理由なき多忙

0
      なんだか忙しいんでアリマス。ま、忙しいっていうよりは気が急くって言い方が当たって
    るんだけど。ほんのちょっとした忙しさで目が回る。川底に砂利がたまって水深が浅くなっ
    て、ちょっとした小雨でも流れが急になってしまう。そんな感じ。年令とともに年々歳々私
    の心に土砂が溜まったんだろうか。受け止める容量が少なくなってきたようだ。上流からや
    る気が流れてきても捕まえようとすると目の前でヒュ〜と流れ去ってしまうんだ。手の動き
    も遅くなっているんだろう、きっと。

     3〜4ヶ月前からハーフェレという会社の学生コンペを指導をしている。およそ40名ほどの
    学生に「こんなんありまっせ」とこのコンペを紹介しても手を挙げたのは2名。ウ〜ム、予想
    はしていたけど・・・・・・やっぱ、こんなもんか。コンペのテーマは「キオスク」。キオ
    スクとは駅にあるアレ、その他には東屋の意味もある。入選すれば賞金も出るし学生の経験
    としても格好の材料だ。入選なんていう大それた気持ちはないけど(少しあるけど)、審査
    員の方々に喜んでいただければイイ、という軽いノリ。で、2名の学生とあれやこれや考えて
    いよいよ締め切りが9月30日に迫ってきた。A2サイズの紙に説明して送らにゃならぬ。実物
    は完成しているけど、ここ数日の雨で撮影が遅れ明日しかチャンスはない。明日、写真に
    撮って土日で作って最終日に送る。なんてタイトなスケジュールになったもんだ。なんせ、
    学生は他の課題も抱えているから思うようには進めない。ってことでのギリギリ。これが理
    由しょにょいち。

     木工旋盤を購入したことは以前記事にした。あれから、数回大福のような丸餅のようなも
    のを作っているのだ。頼まれものなんだけど、頼んだ方の作品展が迫って来つつある。作業
    は大したことはない。丸く削るのもムズカシクないし、塗装もほぼだいじょうび。問題は埋
    め込みナット。これだす、
     中央に埋め込まれているモノ。これがないとどうにもならんわけ。

     こんなふうに下穴を開けてねじ込むんだけど、どうにもこうにも真っすぐに入ってゆかな
    いんだ。こんなカンタンな部品に手こずるなんて! と思いつつも、やはり斜めに食い込ん
    でいってしまう。ふ〜、一体どうしたもんかいのう。

     で、昨日シトロエンA子が完治したとの報を受けて、今朝電話して金額を聞き引き取りに
    行ったもんだ。工場にちょこんと座り込んでるA子。どうしたい? ちょっと待っててね。金
    額は予想をかなり下回る金額、よかったじゃんか、軽症で。お金を支払い、おみやげの鯛焼
    きを手渡して、A子の元へ。ふと見ると、傍らにマセラッティ君がいるじゃないか。2座席の
    オープンカーだ。見送りに来てくれた社長?に「マセラッティですよね?」「やんちゃな車
    なんでしょ??」と問えば、うなずいて「なかなかピシッと直らんのです」「直したと思え
    ば次の問題が発生するの」と。昔、田中康夫氏がこの車のことを書いていたんだけど、修理
    工場から引き取っていくらも走らないうちに盛大な水漏れを起こしてあっと言う間にオー
    バーヒートしてしまったと。さもありなん、なんせマセラッティだからね。やっぱ血は争え
    ないもんだ。君もなかなかやるもんだ、と横目で見ながらA子に乗り込み知人の駐車場に。

     駐車場について、友人のS嬢と世間話。駐車場は彼女ら夫婦の工場の庭だから、いつも手み
    やげ持参は欠かさない。そんときに前記の埋め込みナットを聞いてみたんだ。長い前置きで
    すな、いつもながら。そしたら彼女「なんで曲がるの?」と不思議そうな顔。真っすぐ入る
    のは当たり前じゃん! なんでそんなこと聞くの?? ってな具合だ。下穴は何ミリ?と問
    えば10ミリか10.5ミリかな、と即答する。あいや〜アタイの下穴は大きすぎたワケ?? な
    んてこったい、もっともっと小さくってか。帰ってすぐに試してみたら、クルクル回すと
    真っすぐに入って行くじゃあ〜りませんか。やっぱね、知らないのはオレだけかい。そんな
    こったろうと思ってたけど、その通りだった。無知の涙、あ〜ぁ。

     ついでに旋盤君を紹介しときます。
     あっという間に木屑だらけさ

     こんなチッコイもの作るのさ

     こんなふうなモノを求める人がいるのさ

     塗装するとこんなふうになるのさ

     この埋め込みナットが理由しょにょに。なんだ、理由なきじゃないじゃん。あるじゃん理
    由が。あると言えばあるんですけどね、こんなん理由になりますかいな。ショボイもんでっ
    せ。この程度で気が急いてしまうわけ。こんなことで、よく生きて行けるなぁ、よく生きて
    きたなァ。マジでそう思うんす。と、ここまで一気に書いて来たけど、なんだか中味のない
    記事だな〜。

    こんなこともあっていいか・・・・・・・・・・・・・な、店主でした。


    異国の人よ

    0
        以前、横浜に同行したドイツ三人組。名古屋、京都、広島、熊本、沖縄を巡って東京に舞
      い戻ってきた。帰国するまえに再会の約束はしていたけど外国人だからどうなるかわからな
      い。文化の違いもあるし、はっきりとした予定もない旅だし。でも、メールが送られてきて
      会うことになったんだ。そこで私しゃ考えた。どこで会うのがいいのか、と。知り合いの店
      で食事でもと思ったんだけど、長い時間は居られない。お金もかかる。そんならFACTIOの地
      下でパーティをすればいいじゃないか、ってね。すぐにそのことをメールしたわけ。だけど
      返事は来ないんだ。予想通りなんだけど、パーティ前日になっても音沙汰ないから、共通の
      友人に電話して、どうなるのかを聞いてもらう。で、メールの返事が来た。

       パーティ参加者は、ドイツの三人、それ以外の友人は最大で5人。それに私と一年生のM嬢
      だから総勢はおよそ10名か。まずはテーブルを用意せねば。会話が目的の集いだからライブ
      用の小さなテーブルではアカンのだす。デカイもんが必要だ。こんなこともあるかもしれな
      いと伸展用のテーブル板(脚はない)を引っ張り出す。
       以前、巨大な伸展テーブルを納品したときに使っていたテーブルの処理を頼まれた。4本
      の脚と天板だけは保存しておいたのよ。これは板だけだから、脚を付けなければならぬ。
      場所は、ここ
       はて、ここに合う脚はどないなもんだろうか。

       まず考えなくちゃならないのは脚の本数。フツ〜は4本脚だけど、それだとグラグラしない
      ようにするのが大変だ。なんせ、数時間で彼らはやってくるから時間はない。だから脚は片
      方の2本だけ。もう片方は奥に見える収納に固定してしまおうと考えた。応急テーブルだ。
       用意した部品はこの5点。いずれも改装に使ったベニヤの残り

       まずは収納家具にL字形の部品を取り付ける。いきなりの正面ビス止め、気持ちいい。家具
      はネジを見せないように、とか、仕上げはきれいに、とか、卓越した技術で、とかだけどこ
      こは違う。仕上げはなし、ビスでガンガン留めて、荒っぽいことこの上もない。使っている
      材料が梱包材だったしザラザラした荒肌だからビス跡なんか気にする必要はない。それが気
      持ちいいの。

       このL字形の部品に四角枠を載せる。そしてネジで留める。

       そして、もう一方に脚を付ける。これもビス留め

       出来上がり〜〜〜〜〜。いや〜早いのなんの。

       この上に板を載せて、L金物で固定

       あっという間に完成だい!!

       テーブルが出来て、すかさず料理。といっても手の込んだものはできようはずもない。
      ういう場合の料理は手巻き寿司に限る。面倒がないしお米さえあればなんとかなるからお金
      もかからない。たまたま前日アメヤ横丁に行くことあったんで、マグロ、タコ、シシャモ、
      ウニ、イクラ、メンタイコを買い求め、〆て4500円也。海苔、わさび、納豆、豆腐などは近
      くのスーパー。さて、これで準備は整った。まずはお米を炊かなくては、五合炊きだから一
      回で五合。研いでスイッチを押して、再び考えた。

       最大10人だけど確定しているのはドイツ三人、M嬢、友人のO田先生と私の6名。さらに
      4〜5名増えるかもしれない。五合では足らんだろう。ってことであと五合水に浸す。一升あ
      れば足りるだろう。マグロとサーモンを切り、キュウリを切り、貝割れ大根を切り、次々と
      大皿に盛って行く。他には冷や奴、枝豆を茹で、ししゃもを焼きまくり。ま、これで充分だ
      ろう。時間通りに受け入れ態勢は万全。ほっと一息つく間もなくドイツ三人が到着したん
      だ。あれ! 三人だけで来たんかの? 他は?? それにしても不案内な東京でこんな僻地
      にようも来たもんだ。感心しつつも参加者の総数が気になる。増えることはないけど減るこ
      とはある。充分ある。もしも減ったらあらゆるものが余り、その行く末が気に掛かる。

       で、結局はパーティの参加者は6名。どうみても余りまっせ、この食材。お米もね。その
      ことを心配するのはアタイだけ、他の人々は楽しげに会話が弾むんだ。そりゃ、私も同じこ
      とでさ、つたない英語で国際交流。ドイツの彼らがパーティーに来ることが決まった時点で
      彼らの宿(今夜の)がないことはわかっていた。彼らが予約していたカプセルホテルは女性×
      だったことが直前に判明、しかもゲームショーのおかげで英語検索出来るホテルはすべて満
      杯、ということで泊まるところがない。六本木にでも行って夜を明かそうと思ってたところ
      に私からの誘い、宿がないことを知っていたので寝袋とソファだけど泊まれるよ。ってこと
      でパーティの後は地下に泊まることになる。結局泊まることになり、時間に余裕はあり、
      じっくりと腰を落ち着けての酒盛りとなったのでアリマス。

       理解できない会話とはいえ話はあっちこっちに枝を伸ばしいっときも休むことはない。ほ
      とんど聞き取れない英語だって大きく頷きいかにも理解してるふうだけど、なんにも理解し
      ていないことがほとんど。なんかネタになりそうなこと、しかも私の英語力で通じそうなモ
      ノを探しなら相づちを打つことは頭を使う。それでなくとも老化した脳みそはすぐに疲れ
      ちゃうんだ。近くに銭湯があったことを思い出し、誘ってみる。一人だけ体験済み、二人は
      初体験。で、行くことになった。バスタオルと小さなタオルを貸してあげていざゆかん。入
      浴までのシステムに感心し、お湯の熱いことに仰け反り、浴後は牛乳を飲み、無事に帰館。

       翌朝10時半ころに出発した三人組。思った通りご飯はもとよりけっこうなおかずが残っ
      た。特にししゃもは山盛りで。今回のドイツ人は魚を頭から食べられない。しかもアメ横で6
      匹入りを6パック500円で買ったもんだから。結局今朝まで3回ししゃもばかり食べる羽目に
      なった。ま、ある程度は覚悟していたけど、ししゃもには辟易しましたわい。とはいえ、こ
      んなふうになってしまったことに文句があるわけじゃないんだ。これはこれでオモロイやな
      いか、と感じてる店主。次回こういうことがあった時にゃ「ししゃも」は要注意ってことが
      わかったのさ。チャンチャン。

      ししゃもはせいぜい数匹がよろしいようで・・・・・・・・の、店主でした。


      お宝調査隊

      0
          かなり以前卒業生のT中君からビニール袋に封入された樹脂の切片をもらった。透明な樹脂
        に色とりどりの模様?みたいなものがとってもキレイな逸品。どうです、ツマミになりまへ
        んか? というわけだ。でもなァ、こんな爪の先程度のモノを加工するのは大変じゃんか。
        磨きも大変そうだし。ってことで放置していたんだ。あれからすでにどれくらい経ったんだ
        ろう。軽く5〜6年になるか。その間、模様替えのたんびにあっちにいったりこっちにいった
        り、姿が見えなくなった時期もあったけど、今回の大改装でまた出て来たんだ。うォ〜、久
        しぶりじゃん。元気してた〜。

         でね、当店がTVで紹介されておっとり刀で大阪から駆けつけた妙齢の美女との話の中で、
        その樹脂のことが話題になり。そしたら、この方の知り合いに樹脂の作家さんがいて欲しい
        かも、という話になり送ったんですよ。その切片を。そしたら案の定その作家さん、なにが
        なんでも是非欲しい譲ってくだされおねげえしますだ代官様という運びになり、それじゃと
        鎌倉に調査に行こうと。このお宝、T中君の庭に放置してあるらしい。雨ざらしだ。サイズを
        聞いたら中央が5センほどの高さで周辺部は限りなくゼロな高さ。つまり富士山を超平べっ
        たくしたようなもんか。なんせ見ていないんだからようわからんわけなのさ。広さというか
        大きさというか、はというと手では持てない、両手を広げたサイズとか言うんだ。だから、
        電動ノコを持ってらっしゃい。ある程度に切り離してご持参下さい、と。

         そんないきさつがあって昨日、台風の中まずは拝見させていただこうってことで。この話
        に興味を持った二人がいて、一緒にってことなんだけどなんせ台風来襲だからひょっとして
        電車が動かないかもしれない。そんなら車で迎えに行こうということになって、まずは千葉
        に向かうのだ。早朝6:30、こんな嵐の中どこにゆくの? と怪訝なカミサン。T中君のとこ
        ろへ樹脂をもらいにね、行くって行ってたでしょ。止めた方がいいんじゃない? でも約束
        だからさ ど〜しても行かなきゃならないの? 出発前に一悶着 なかなか大変なんです。
        こちとら子供の時に台風が来るとなんだかウキウキしてみたいな気持ちなんだけど、そんな
        こと全然理解できないカミサン。いいんじゃんか、もう! なんて言いつつなんとか車に乗
        り込むことができた。

         アクアラインで千葉に向かう。海ほたるから地上に出るとものすごい風。車は左右にフラ
        フラ揺れて、時には後ろ風にあおられて一瞬加速することもある。周囲の海は白波で真っ白
        だ。とはいえ車はスイスイ、なんたって祝日+台風だから走ってる車は少なくまことにけっ
        こうな道路状況。で、市原で一人、笹塚で一人拾って同乗し一旦FACTIOに戻り、昼食の後、
        鎌倉に向かう。天気はすっかり良くなって気持ちいい。時間通りに現地に到着。建物と金網
        仕切りの間を奥に向かうと件の樹脂板が3枚立て掛けられている。長年の風雨で外見は汚く
        これじゃまるで産業廃棄物ですよ。二人で表に引き出して水で洗い流すも汚れはまったく落
        ちず、汚いままだ。切断しようと丸ノコ持参だけどどうみたって丸ノコなんかで切れる代物
        じゃない。そのまま車に積み込んで、まぁまぁと誘われるままにお茶を飲む。

         このT中君は、当ブログにも何回も登場してるし、授業でも話すことが多い。東京デザイ
        ナー学院の卒業生の中でも白眉の存在と私は考えている。圧倒的な行動力とビジネスパ
        ワー、人生を知恵と工夫で乗り切る秀逸な男だ。http://www.bluecornparty.jp/blog/

         ってことで、これが樹脂板なのだ
         思っていたよりも厚いしデカイ。巾1.2メートル×高さ80センチ、厚さは5〜8センチほど
        か。中央部一番厚いところは測れないから目視だ。重さは33kgもある。外見はキチャナイけ
        ど中はキレイなのだ。それはわかってる。問題は、これをどうやって加工するかだ。樹脂は
        固くてノコギリなんかじゃ歯が立たない。丸ノコで切ろうと思ったけど木工用の刃しかない
        から×、ディスクグラインダーにダイヤモンド刃を付ければ切断できるかもしれない。でも、
        小径な刃だからいっぺんに切ることはできないだろう。T中君は、二階から落として砕いた、
        なんてこと言うけど私の周辺でそんな場所はない。ハンマーで叩いて砕くか? それもいい
        かもしれない。あれこれ考えたってしかたないさ、やってみるしかない。

         すでに小片になった塊もある。板と言えばいいか塊というべきか。大阪のお客さんI葉さん
        はことのほか青色が好きだからこの塊なんとかしたいと思うかもしれない。でも、方法がわ
        からないと思案投げ首の姿が目に浮かぶ。どうしましょ、なんてね。

         切り口はご覧の通りだ。これをピカピカに磨きあげたらキレイになるに決まっトル。そう
        思ってチャレンジした人も多いとか。でも、誰一人成功者はいない、ようだ。ここは一番、
        拙者が名乗りをあげようではないか。挫折する予感満々だけど見事成功する予感もちょっぴ
        り。そのチョッピリに期待し私の工夫と知恵でアタックNo.1。

         ってことでこの素材、出どころはサーフショップ。鎌倉在住のT中君自身サーファーだし友
        人もサーフィン関係者多し。その中にはサーフショップもある。むろんボードも作る店。そ
        の工房は数多のボードを作るんだけど、仕上げの際に床に樹脂がしたたる、それが積み重
        なって層をなし、あげくの果てに厚い板が出来上がる。きれいだけど使い道はない、結局産
        廃になって捨てられる。だから、この材料?はサーフショップならば誰にでも入手できるん
        だ。くださいっていえば喜んで譲ってもらえるだろう。なんたってお金を払って産廃業者に
        引き取ってもらうんだから。

         夜、例によって中目黒のレストランに行く。スタッフのY木沢君が辞めるので記念品を差し
        上げるため。その前に同行のM嬢が、この樹脂はレストラン外壁に使えないかしら? この一
        言で薄い小片を持参した。このレストランの外壁巨大看板を作ることは以前記事にした、そ
        の看板にこれを使おうってわけだ。なにげなく「こんなもんあるんだけど」と見せたら、意
        外や意外「いいじゃないっすか!」とレストラン店主は賛嘆の声。エ〜!気に入ったの??
        だったら樹脂板を看板に使いましょう。看板だったら手にとることないし、キレイな形にす
        ることもない。砕いて生まれたそのままの形のほうが生きるってもんだし。この樹脂の使い
        方としては理想的じゃんか。問題は表面をキレイに磨き上げることだけだからずいぶんと絞
        られる。樹脂に小穴を開け壁にステンレスの針金で固定すればいいから、取り付け方法も簡
        単だ。な〜んだ、そういうことかいな。やっぱ人の意見は聞くもんだ、人には添うてみろ舟
        には乗ってみろということだ。

        待てば海路の日和あり、待てば自然に解決することもある・・・・・・な、店主でした。


        ロンリィ・ピーポー 鵺

        0
            10月に関西方面へ小さな旅。第一の目的は徳島の「大塚国際美術館」を再訪することだけ
          ど、往路は「養老天命反転地」復路は帝国ホテル旧館(予定)、大阪で当店のお客さんに二
          度目の再会やら、奈良では同行者の知り合いと会ったり(いずれも妙齢美嬢)、万才橋で焼
          き肉を食べたりうどんを食べたり(これは予定)。目で楽しみ、耳で聞き、口でしゃべり、
          触ったり匂いだりと五感使いまくりなフルコース。まっ、とりあえず、これ以上は盛り込め
          ないてんこ盛りの旅になるだろう。こんな旅は初体験、楽しくないはずがない!!!。

           で、愛車FIT(シトロエンA子は病床で微笑んでいる)車中で聴くためのCDを図書館から借
          り、ないものはAmazonで入手。その中の一枚太田裕美/ベストコレクションを聴いてたら
          14曲目に「ロンリィ・ピーポー 鵺」が。彼女の全盛期はとっくに過ぎ去ってしまったけど、
          そんなこたぁ彼女のミリキとは関係のないこと、店主お好みの歌手だ。カセットテープは
          持っていたけどCDはない。この際、裕美チャンを道連れにしてみっか、とふと思い立って。
          太田裕美といえば松本隆・筒見京平だろう。他にも数多の名スタッフの力に支えられている
          ことは知ってるけど。やっぱね、松本&筒見にとどめを刺す。このCD全15曲中8曲がそうだ
          し、どっちか片方がからんでるのは3曲、合計11曲が作詞作曲をしている。先日、学校から
          の帰りになんとなく聴いてたんだけど、このご両人とは関係のない「ロンリィ・ピーポー
           鵺」に耳と心を奪われてしまった。オオゥ!! なんとスゴイことよ。

          裸足で歩けば波が 心にまでしみてくる
           おびえながらいるのはあなた 私は初めて気づく
          色んな愛があるよと あなたはオトナの顔で
           自分に向かって話す 心がほのぼのするわ
           年上の彼、小娘にすっかり読まれちゃっているんでアリマス。女性は直感力が鋭く、ほん
          のちょっとしたことで気が変わるんじゃないか。だから「ほのぼの」されちゃって、今まで
          の彼と決定的に違う彼に気がついちゃったってことかい。そんなかんたんに読まれるなん
          て、あぁ情けなやと思う私。でもきっと自分では気付かないだけで私にもそんなことあった
          んだろう。それを思うと背筋に冷や汗が流れてしまう。よくこの歳まで生き抜いてきたもん
          だ。

              ふたつ違う夢があり 
                 ひとつにすると言うけれど
              それなら今度も同じこと
                 やさしさだけのからまわり
              だから今夜でさようなら
           終わる恋の断末魔、微妙な言い回しにウットリ。そして捨てられてしまう、彼。夢とか愛
          とかアッシには関わりのないことでゴザんす。昔、そんなことも言ったっけ、夢まぼろしの
          出来事だった、かな? 男は変化を好むが変化に弱く、女は変化は好まないが変化に強い。
          女は決断早く、男は決断出来ない。だから恐いんだ、女は。だったらおとなしくしてればい
          いってことなんだけど、そうは行かない男性諸君。あっちの水は甘いかな・・・・・って
          ね。懲りないわけだ、相変わらず。

          ※ひとりになりませんか 私とふたりで ここからは
           ふたりになりませんか ひとりとひとりで あざやかに
           つまり別れようってことなんだろう。一時は共に生きることを考えてはみたものの、一緒
          にいる中でふと気が付いてしまった彼の中味のなにか。な〜んだ、そんなもんか。てなもん
          かいの?

          ならんだ舟の灯りが ひとつに重なってから
           スローモーションさりげなく 左と右に離れる
          やさしくなぐさめるより 冷たく強がりあって
           ポツンと輝いたなら きれいに哀しくなれる
           場面はロマンチックだし言い方は優しい。だけど、内容は厳しく覆すことはできないの
          だ。もうすっかり決めてしまったのだから。

              心失くしたぶんだけ 
                 身体よせあう愛なら
              たとえつかのま燃やしても
                 いつものところでまた消える
              だから今夜でさようなら
           気が付かない方はさっきと同じ風が吹いてるけど、気が付いた方の心は離れるばかり。心
          が伴わないSEXなんか単なるスポーツだかんね。映画「卒業」、プールで遊ぶ主人公は浮き
          輪でのんびり、それは心地いいけど浮き輪を愛することはできない。年上の女性との密会、
          肉体は満たされるけど心は空白、ま、古今東西のことわりをあらわすってことでしょうか。

          ※2回繰り返し

           かわいいカワイイだけの太田裕美だと思ってた私がおバカさん。なんだ、立派なもんじゃ
          ないか。もう、そこらへんの男なんか屁でもないわ 相手にするだけ時間の無駄。そんな感
          じが溢れてることが気持ちいい。むろん、私も時間の無駄のクチだ。そんなこたァわかっと
          る。それぐらいの謙譲の心はありますぜ。でね、ここでふと思ったの。最後から二曲目にこ
          んな曲があるってことは、なにかい、ひょっとしてこのアルバムは少女から女になってゆく
          過程を描いたものなのかい。ちょっと待って、そうすっと最初の曲は。って思い、ハナっか
          ら再度聴き始めたわけ。そしたら、どうだい、まったく、予想はピタリその通りじゃんか。

           雨だれの中で恋の予感に弾んでいた少女(1.雨だれ)、彼の声を聞きたくて電話したら話
          し中で相手が誰なのか不安は募るばかり(2.たんぽぽ)、彼は列車で旅立って(3.木綿のハ
          ンカチーフ)、ついに彼女も東京に来る(4.赤いハイヒール)、冴えない彼とつきあうア
          パート暮らしは金がない(5.しあわせ未満)、都会のイルミネーションでタクシーで彼の家
          に向かうは9月の雨の中(6.九月の雨)、恋を失うことにおののきおびえる生活(7.失恋魔術
          )、プイと横向いて出て行ったきり夜明けまで帰らなかった彼を待つ日もあった(8.ドー
          )、ふと過去を振り向いてみたり結婚を考えもする(9.振り向けばイエスタデイ)、彼が
          見ている前で別の男の熱い息を感じたりなんてこともあったし(10.シングル ガール)、海
          辺で惜しげもなく素肌をさらすこともあったし(11.南風ーSOUTH WIND)、そして答えを
          出さない人に疲れて行き先のない明日に飛び乗る(12.さらばシベリア鉄道)、で 恋の幕は
          閉じて(13.君と歩いた青春)、ついに開き直ったわけだ(14.ロンリィ・ピーポー 鵺)。
          そして大団円の最終曲は・・・・・・心から好きといえる人に巡り会って初めて静かな夜を
          迎えることが出来た(15.雨の音が聞こえる)・・・・・・・・・のだろうか?

           とまァこういう具合だ。よくできたアルバムだ。こういうのをウェルメイドっていうんだ
          ろう。誰が並べたんだろうか? 知りたいけどCDには書かれていない。その昔はLP、その後
          はCDという歴史の中、アルバムに物語性というか明確な意図を持って作られた嚆矢はビート
          ルズのサージャントペパーだと読んだ記憶があるけど定かではない。多くの楽曲を並べるわ
          けだから順番には何らかの狙いや計算があることは誰だって知ってることだ。でも、誰に教
          わることもなく自分で気付くことは、なんであれ心地よいことに違いない。それは私も同
          じ。他人から教えられることが多く、自分で発見することは少ない。自分で考えて見つけた
          ものは身に付くと言われてるけど、まったくその通り。その意味においても、このアルバム
          は私にとって忘れがたいものになること必定なんでアリマス。

          とかなんとか言っちゃって・・・・・・・・・・・・な、店主でした。


          速報! 睾丸と子育て

          0
              睾丸 小さいほどイクメン? 睾丸が小さい男性ほど、子育てに積極的。こんな研究結果を
            アメリカ・エモリー大学の研究チームがまとめた。
             こんな記事が今日、朝日新聞の夕刊に掲載された。
             なんてこったい! 睾丸かい!! ◯◯◯◯の七不思議の中で「袋があるのに縫い目がな
            い」の睾丸。精子の泉、男性の象徴(長いのもあるけど)として股間に鎮座する睾丸。ほん
            の強く握るとすごくイタイ睾丸。冷却装置としての役目もある睾丸。そんな睾丸に科学調査
            隊が、とはさすがアメリカ。なんて科学的なんだ。

            睾丸が大きいと精子の生産量や男性ホルモン濃度は高まるとされ、大きいほど子作り、小さ
            いほど子育てを重視するのではないかという。アメリカ科学アカデミー紀要電子版で発表し
            た。
             そりゃそうだ、と思わず膝を打つ店主。そいじゃ浮気されたくなかったら睾丸の小さい男
            を選べってことか。握っただけじゃわかりゃせんだろう。ヤッパ測らなくちゃネ。それと
            も、ボクの睾丸小さいから安心だよ、なんて写真見せたりするのが流行ったり。

            研究チームは、1〜2歳の子供がいるアメリカの男性70人(21歳〜55歳)の睾丸の大きさ
            を測るとともに、子育て時に活性化するとされる脳の部位を観察。「病院に子供を連れて行
            く」「子供を入浴させる」など父親の子育てへの関わり方について、家族に5段階で評価し
            てもらい点数化した。
             調査はMRIです。スゴイな、なんだか。本格的なんだ。私も測ってもらいたいな。遅いか?
            ・・・・・・・遅いな・・・・・すでに。分かったところでいまさらだからな。

            その結果、睾丸が小さいほど、子供の感情的な表情に脳の部位が敏感に反応する傾向がみら
            れた。子育てにも、より熱心に関わっていた。二つの睾丸の体積の平均値は38CCだった。
            動物の繁殖をめぐっては、限られた体力を有効に使うため交配と子育てのどちらかを重視す
            るという学説がある。今回の結果はこれに合うという。
             なんか切なくないか。こうまで愛する睾丸を科学で昼日中の街にさらされてるようで。人
            間の興味は尽きず好奇心は向かうところ敵なし、はわかるけど何も睾丸に着目しなくてもい
            いじゃんか。ほっといてもらいたい。私の睾丸は誰にも手出しさせないし研究もしてほしく
            ない。っていうか、させないもんね。しかし、38ccとは意外だったな。多いのか少ないのか
            よくわかんないけど、なんかズバリ数値が出て来るとね。意外と少ないのか多いのか。早速
            メスシリンダーで38ccを測ってみよう。なんだ、これっぽっちか。なんてことになるだろう
            な。

             こうしたニュースが新聞に載ると、私が知りたい人間の性器がなんであんなに大きいん
            だ? も、もう一息だな。近縁の猿やチンパンジーやゴリラに比較しても巨大すぎる。人類
            繁栄の根源的な問いに迫っていただきたい。つまり、睾丸もいいけど長いほうのサイズ的な
            問題も掘り起こしてもらいたいもんだ。平均的な体積も是非とも検証していただきたい。そ
            うすれば・・・・・・・・・別になにも私の生活は変わらないけど・・・・・ただ単に知り
            たいだけなんだから・・・・・・・・ね。

            性に関するパズルがほんのちょっと組み上がった・・・・・・な、店主でした。


            A子、緊急入院か?

            0
                一昨日の朝、いつも通りシトロエンA子で学校へ行こうと快調に一緒に第二京浜を走って
              いたんだ。ちょっと、エアコンの効きがおかしいかな(冷風が暖かい)・・・・しばらくし
              て覚えのある臭いが・・・・・・・ボンネットから蒸気が・・・・・・・・・と、見る間に
              もうもうたる蒸気が隙き間から噴出しなにやら音も聞こえる。水温計はすでに赤印を越えて
              るんだ。ありゃりゃ、オーバーヒートに違いなし。たまたま運良く馴染みのパン屋さんの近
              くだったからなけなしの小銭でサラダパン160円を一個買い、水をリクエスト。路上でボン
              ネットを開け、熱気を冷ましてからラジエーターの口金を開けて水を注ぎ込む。どんどん注
              ぎ込む。さらに、注ぎ込む。

               以前乗っていたシビックの最後がやはりオーバーヒートの連続だったからこれくらいのこ
              とでは驚きはしない。しかも、直して車検を依頼した工場のそばだからすぐに運び込めるわ
              けだし。で、水も満杯。だけど大体の場合どっかに穴が開いていて水が漏れての水温上昇だ
              から、水を足せばなんとかなる問題じゃない。案の定、エンジンを掛け少し走ると水温はみ
              るみる上がり、いや、こりゃアカンでっせ。っつうことでUターンして工場に横付け。久しぶ
              りの会長、鷹揚に大丈夫直せますからとおっしゃる。それはわかってる、充分信頼してるか
              らさ、心配なのは私のお財布、はてさて費用はいかほどのもんか。いかんいかん、金を気に
              しちゃいかんのだ。なによりA子の身体を心配せにゃイカンのじゃないか。そうは思いつ
              つ・・・・・お金とA子の容態がせめぎあう。

               前日夜、カミサンから明日お金が必要と言われコンビニに行ったら時間が遅くて引き出せ
              ず、ならばと千円札一枚とカードを渡したから財布には小銭しかない。万一と思って税金の
              過払い金を戻す用紙(郵便局でお金がもらえる)を持って出たけど時間は9:00前。だからパ
              ンを買ったらもう二百円くらしかないんだ。まったく絶妙なタイミングですよ。工場を後に
              して学校へ行こうと・・・・・・・・目の前に地下鉄の入口があるじゃんか。タクシーにし
              ようと思ったけど電車でもいいか、と階段を降りて気が付いたワケ。小銭がないじゃん、む
              ろんお札もない。ほんのちょっと前の極少小銭しかないことなんか、もう忘れてて。ムキム
              キ老人力の威力をまざまざと知って、しかたないからタクシーとなったもんだわさ。

               で、A子をお願いして学校へ急行。遅刻せずに間に合った。授業を始めてしばし、美学生A
              嬢と煙草を・・・・・・と、ここで携帯が鳴る。A子の連絡か? やけに早いなと思ったら☎
              の相手はウィーンの真理さん。例のMETCHA MACHAの女主人からの国際電話。現地の新聞
              二紙で紹介されて大変な事態に陥っていると。単なるおにぎり屋さん、軽く立ち寄る店なん
              だけど予約の電話がひっきりなし、どうもレストランと思ってる方々ばかりで、対応が追っ
              付かない。FACE BOOKでも紹介しているけどおにぎりにとどまらずうどんや丼物、カレーや
              ケーキまですべて一気に始めたから作るのも大変だ。たいへんたいへんなんて言いつつどん
              どんメニューが増えお客さんは蟻のように群がり集まる。ウ〜ム、コリャ喜劇だな。A・ヒッ
              チコックは危機に巻き込まれる物語が少なからずあったけど、こっちは巻き込まれ型の喜
              劇。現地の天井に穴を開け覗いていたい気持ちに駆られる。クックッなんて笑いながら見て
              いたい。ほらほら、また電話がなってるし、そこのお客さん待ってるよ、そっちのお客さん
              は手を挙げてるし・・・・・こりゃ、見ものですわい。

               そんなことはいいんだ。問題は真理さんとの会話。じゃクリスに代わるね、と電話相手は
              急遽クリスに。げっ、また英語かいな。しかも顔が見えない電話での英語かいな。こりゃ厳
              しいでっせ。さらに国際電話だから声は聴き取りにくいし届くまでの時間差があって話しに
              くいことこの上もなし。周りに学生がいるけど声は大きくせざるを得ない。変なヤツ、カッ
              コつけんじゃないよ、なんて思われてんだろうなァと思いつつも、そんなコト気にしちゃい
              られません。なんたって会話を続けなけりゃならないからさ。留学生だったF嬢ご一行のミニ
              台風が過ぎ去ったと思ったら、こんどは突風かい。それでなくとも下手な英語なんだから
              さ、突然の英会話は拷問でっせ、まったく。相手に質問させちゃいけない、言葉が理解出来
              ないと返事が出来ず、返事がデキナイと沈黙が続いてしまう。だからの、こっちから一方的
              にしゃべる、通じようと通じまいと関係ない、話し続けることが大切なんだ、話し続けるこ
              とで友情が保たれるんだから。自分でも何を言ってるんだかよくわからない、わからないけ
              ど口は勝手にデタラメな英語がほとばしる。いやはや、これも喜劇でっせ。

               嵐が過ぎ去りほっと一息。こうしてコミュニュケーション困難な英語での会話が続くと、
              日本語のありがたさが身に沁みます。自由に操れて相手との意思の疎通も問題ない。まるで
              空気のように自然な会話が心地いい。ギャグも通じるし、下ネタの調整も思いのまま。なん
              て気持ちいいんだ。改めて比べることで分かること多し。シトロエンとHONDA FITだって乗
              り比べてそれぞれを深く理解出来るし、言葉だって英語で話した後では日本語の有り難さが
              実感できるってもんだ。恋愛だって一人と付き合っただけじゃわからない、多くの経験から
              異性ってものが別の生き物だってことが実感できるんじゃないだろか。デザインだって同じ
              こと。無数の作品の中を見渡してこそ自分の個性生きる道が見えてくるってもんだろう。な
              んてね・・・・・・・・OK, it is!

               そんなこんなで一日が終わった。昨晩、FITをとりに電車で友人の駐車場に行き、今朝は
              ウィーンへの荷造りにいそしい。件の電話、実は当店に在庫しているふりかけの追加発注
              だったんだ。もうなくなったんかい。そうかいそうかい、じゃ送ってあげるよ、他ならぬ真
              理さんの頼みじゃ否応もありませんて。

              なんとなく怒濤渦巻いてる・・・・・・・・・・・・な、店主でした。


              あぁ、オリンピック

              0
                  オリンピック開催が東京で決まってしまった。なんてこったい、福島じゃ何千人何万人が
                被災し住まいもままならず、しかも冷却水は垂れ流されて解決の方法はまったくない、にも
                かかわらずダ。それでいいのか? 心おきなくオリンピックを楽しめるのか?? そりゃ、
                狭いとはいえかなりの国土の日本だから全国民が平穏な生活を営むことは無理なことは承知
                している。それを承知の上、ほんのちょっと前にあれだけの災害、それも人災といえる原発
                事故を引き起こしておいて、被災者にはこれといった手も打たずほっぽらかしじゃんか。も
                う、そんなことはすっかり忘れての大騒ぎ、これが今後数年間なにかにつけて喧伝されるん
                じゃろ。あ〜ぁ、ったくげんなりしちまうんだ。

                 口先ばかりの「復興」は聞き飽きましたよ。復興を口にすればなにをしてもいい、みたい
                な感じは私だけなのかなァ。誰も彼もが「被災した方々に勇気を与えたい」だ。まるで免罪
                符じゃんか。ひねくれたアタイは、勇気を与えたいと称する行為でお金を得るんじゃないで
                しょうね?とつい突っ込んでしまいたくなる。メディアで勇気なるものを口にするってこと
                は、すなわち売名行為につながる宣伝につながることは解っているんでしょうね、と思うワ
                ケだ。やるんなら黙ってせんかい!  TVや雑誌でちょっとでも宣伝になるようなコトは避けん
                かい!! 被災されて仮設住宅に住んでいらっしゃる方々、避難してやむなく遠地に住んで
                いらっしゃる方々、住まいはあるけど住民がいなくなって商売上がったりな方々、これらの
                方々はオリンピック開催をどう思ってるんだろうか? 喜んでおられるのだろうか? 彼ら
                被災地の方々を勇気づけるためにというなら真っ先に彼らの気持ちを聞くのが筋だろう。

                 オリンピックの金メダルよりも家をなんとかしてほしい、汚染水はいつまでに解決するの
                か、なによりも原発被災地域は元通りになるのか。そんなこんなの大問題を棚に上げてオリ
                ンピックに血道をあげる日本のメディアを見てると日本人であることが恥ずかしくなっちま
                うじゃないか。家は自分でなんとかしてください! 汚染水は今後数百年垂れ流しだし止め
                る方法はアリマセン!! ドンドン海に流れます!!! 原発地域は絶対に元には戻りませ
                ん!!!! そういうことなんでしょ、結局。チェルノブイリを見ればそんなことは解り
                きっている。それを、あたかもいつかは解決できるようなイメージを与え続け、みんなが忘
                れ諦めるのを待っているなんてことはミエミエ。これが日本のみならず人類の常套手段なん
                だろう。あ〜ぁ、まったくどうすりゃいいのさ思案橋♬。

                 いろんなスポーツ選手が宣伝に駆り出されている。口々にオリンピック開催を求める。そ
                のせいもあっての開催実現なのだろう。一人ぐらい、スポーツは好きだしオリンピックにも
                出場したいとは思うけど、その前にやることがあるんじゃないか? スポーツ馬鹿じゃまず
                いんじゃないか? という人はいないのか。いたとしてもメディアに登場することはないだ
                ろうけどさ。これじゃまるで大政翼賛じゃん。オリンピックはやめたほうがいい、なんてこ
                とを言った日にゃ非国民みたいになっちまう。総攻撃されて炎上してしまう。結局、スポー
                ツ選手に限らず自分のやりたいことをやりたい、欲望を抑えることなんか出来ないししたく
                もない、そのためには他人なんかどうなったっていい、自分さえよければいいってことかい
                な。むろん、それは私自身にも言えることで、そんならなんでこんなこと書くの? 矛盾し
                てるじゃん?? ま、そういわれても返す言葉はない。オリンピック大騒ぎに文句を言った
                ところで、回り回って自分に帰ってくる。ど〜したらえ〜のんかい、マルクスブラザース。

                 珍しくカミサンと朝ご飯を食べながらの今朝、こんなことをTVに向かってやいのやいの
                言ってたら愛妻の一言「うるさいわね、だいたい2020年まで生きてるかどうかわかんないで
                しょ!」とグサリ。やはりただ者ではない、いやはや見事なオチだ。合羽からげて三度笠、
                アタシャ地下に潜って改装の最終整理に精を出す。

                この一件で新聞を購読中止の予感充満・・・・・・・・・・・の、店主でした。


                ベビー・シッター

                0
                    講師をしている東京デザイナー学院、数年前に留学していたドイツ人F嬢が彼氏とその友人
                  3人でやってきた。当時、私が教えたわけでもなし、親しくしていたわけでもなし、だから会
                  うことに積極的ではなかったんだ。でも、講師の友人O田さんから、会ってみたらと言われ授
                  業終了後に教室でちょこっとお話。会ったとたんF嬢は両手を広げてハグを求める。エロ風味
                  フンプンのアタイだけど身体に触られるのは好きじゃない。握手さえも気持ち悪い、まして
                  や抱き合うなんてトンデモナイと思うけど礼を失してはいかんってことで、やむなく抱きす
                  くめられる。男二人とは握手で国際交流。

                   で、その晩飲みに行くらしい。それまで時間があるから教室でいささか話し込む。ま、ど
                  こに行きたいとか、行ったらいいとか、そんなことだ。旅程は、東京〜名古屋〜京都〜広
                  島〜福岡〜沖縄〜そして東京。およそ三週間。ああだこうだと話しているんだけど、どうも
                  男二人の態度が怪しい。聞いてみたら興味がないらしいの。観光にというよりも日本そのも
                  のに興味がない。え! それじゃなんで来たの? と聞きたいけど、いきなりそんな失礼な
                  こと聞けないからさ。あぁ、こういう人もいるんだろう、彼女が友達が行くんならちょっと
                  行ってみようかナ、みたいな。あぁ、そういう男が好きなんだ、F嬢は。なんだ、イイ娘じゃ
                  ないか! と見直したりして。

                   で、結局飲みに行くことになり、ちょっと一服。そしたら彼氏も愛煙家、付き合うことに
                  なり、校舎の喫煙所に。さて、いったい何を話したらいいのか。二人だけだから沈黙は許さ
                  れない。昨年訪れたミュンヘンのビール祭りの話をふってみた。その大騒ぎの凄さや、祭り
                  が終わって数ヶ月後に大量のビール・ベビーが生まれることの真偽だ。やはり男同士のY談
                  (今や死語かいな)は世界共通であり、話は一気に盛り上がる。その通り、ミュンヘン地方
                  では小さなベビーブームがあり、それはビール祭りの10ヶ月後である。しかも、ミュンヘン
                  はビールだけど他にもワイン祭りとかいろいろあって、それぞれベビーブームがあるとか。
                  ウ〜ム、知ってはいたけどやはりそうであったか。恐るべしゲルマン魂。

                   で、予約してあった信州居酒屋。行ったワケ。ドイツ語堪能なH上先生が、信州ならではの
                  食べ物が欲しいと言い、供されたのが蜂の子とバッタ(名前が思い出せん)。通訳され目を
                  丸くする外人勢。なんせ、そんなもの食べたことないからさ。でね、いやいやそんなもんま
                  だまだでっせ、猿の頭しかも輪切りにしたものがあると言うとあっけにとられる様子が面白
                  くって。いやいや、それはとても高価で我々はとても食べることはデキナイとH上先生が畳み
                  掛ける。まったくスバラシイのであります。酒席の話はこうでなきゃいけませんよ。話に話
                  が接ぎ穂されドンドン展開してゆくことの気持ち良さ。めったに味わうことのできない至福
                  のひととき。ヨーロッパの人からみたらアジアの国々はひとからげ、国の文化なんか細かく
                  わからない。インディ・ジョーンズで酒宴に登場した猿の頭が東京で食べられることも不思
                  議じゃないんだろうて。

                   総勢10名の飲み会。F嬢はあっちで同級生とかアシスタントと話してる。残った男どもは
                  こっち側。話は当然、ビール・ベビーの続き。まずI'm sorryと詫びた後で、ドイツのSEX事
                  情を根掘り葉掘り聞きまくる。英語が下手だからどう話せば質問を理解してくれるか考えつ
                  つ。SEXをする相手の年令制限は? SEXするときに部屋を暗くするのか? どんな場所で
                  SEXするのか? 女の子が恥じらうことはあるのか? ふつうの二十歳の女の子は何人の男
                  性とSEX体験があるのか? SEXして子供が出来たらどうなるのか? ま、こういったこと
                  だ。ある時には考えながらあるときには爆笑しながら次々と答えてくれる。でもね、彼らの
                  英語はとっても聞き取りにくくてようワカランのですわ。こっちの耳のせいもあるかもしれ
                  ないけど、隣りにいるI橋君もわからないと言う。70〜80%がわからない。どうにもこうに
                  も困る。肝心のことがわからないんだ。理解出来る数少ない単語で推理するっきゃない。頭
                  はフル回転で、すぐに電池切れ。数分後に充電し思い直してI'm sorryと再開する。面白いけ
                  どストレスが溜まり頭は疲れる。

                   で、昨日。シトロエンAXを駆って横浜に同行したんだ。いやね、右も左もワカラナイ、し
                  かも横浜〜鎌倉に行ってみたいということなら案内してあげようってのが人情じゃないっす
                  か。不安だし迷子になっても大変でしょ。そんな気はさらさらなかったんだけど、ついつ
                  い。迎えに行くホテルの住所を教えてくれ、メールで、でも果たしてちゃんと送ってくれる
                  のか? なんせ外国人だからさ、文化の違いもあるでしょ。そしたら案の定。住所も違って
                  いたし、なにより時間が書いていないんだ。何時に行けばいいんだ! だから☎して聞き、
                  、時間を決め、迎えに行き、行ったのが三菱みなとみらい技術館。なんでここなんだ? 
                  さっぱりわからない。しかも館内の展示はいかにもおざなりでせいぜいが小中学生向けみた
                  いな感じ。アタイはすぐに飽いてしまった。けど男二人はなかなか出て来ない。いったい、
                  なにがオモロイのか? 不思議なんであります。

                   F嬢と彼氏。無断で掲載だ。目伏する方法がわからないからしかたない。問題はこの彼氏。
                  一見してやんちゃでわんぱく坊主だけど、その印象は正しい。小学生がそのまま大きくなっ
                  て・・・・という感じだ。どこがオモシロイのかよくわからないとこで大爆笑。??な私。

                   友人はこちら。この男同士二人は行く先々で勝手に動き回り、理解不能な大爆笑を間欠的
                  に引き起こす。それはそれで見ていてもオモロイんだけど、それを引率するF嬢はまるで
                  ビーシッターのようだ。きっと大変なんじゃないか。そのことを彼女に聞くと大きく頷い
                  YES。そりゃそうだろう、気苦労も絶えないだろう。子供みたいだからどこに行きたいと
                  いう希望もほとんどなく、あれこれとスケジュールを立てる彼女の提案に反応することはな
                  い。結局、どこでもいいんだ、この二人は。三人でブラブラ歩いてるだけで充分楽しいんだ
                  ろう。面白いことなんかそこら中に転がってって、それこそ箸を落としただけでも大笑いな
                  んだろう。それはわかるし嫌いじゃない。けどね、それじゃ彼女がおいたわしい。疲れも倍
                  加するだろう。

                   中華街だ。ここでもふつうの看板を見て破顔一笑。なにがおもしろいのか? でも、F嬢彼
                  氏(名前は忘れた)の笑い声はきわめて魅力的でこっちまで思わず笑ってしまうほどの威力
                  がある。コロコロと回転を増しながら高音の移りゆくさまはまことにけっこう。あなたはこ
                  の笑い声に魅了され付き合っているんじゃないの? とF嬢に問うものの返事は相変わらずよ
                  くわからない。でも、多分、そういうことなんだろう。そこが彼を好きになり、今も好きな
                  大きな理由なんだろう。それだけじゃないだろうけど、大きい部分なんだろう。それほどに
                  魅力的な笑い声だ。一聴の価値はある。充分にある。たとえ言葉がわからなくても、聴くべ
                  きだろう。どうだいM嬢、A嬢よ。

                   食べつつも笑いは絶えることはまったくない。まったく、だ。食べながら、バイクの話に
                  なる。私も乗ってたし彼らは現役ライダーだからそこそこ盛り上がる。彼女はスズキの
                  750cc、彼氏はヤマハの1000cc、友人はドゥガティだから大排気量のはずだ。強者じゃん
                  か。わけもわからないことでゲラゲラ笑ってるばかりじゃない、デカいオートバイ乗り回し
                  てる一面もある。むろん、三人三様バリバリ仕事だってしてるんだろう。けれども、この男
                  二人が真面目な顔で真剣に仕事してるシーンなんか想像もできやしない。それほどのおふざ
                  けっぷり笑いっぷりだからさ。離日する前にもう一度会うはずだから、そんときに仕事をし
                  てる時は真面目な顔なのか? セックスするときも笑ってるのか? なんてことも聞かずば
                  なるまい。なんてね、思っているわけですばい。

                   で、結局鎌倉には行かずじまい。そりゃそうだ、三菱館であれだけ時間を使い、中華街で
                  も食事後にかなりの散歩量だから、今からゆくには時間が足りない。ってことで、一度は鎌
                  倉に向かいかけたもののUターンしてホテルに向かうことになった。車中、相変わらずぜんぜ
                  んわからない英語で話しかけられる。こっちから話しかける場合には相手の話がわからなく
                  てもあまり問題はないけど、相手からの質問は困るんだ。内容がわからないと答えられない
                  からさ。だから正しく理解しようと問いかけるんだ。しかもですよ、左ハンドル重ステマ
                  ニュアルの三重苦に備え付けのナビの使い方に慣れていないから道を確認しながらというこ
                  とだから頭と手足はフル活動。なかなかの苦行ときたもんだ。一度なんか分岐点で中央の安
                  全帯(地面に縞模様のとこ)で止まってしまい立ち往生。助手席の彼氏は足を踏ん張って真
                  剣な顔。そりゃ、私だってこんなとこに止まったことはない。ないけど、心は冷静バックミ
                  ラーもちゃんと確認してるんだ。けど、そんなムズカシイことは伝えることできないから、
                  沈黙が車内を支配する。

                   ま、そんなこんななコトがあって無事ホテルに到着。またしても路上でハグの儀式があ
                  り、握手の儀式があり、サイナラ〜・・・・・また、連絡するからさ、でしばしの別れ

                  疲れたわいな〜・・・・・・・・・・・・・・・の、店主なのでした。



                  最後の一枚

                  0
                     何回も記事にしてるドイツからの贈り物、巨大な梱包材のベニヤが届いたのはいつの頃
                    だったか。あまりにも昔のことだから覚えてるわけはない。あれはたしか40代のころだった
                    か・・・・・・・・・・?
                     友人の会社に中身が納品され、梱包箱の残骸だけが私が講師をしている学校に持ち運ばれ
                    て、そこらへんにいた学生に声を掛けて玄関先で解体。十数名の手助けがなければ大汗かい
                    ても終わらなかっただろう。しかも、それを工房のある地下2階まで手で運ばなければなら
                    ない。デカすぎてエレベーターに載らないのだ。

                     でも、学生ってのは不思議なもんで大汗かきながら楽しげに運びます。なんかお祭りのよ
                    うでもある。日頃、身体を動かすこともない校内でこんなコトをやるのが楽しいのかしら?
                    まったく不思議な気持ちで見守るアタイ。やる気のない近頃の若者・・・・なんて一概に言
                    えませんや。妙に元気な若者もいるんでっせ。で、運び込まれたこの巨大なベニヤ。私の店
                    の地下に運び込んで床壁天井に張り、ほぼすべてを使い切った。

                     だけど一枚だけ残ってしまった。そんな折に愛する美学生が別の校舎にテーブルを作りた
                    いんだけど、相談に乗って欲しいと懇願され現地調査。残っていたベニヤを使えばなんの苦
                    労もなくできまっせ、が判明。昨日、一気に作ってしまいました。
                     校舎の一角、まったくの死角にこの場所がある。物置になってるんだけどベンチもあるし
                    彼女たちはここを秘密の基地にしたいと思い付いた。ベニヤを持ち込み、さてどうしよう
                    か? と佇む美嬢。考えにふけっているように見えなくもないけど頭の中にはなんのアイデ
                    アもない(多分)。空っぽなんだろう(多分)。なんせこんなこと初めてだから、無理もな
                    いこと。彼女の能力のなさではない。で私は左のタイル小壁に載せればいいだろう、下に置
                    いてあるプランターを上に乗せて重しにしよう、と始めたわけ。

                     ベニヤは大きい。持ち込むのに一苦労。小柄な彼女は力がない、けど懸命にプヨプヨ筋肉
                    を働かせてなんとか。で、やってみいと私の親心でネジで固定にチャレンジ。うまくゆかな
                    いのでアリマス。おっかなびっくりだし力もない、ネジは締め込まれるまえにあえなく転倒
                    してしまう。そうじゃない! 力を入れんかい!! と心で叫ぶアタイ。だけど、あまりに
                    もパタパタとネジが倒れてしまうのが面白すぎて、笑いをこらえるのに必死なんだ。

                     上からの力がないとネジは食い込まない。顔を近づけたってダメなのよ、垂直に押す力な
                    んだってば!! 食い込む前、ただ立っているだけの5センチのネジは、ネジを片手で支えな
                    がら上からねじ込まなければならないっちゅうの!! クルクル回転するネジを手で支える
                    のは恐いんだろう。食い込む前から両手でドリルを持っちゃアカン。アカンでっせ。ほ〜ら
                    言わんこっちゃない、倒れましたがなネジが。もう、これの繰り返しで・・・・・。

                     それを心配そうに覗いてるその友人。この洋服からもわかるようにビス打ちしている彼女
                    に輪をかけてダメなんだ。まったく上には上がいるように下には下がいる。あぁ、どうなる
                    んだろう。このまま作業が深夜まで及ぶんだろうか?? 
                     後ろに子供一人、近所のヒロ君だ。もう帰らなくちゃなんて言いつつウロウロしてる。お
                    茶の水の真ん中で、ひそかにベニヤと格闘している美少女二人とワケもなく傍にいる小学
                    生。これも学校だからのこと、まったく愉しいひととき。これを役得と言わずしてなにが役
                    得なのか。たまんないんでアリマス。

                     なんとか出来上がり感無量だ。一人が変な顔だったので

                     ちゃんと撮ってあげた。後ろにまだいるヒロ君は、団扇を片手に。

                     道路から見上げるとこの通り。こじゃれた喫茶店のようにも見えなくもない。美嬢M田さん
                    と「塗装しないでこのままでもいいかもね」などと感想を述べ合う。

                     これで巨大なベニヤはすべて片付いた、残るは小さな板ばかり。使い道がなけりゃいずれ
                    木っ端に切ってゴミになる。けど、こんだけ有効に使ってあげればベニヤたちだって思い残
                    すことはないだろう、ってもんだ。そうでないかいT野井さんよ。

                     帰り道、思い立ってシトロエンA子に会いにゆく道々
                     246から遠く山並みが見えたんだ。なんという山なのか? 丹沢か??

                     知人の庭先でシトロエン AX-GTは静かに私を待っていてくれた。夏草ぼうぼうの中文句一
                    つこぼすわけじゃない。キーを回すと一発でエンジンが掛かる。なんて健気なんだ、あんな
                    に待たせていたのに、愚痴ひとつこぼしもせず私によりそう。運転しながらの帰り道、だん
                    だんこの車が好きになる自分に気付いてしまう。重い重い左ハンドル、マニュアル、ウィン
                    カーの位置も左右逆だし、音楽はカセットだけ。だけどもシートに座ってあっちゃこっちゃ
                    手と足を動かしていると魅力が身体に染み込んでくるのがわかる。フィットは正妻、AXは恋
                    人。顔かたちや性格も違うけどそれぞれに魅力はあることに改めて得心。

                    いったい両車は私のことをどう思ってるんだろう?・・・・・・・な、店主でした。


                    1

                    calendar

                    S M T W T F S
                    1234567
                    891011121314
                    15161718192021
                    22232425262728
                    2930     
                    << September 2013 >>

                    selected entries

                    categories

                    archives

                    recent comment

                    links

                    profile

                    書いた記事数:690 最後に更新した日:2023/12/23

                    search this site.

                    others

                    mobile

                    qrcode

                    powered

                    無料ブログ作成サービス JUGEM