そしたらやっぱ
                      りない。あるんだけど100Vには到底ムリなんだ。やっぱりね。私の記憶勝ち。以前そんとき
                      に買った別の店に行ったら店そのものがないわけ。ありゃりゃ、ちと困ったぞい。付近の店
                      を覗くもこんなソケットがありそうな雰囲気ではない。でも、万一ってことがあるじゃんと
                      数軒尋ねるけどないない。ないんですよ、これが。うろつき回ったのは総武線のガード下近
                      辺。いよいよ困ったわい。なかったらドナイショ〜。

                       あきらめずに尚も追求の手はゆるまない。めげずにさらに大通りに面した店で聞くと「こ
                      の奥の店にあるよ」と言われて細こい路地をトボトボと。目指すはサンライズなる店。あり
                      ました! 可愛い娘っこ一人ぽつねんといるんだ。この辺りの店主は年配のおじさんか、こ
                      れまた年配で若作りのオバさんばかりなんだけど、そんな周囲にそぐわない若くて美形の
                      娘。「これある?」とソケットを見せると「ちょっと待って」と言いながら店を出る。
                      あぁ、きっとチョンの間の店番を頼まれていて、店主のオジさんを連れてくるんかな? と
                      思って待つこと十数秒。戻った娘の手には新品ソケットが握られているじゃあ〜りません
                      か。ウゥ、やるな〜。アンタが店主なのね、思ってもみなかったワ〜。なんか秋葉原の底力
                      を見せつけられたような思いで感心しきりのアタイ。

                       何個あるの? 2個です 注文できる? 来週の月曜か火曜には入荷しますよ それじゃ
                      33個お願いします お金は今払います 領収書は? ください 日付は今日でいいですか
                      いいです 

                       この間カワイイ娘っこは一片の笑顔もなく淡々と仕事するんだ。愛想ゼロでもOKだす。商
                      品があればいいんだからね。しかもカワイイんだからなんでも許したげる気持ち満々だし、
                      ソケットがあったことで充分心は満たされているからなんの問題もない。一個100円、総額
                      3,300円を支払って狭い店を後にしたのさ。極小の店は畳二枚くらいしかない。狭い通路を
                      はさんでこんな店がズラ〜と並んでる。今じゃ、メード喫茶が大きな顔してる秋葉原だけど
                      裏通りには伝統の電機部品が充満してることを改めて思い知る。ってことで電球はあれども
                      ソケットがないから天井作業は一時休止。暑いし、やる気もあまりないからブログでも書こ
                      うかってことで。

                      暑いっす、でも家のエアコン今夏未だ稼働せず・・・・・・・・・・・の、店主でした。



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