傷だらけの人生
薄くなった毛髪の被害が頻発している今日この頃、のオレ様だ。先日も見事
額に柱がヒットして、今も草丘のように盛り上がっている。事の発端は、友人
クリスが古民家を改装して、帰国する前のパーティでの出来事。う〜む。
玄関上がり口が心地よい。以前は、30センチ程度の狭いもんだった。これを
二枚の古材でけっこう広大な板敷に。思わず、「式台」という言葉が思い浮かぶ。
高さに制約がある昨今の建物は、床と地面の差がとれず、アタイの家もご同様で
10センチ程度しかない。靴を履こうにも座ることができず、将来が案じられる。
それに比べてこの式台、高さ充分だからゆったり座って靴を履けるってもんだ。
閉鎖的だった押し入れを取っ払い、採光のための開口部を設置、外にテラス。
テラスの下は猫の額ほどの平地があり、そこに基礎を作り柱を据えたもの。
崖上だから見晴らし極めて良好、もっと向こうの樹木を伐りたいのは山々なれど
足場がないから叶わぬ夢。今回の改装の一番の眼目はこのテラスだろう。
ご近所に住む方々が来訪、しばしテラスで談笑。手前の白髪の方が最長老、
昔のことを聞いてみたら、山頂付近にタンクがあるんで水道の出はイイ、
しかしそれは丘の上部だけ、麓近くになると上からではなく下からの給水
だから、当初はほとんど出なくって、水洗トイレに水が流れず往生したと。
そこからトイレの話になり、50〜60年前は自分で汲み取って穴の中に捨てた
んだと。その後、汲取車(若い方は知らんだろう、トラックにタンクを載せ、
太いホースで各家の便槽から吸い取るの)が来るようになって助かった。
けど、麓から丘上まではかなり距離があるから、ホースは届かず、途中の
仮タンクにいったん溜めて、そっから違うホースで車に、ということになった
らしい。う〜む、そういう歴史を踏み越えての今があるのだ、侮れませんな。
そして今回の事故現場だ。テラスの手前、中央やや右に上から下がっている
柱があるでしょ。コレ、下が腐ってるんで切って上だけ残してあったんだけど、
この写真を撮った直後にヒョイって感じでテラスに上がろうとした、まさに
その時、アタイの額が激突、衝撃でメガネが飛び、テラスにころりんこ。ガーン
ですよ、もう。
思い出すのはちょっと前。近所の魚屋さんの冷蔵ケースを覗き込んで、頭を
上げたとたんに設置されてる裸電球に後頭部をゴツン。裸電球って言っても
丸いんじゃなくピラミッドのような三角形のものでね、その角になんだわさ。
軽く瞬間的にぶつかっただけなんだけどさ、妙に痛い。っていうかヒリヒリ
するんだよね。おかしいな?と思って、放置しておいたらヤケドしてたのさ。
毛がないからな、頭皮むき出しだからな、当たれば傷はしょっちゅう、しかし
ヤケドは人生初めての出来事で、生きてる限り油断めさるなってことでゲス。
そこで思い出すのが「傷だらけの人生」。言わずと知れた鶴田浩二だ。こんな
唄あったんですよ、その昔。アタイはヤクザ映画でしか知らんけど、この唄は
流行語にもなったりしたなぁ。そして、もう一曲「後ろから前から」by畑中葉子。
当時だって大顰蹙もんのエロ味満載。よくもまぁ、このような曲がまかり通った
もんだ。
手足にも傷はあるが、年老いてくるとアタマに及ぶ。自宅キッチンの食器棚
の扉を開けっ放しにしておいたとこにコツンはしょっちゅうで、懲りないこと
甚だしい。気を付けようにもカラダは勝手に動くし、ないに等しいチェック
機能は瞬時の出来事にまったく対応せず。ああ無情、ナンチッテ。
応急手当に忙しいクリス。笑顔が恐いな、まるでデーモンのようでもあるのう。
事故直後には畏友T野井氏が冷蔵庫から氷を持って来て冷やしていただき、そして
のクリス。ああ、持つべきものは良き友だな〜。なんて、柄にもなくね、思った?
左小指で指し示しているのが被害現場、そしてアタイは次郎君の如く反省している
ように見えなくもない。
それにしても何故に頭部に被害が集中するんだろか。傷だらけの人生、それも
後ろから前からかい。なんだかなぁ〜、名誉の負傷とは無縁なりしぃ〜なのだ。
災いは忘れるヒマもなくやってくるのダ・・・・・・な、店主でした。
額に柱がヒットして、今も草丘のように盛り上がっている。事の発端は、友人
クリスが古民家を改装して、帰国する前のパーティでの出来事。う〜む。
玄関上がり口が心地よい。以前は、30センチ程度の狭いもんだった。これを
二枚の古材でけっこう広大な板敷に。思わず、「式台」という言葉が思い浮かぶ。
高さに制約がある昨今の建物は、床と地面の差がとれず、アタイの家もご同様で
10センチ程度しかない。靴を履こうにも座ることができず、将来が案じられる。
それに比べてこの式台、高さ充分だからゆったり座って靴を履けるってもんだ。
閉鎖的だった押し入れを取っ払い、採光のための開口部を設置、外にテラス。
テラスの下は猫の額ほどの平地があり、そこに基礎を作り柱を据えたもの。
崖上だから見晴らし極めて良好、もっと向こうの樹木を伐りたいのは山々なれど
足場がないから叶わぬ夢。今回の改装の一番の眼目はこのテラスだろう。
ご近所に住む方々が来訪、しばしテラスで談笑。手前の白髪の方が最長老、
昔のことを聞いてみたら、山頂付近にタンクがあるんで水道の出はイイ、
しかしそれは丘の上部だけ、麓近くになると上からではなく下からの給水
だから、当初はほとんど出なくって、水洗トイレに水が流れず往生したと。
そこからトイレの話になり、50〜60年前は自分で汲み取って穴の中に捨てた
んだと。その後、汲取車(若い方は知らんだろう、トラックにタンクを載せ、
太いホースで各家の便槽から吸い取るの)が来るようになって助かった。
けど、麓から丘上まではかなり距離があるから、ホースは届かず、途中の
仮タンクにいったん溜めて、そっから違うホースで車に、ということになった
らしい。う〜む、そういう歴史を踏み越えての今があるのだ、侮れませんな。
そして今回の事故現場だ。テラスの手前、中央やや右に上から下がっている
柱があるでしょ。コレ、下が腐ってるんで切って上だけ残してあったんだけど、
この写真を撮った直後にヒョイって感じでテラスに上がろうとした、まさに
その時、アタイの額が激突、衝撃でメガネが飛び、テラスにころりんこ。ガーン
ですよ、もう。
思い出すのはちょっと前。近所の魚屋さんの冷蔵ケースを覗き込んで、頭を
上げたとたんに設置されてる裸電球に後頭部をゴツン。裸電球って言っても
丸いんじゃなくピラミッドのような三角形のものでね、その角になんだわさ。
軽く瞬間的にぶつかっただけなんだけどさ、妙に痛い。っていうかヒリヒリ
するんだよね。おかしいな?と思って、放置しておいたらヤケドしてたのさ。
毛がないからな、頭皮むき出しだからな、当たれば傷はしょっちゅう、しかし
ヤケドは人生初めての出来事で、生きてる限り油断めさるなってことでゲス。
そこで思い出すのが「傷だらけの人生」。言わずと知れた鶴田浩二だ。こんな
唄あったんですよ、その昔。アタイはヤクザ映画でしか知らんけど、この唄は
流行語にもなったりしたなぁ。そして、もう一曲「後ろから前から」by畑中葉子。
当時だって大顰蹙もんのエロ味満載。よくもまぁ、このような曲がまかり通った
もんだ。
手足にも傷はあるが、年老いてくるとアタマに及ぶ。自宅キッチンの食器棚
の扉を開けっ放しにしておいたとこにコツンはしょっちゅうで、懲りないこと
甚だしい。気を付けようにもカラダは勝手に動くし、ないに等しいチェック
機能は瞬時の出来事にまったく対応せず。ああ無情、ナンチッテ。
応急手当に忙しいクリス。笑顔が恐いな、まるでデーモンのようでもあるのう。
事故直後には畏友T野井氏が冷蔵庫から氷を持って来て冷やしていただき、そして
のクリス。ああ、持つべきものは良き友だな〜。なんて、柄にもなくね、思った?
左小指で指し示しているのが被害現場、そしてアタイは次郎君の如く反省している
ように見えなくもない。
それにしても何故に頭部に被害が集中するんだろか。傷だらけの人生、それも
後ろから前からかい。なんだかなぁ〜、名誉の負傷とは無縁なりしぃ〜なのだ。
災いは忘れるヒマもなくやってくるのダ・・・・・・な、店主でした。
- 2015.08.26 Wednesday
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- 12:48
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- by factio