たまには研がないとね
ふとしたキッカケで遊び半分の仕事、なんとか終わって今日も今日とて学校に行く。
なんか最近ほとんど毎日だもんで、車で行くのも飽きて、無理矢理のバイク行。天気は
雨、そんなことァわかってる、わかってるけど乗りたい気持ちが抑えられず。家を出る
時は晴れてたのよ、ひょっとして予報は誤報か? でも、走り始めて15分ほどでポツリ
ポツリ、雨だ、まいったな、引き返せないし、ええい、土砂降り上等、パンツ濡れるのも
オモロいじゃないか、いざ突っ走ろう。
遊び半分の発端はコレ
講師仲間のY女史の授業作品を展示することになり、作品の台(什器という)を作る
ことになったのだ。こんなのやる気はなかったんだ、でもね、アシスタントI川君と
煙草吸ってたら、学生のM嬢が来て、展示の話が出て、I川君とアタイが二言三言の結果、
そんなら作っちゃおうかってことになり、ほぼ一日で終えたワケ。展示会のポスターが
コレ、これを元にアイデア膨らまして、スケッチも図面もなし、ぶっつけ本番でザクザク
作り始めたんだわさ。
什器の材料費なんかむろん出ない。材料買えないから工房にある廃材を使うっきゃない。
せいぜい一週間程度の展示だから高価な材料はムリ、となると主材はタルキになる。
適当に打ち合わせし、片方をI川君、もう片っぽをアタイ、それぞれ分担して
これで50%ぐらいだけど、ここまでできれば後は早い。右がアタイ担当なのさ
タルキをネジでどんどん止めて行くのはI川君。さて、これは一体なんだろか?
図面なんか書けない、完成の姿は彼の頭の中にある、だから誰も手伝えないのよね。
組み立て完了の図。んで、これはなんだろか??
表扉から会場内パチリ。あとは仕上げを待つばかり
台に付けた薄板。はて、これはいったい???
展示会のタイトルは「キャサリンと太郎」、キャサリンは女性で太郎は男性、
でもって再度ポスターを見ていただきたい
キャサリンはハイヒール、太郎は下駄なんだそうだ。このイラストを応用して
タルキでハイヒールらしきものを作り、古材で下駄らしきものを作ったというワケだ。
台に付けた薄板は鼻緒のつもり。
いよいよ仕上げ。寄ってたかって塗り塗りなペンキごっこ
正面の壁がさみしい、ってことで額らしものを拾ってきて塗り塗り
作品の飾り付けで大忙しの若き学生諸君
ハイ! これがハイヒールの完成図、いたるところに作品が掛かってる
椅子を改造した作品はごらんの通り。いや〜、イタリア風だなぁコレ
下駄の鼻緒も塗り塗りしてご覧の通り、作品が並ぶとちょっとした店みたいで
なかなかの出来じゃないか、と自画自賛。
普段はていねいしっかりな作品を作ってるから、たまに雑できちゃないこんな仕事
がとても楽しい。ネジや釘が見えたって気にしない、むしろ見えたほうがいい、何も
考えず、計画も立てず、テキト〜にやっちゃっていい、学生もワイワイ言いながら
愉しそうだ。いつもと違う仕事は感性を研ぐのにもってこい、錆びたセンスも多少は
光るってもんだ。言うなればこの仕事は大きな砥石でさ、おかげでアタイのセンスも
まだまだ錆びちゃいないってことがわかって、いたく納得イイ気分ときたもんだ。
学生の作品展だからディスプレイも学生自身の手で作ったほうがイイ。そんなこと
わかってます。でもね、入学して一年しかたってないし作品を作るだけで手一杯だから
展示までは頭も時間も回らない。だから、ここでの展示は教室から机を持ち出して
作品を並べるだけになってしまうのが常。それでイイという学生ならいいけどさ、
もっと良くしたいという学生がいて、相談を受けたんなら、なんも助太刀をしない
なんてこと出来ないっしょ。アイデアだけ与えてあとはお作りなさい、なんてこと
は時間がないからムリ。作品をより良い雰囲気で展示することは誰だって望むだろう。
だったらアシスタントと教師が作らざるを得ないじゃないか。違うか? 間違ってるか?
アタイは間違っちゃいないと思いまっせ、断じて・・・・・な、店主でした。
なんか最近ほとんど毎日だもんで、車で行くのも飽きて、無理矢理のバイク行。天気は
雨、そんなことァわかってる、わかってるけど乗りたい気持ちが抑えられず。家を出る
時は晴れてたのよ、ひょっとして予報は誤報か? でも、走り始めて15分ほどでポツリ
ポツリ、雨だ、まいったな、引き返せないし、ええい、土砂降り上等、パンツ濡れるのも
オモロいじゃないか、いざ突っ走ろう。
遊び半分の発端はコレ
講師仲間のY女史の授業作品を展示することになり、作品の台(什器という)を作る
ことになったのだ。こんなのやる気はなかったんだ、でもね、アシスタントI川君と
煙草吸ってたら、学生のM嬢が来て、展示の話が出て、I川君とアタイが二言三言の結果、
そんなら作っちゃおうかってことになり、ほぼ一日で終えたワケ。展示会のポスターが
コレ、これを元にアイデア膨らまして、スケッチも図面もなし、ぶっつけ本番でザクザク
作り始めたんだわさ。
什器の材料費なんかむろん出ない。材料買えないから工房にある廃材を使うっきゃない。
せいぜい一週間程度の展示だから高価な材料はムリ、となると主材はタルキになる。
適当に打ち合わせし、片方をI川君、もう片っぽをアタイ、それぞれ分担して
これで50%ぐらいだけど、ここまでできれば後は早い。右がアタイ担当なのさ
タルキをネジでどんどん止めて行くのはI川君。さて、これは一体なんだろか?
図面なんか書けない、完成の姿は彼の頭の中にある、だから誰も手伝えないのよね。
組み立て完了の図。んで、これはなんだろか??
表扉から会場内パチリ。あとは仕上げを待つばかり
台に付けた薄板。はて、これはいったい???
展示会のタイトルは「キャサリンと太郎」、キャサリンは女性で太郎は男性、
でもって再度ポスターを見ていただきたい
キャサリンはハイヒール、太郎は下駄なんだそうだ。このイラストを応用して
タルキでハイヒールらしきものを作り、古材で下駄らしきものを作ったというワケだ。
台に付けた薄板は鼻緒のつもり。
いよいよ仕上げ。寄ってたかって塗り塗りなペンキごっこ
正面の壁がさみしい、ってことで額らしものを拾ってきて塗り塗り
作品の飾り付けで大忙しの若き学生諸君
ハイ! これがハイヒールの完成図、いたるところに作品が掛かってる
椅子を改造した作品はごらんの通り。いや〜、イタリア風だなぁコレ
下駄の鼻緒も塗り塗りしてご覧の通り、作品が並ぶとちょっとした店みたいで
なかなかの出来じゃないか、と自画自賛。
普段はていねいしっかりな作品を作ってるから、たまに雑できちゃないこんな仕事
がとても楽しい。ネジや釘が見えたって気にしない、むしろ見えたほうがいい、何も
考えず、計画も立てず、テキト〜にやっちゃっていい、学生もワイワイ言いながら
愉しそうだ。いつもと違う仕事は感性を研ぐのにもってこい、錆びたセンスも多少は
光るってもんだ。言うなればこの仕事は大きな砥石でさ、おかげでアタイのセンスも
まだまだ錆びちゃいないってことがわかって、いたく納得イイ気分ときたもんだ。
学生の作品展だからディスプレイも学生自身の手で作ったほうがイイ。そんなこと
わかってます。でもね、入学して一年しかたってないし作品を作るだけで手一杯だから
展示までは頭も時間も回らない。だから、ここでの展示は教室から机を持ち出して
作品を並べるだけになってしまうのが常。それでイイという学生ならいいけどさ、
もっと良くしたいという学生がいて、相談を受けたんなら、なんも助太刀をしない
なんてこと出来ないっしょ。アイデアだけ与えてあとはお作りなさい、なんてこと
は時間がないからムリ。作品をより良い雰囲気で展示することは誰だって望むだろう。
だったらアシスタントと教師が作らざるを得ないじゃないか。違うか? 間違ってるか?
アタイは間違っちゃいないと思いまっせ、断じて・・・・・な、店主でした。
- 2014.06.25 Wednesday
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- 22:47
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- by factio