田園調布?!
TV取材があって、一昨日放映された。TV東京のモヤさま2。TVで紹介されるのは
これが三回目。過去二回の経験から気持ちの昂りもない。齢66才、こんなことは
どうってこともないから人に伝えることもなく、当夜はウィーンからの来客David君
の送別会に出向く。翌日、録画で拝見。田園調布周辺をウロ歩きってことなんだが
田園調布の見出しにちょっぴりビックリ。電車で4駅だから近くであることは確かな
ことだけんど、田園調布ってのはいかがなもんか? 落魄したとはいえ高級住宅街の
嚆矢の街だ、こんな辺鄙なフツ〜の町まで周辺って言われちゃ渋沢栄一も苦笑してる
んじゃないかしら。
小学校三年に故あって田園調布小学校に越境転校、その後田園調布中学校で学んだ
アタイ、田園調布にはいささか縁がある。もっと昔は駅前で日本舞踊を習ってたことも
ある。そんときゃ父母離婚前だったから我が家はそこそこ金があったんだ。小学校の
同級生で腕時計をしてた子がいたなぁ、カッターナイフを初めて見たのもココだった。
隣りにあった田園コロシアムは東京でほぼ唯一のテニスコートだったし。そんな高級
地帯の仲間入りするなんて・・・・・・・・・・・時代も変わったもんだ。
どんなにTVで紹介されたとしてもわざわざ取っ手を探しに訪れる奇特な方は少ない。
今年ベルリンのボタン専門店に行った折に、妙齢なご婦人がジャケットを広げ、それに
合うボタンをあれこれ選んでいるとこに遭遇した。むろん、古いジャケットだ。
その店の店主と相談してけっこうな種類を並べているワケ。こうした風景に出会うと
ヨーロッパの伝統みたいなものを感じざるを得ない。ボタンとツマミ、どっちも甲乙
つけがたくチンコイ。そんなちょっぴりなパーツを選ぶことにこだわることが普通
なんだろう。
だからといって取っ手やツマミを探しに来てくれる方が多くなることを望んでいる
わけではないんだ。小さな部品にもこだわりを持っている方が来訪されることはイヤ
ではないけど双手を擧げて大歓迎、随喜の涙を流すってココロはきわめて少ない。
こういう店やってますというと必ずといっていいほどツマミが好きで作ってもいる
んでしょ?と聞かれるんだけど、そんなこたぁない。興味がないってわけじゃないけど
それほどの思い入れもないのが正直なとこでね。いわく言いがたいそんな私の微妙な
気持ち、稚拙な説明しかできない私の真意を理解してくれる人なんかそうそう居ない
だろうということで説明も渋りがちになってしまうのが常。
で、さきほどコーヒーを飲みながらブログの来訪数を見たわけなのよ。そしたら
放映日26日が155人、翌27日が227人の訪問者があってね、ふだんの2〜3倍なの。
ふ〜ん、そうきたか。放映されて後、反響があったのは近くの千歳薬局の顔馴染み
店主からの電話のみ。話しててどうも変だ、よく聞けばあなたの店は田園調布の
どの辺りなの?。彼女の住まいは田園調布、それで聞いたというわけ。ね、こういう
勘違いする視聴者もいるからさ、タイトルは注意しなくちゃいけません。軽々に
視聴率求めるあまりのついついな誇大っぷりはいささかな迷惑をもたらすってこと
に繋がります。まぁ、あっちも商売だからわからないでもないけど。
そういうことで、ツマミの店は続けるし来訪されたお客様には真っ当真摯な対応
は間違いない。しかし、番組でも言ったようにツマミや取っ手は当店の顔であって、
人のカラダが顔だけではないと同じように、当店のカラダはツマミ以外の様々な
コトやモノで成り立っています。専門学校で教えてもいるけど、それは週一回3時間
だけのことだ。飽きっぽいアタイだから、一つのことを営々と続けることなんか
到底できるわけはなく、中目黒バランチェッタの名物・前菜盛り合わせのごとく、
美味しくて魅力的な品々を提供する場としての店でありたいと牛歩の歩みを続けて
行きまする、のダ。
さぁて、地下のアンプ棚を作らなくちゃ・・・・・・・・・・な、店主でした。
これが三回目。過去二回の経験から気持ちの昂りもない。齢66才、こんなことは
どうってこともないから人に伝えることもなく、当夜はウィーンからの来客David君
の送別会に出向く。翌日、録画で拝見。田園調布周辺をウロ歩きってことなんだが
田園調布の見出しにちょっぴりビックリ。電車で4駅だから近くであることは確かな
ことだけんど、田園調布ってのはいかがなもんか? 落魄したとはいえ高級住宅街の
嚆矢の街だ、こんな辺鄙なフツ〜の町まで周辺って言われちゃ渋沢栄一も苦笑してる
んじゃないかしら。
小学校三年に故あって田園調布小学校に越境転校、その後田園調布中学校で学んだ
アタイ、田園調布にはいささか縁がある。もっと昔は駅前で日本舞踊を習ってたことも
ある。そんときゃ父母離婚前だったから我が家はそこそこ金があったんだ。小学校の
同級生で腕時計をしてた子がいたなぁ、カッターナイフを初めて見たのもココだった。
隣りにあった田園コロシアムは東京でほぼ唯一のテニスコートだったし。そんな高級
地帯の仲間入りするなんて・・・・・・・・・・・時代も変わったもんだ。
どんなにTVで紹介されたとしてもわざわざ取っ手を探しに訪れる奇特な方は少ない。
今年ベルリンのボタン専門店に行った折に、妙齢なご婦人がジャケットを広げ、それに
合うボタンをあれこれ選んでいるとこに遭遇した。むろん、古いジャケットだ。
その店の店主と相談してけっこうな種類を並べているワケ。こうした風景に出会うと
ヨーロッパの伝統みたいなものを感じざるを得ない。ボタンとツマミ、どっちも甲乙
つけがたくチンコイ。そんなちょっぴりなパーツを選ぶことにこだわることが普通
なんだろう。
だからといって取っ手やツマミを探しに来てくれる方が多くなることを望んでいる
わけではないんだ。小さな部品にもこだわりを持っている方が来訪されることはイヤ
ではないけど双手を擧げて大歓迎、随喜の涙を流すってココロはきわめて少ない。
こういう店やってますというと必ずといっていいほどツマミが好きで作ってもいる
んでしょ?と聞かれるんだけど、そんなこたぁない。興味がないってわけじゃないけど
それほどの思い入れもないのが正直なとこでね。いわく言いがたいそんな私の微妙な
気持ち、稚拙な説明しかできない私の真意を理解してくれる人なんかそうそう居ない
だろうということで説明も渋りがちになってしまうのが常。
で、さきほどコーヒーを飲みながらブログの来訪数を見たわけなのよ。そしたら
放映日26日が155人、翌27日が227人の訪問者があってね、ふだんの2〜3倍なの。
ふ〜ん、そうきたか。放映されて後、反響があったのは近くの千歳薬局の顔馴染み
店主からの電話のみ。話しててどうも変だ、よく聞けばあなたの店は田園調布の
どの辺りなの?。彼女の住まいは田園調布、それで聞いたというわけ。ね、こういう
勘違いする視聴者もいるからさ、タイトルは注意しなくちゃいけません。軽々に
視聴率求めるあまりのついついな誇大っぷりはいささかな迷惑をもたらすってこと
に繋がります。まぁ、あっちも商売だからわからないでもないけど。
そういうことで、ツマミの店は続けるし来訪されたお客様には真っ当真摯な対応
は間違いない。しかし、番組でも言ったようにツマミや取っ手は当店の顔であって、
人のカラダが顔だけではないと同じように、当店のカラダはツマミ以外の様々な
コトやモノで成り立っています。専門学校で教えてもいるけど、それは週一回3時間
だけのことだ。飽きっぽいアタイだから、一つのことを営々と続けることなんか
到底できるわけはなく、中目黒バランチェッタの名物・前菜盛り合わせのごとく、
美味しくて魅力的な品々を提供する場としての店でありたいと牛歩の歩みを続けて
行きまする、のダ。
さぁて、地下のアンプ棚を作らなくちゃ・・・・・・・・・・な、店主でした。
- 2015.04.28 Tuesday
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- 12:25
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- by factio