ギミックの宝庫か?
以前、知人のH上さんからとある本を教えていただいた。このH上さん、私が
講師をしている専門学校の講師で、会議の後大きなポスターを見せて、こんなの
ありまっせ、と。このことはすでに記事にしたけど、早速Amazonで予約して
心待ちだったワケっす。ところが、発刊が遅れてるらしく再々の発送遅延の連絡、
ええい、もう待てんわ! 予約取り消してやるゥ、高いけど紀伊国屋で買う
もんね。ってことで新宿本店に☎、英語のスペルを一語づつ伝え、しばし。
なんとこれが未だ発刊してなくて、予定は来年の4月以降だと。げげ、Amazon
とおんなじかい、あ〜ぁナンテコッタイ!
しかし、おかしいな? H上さんはすでに入手しているらしく、アタイに
見せようとわざわざ学校に持って来たということがあったからな。そんとき
アタイは会えずじまいで見れなかったのよ。だからさ、てっきりすでに本国
では発刊されてて、なにかの事情で他国での発売が遅れてると思い込んで
たんだわさ。そんな経緯をH上さんにメール、あなたの持ってる本は
どうやって入手したの?。そしたらたまたまドイツに居たときに友人から
譲ってもらった、どうやら友人の知人が著者らしい。見れないとなれば
是が非でも見てみたくなるのが人情ってもんだ。なんとか入手する方法は
ないもんでしゅかと伝えたのが数日前。
相変わらず前書きが長くでスマンの。そんなワケでアタイにとっちゃ暫定的
ではあるけど(いずれ入手出来るだろうから)幻の本についてウンチクを語ろう
って次第。書名はHidden Forms : Seeing and Understanding Things、
著者はFranco Clivio,Hans Hansenってんだから共著だろ、多分。
拡大したからボケボケだ。訳せば「隠されたかたち」ということか。
かたちに隠された意味がある、それを読み解くのはアナタ、つまりアタイの
読解能力次第でゴミ本になるか宝物になるか、運命の分かれ道ですな。
文章は英語であれドイツ語であれ読めない、画像だけが頼りの綱。
スイスのデザイナーが個人で集めし世界中の道具たち。カタログ本の類い
ではない、あくまでも個人の目に止まった品々であるところがまことに
けっこう。なぜかと言えば、カタログ本は売る為のものだけど、個人収集は
違う。好奇心の赴くままに、自分の基準で選んだものだからさ。ある意味、
純粋にその道具に惹かれたわけで、そこにモノのかたちの成り立ちを解析
してみよう、したいってことであるに違いない。
共産主義は絶滅寸前で生き残った資本主義にはそれなりの責任はある、
資本主義が◯で共産主義が×だというわけではない、そんなことを言った
人がいた。現在の資本主義の世界ではデザインは売る為の売れるための
技術みたいになっちまって、道具本来の持つ自由で豊かで楽しく役立つ
モノ作りとはかけ離れているんじゃないか。モノ作りを文化と考えるなら
今はすでに成熟から爛熟を迎え、素朴なモノ(道具たち)が生まれ出る
余地は極めて少ないと考えるアタイだ。ならば、モノとそれを考える人
作る人の幸せな関係が保たれていた時代を温故知新してみたらどうか、
そんな考えがこの本にあるんだろうし、著者もきっとそう思ってるんだ
とアタイは思うんだ。
でね、ドイツ語英語版は売り切れで再版待ち、イタリア語版ならば
あることがわかり、すぐに注文。本国発送したとの連絡が19日、22日に
届いた。驚くべき早さ、たまたまAmazonの即日配送のニュース見てたら
イタリアは早々な実施国ってことで早さに納得。いやね、なんとなく
疑心暗鬼だったからさ、車も故障が多いとか聞いていたから。でも、
そんなこたぁ昔のこと、そういうことなのかいな。
これが宝の山なのか?
パラパラとめくりて、目に止まったのがコレ。赤青色鉛筆はどちら様も
ご承知のこと、中のは右がシャープペンシル左が鉛筆芯か、そして一番上。
多色色鉛筆の芯だけがゴム紐でくくられている。それを左にくわえなさい
ということだろ。くわえるためには軸になる木で挟まねばならず、挟む
ための固定がゴム紐でもある。つまりゴム紐は芯と木の軸を固定するため
の二刀流一石二鳥ってことだろう。う〜む、やるなぁ。書きやすいのか
どうかわからないけど、秀逸なアイデアだ。そしてそれが魅力であり
その魅力の根源はギミック。まだぜんぶ見ていないけど期待は高まるって
もんだ。
年末でも木工旋盤から離れられない・・・・・・・な、店主でした。
講師をしている専門学校の講師で、会議の後大きなポスターを見せて、こんなの
ありまっせ、と。このことはすでに記事にしたけど、早速Amazonで予約して
心待ちだったワケっす。ところが、発刊が遅れてるらしく再々の発送遅延の連絡、
ええい、もう待てんわ! 予約取り消してやるゥ、高いけど紀伊国屋で買う
もんね。ってことで新宿本店に☎、英語のスペルを一語づつ伝え、しばし。
なんとこれが未だ発刊してなくて、予定は来年の4月以降だと。げげ、Amazon
とおんなじかい、あ〜ぁナンテコッタイ!
しかし、おかしいな? H上さんはすでに入手しているらしく、アタイに
見せようとわざわざ学校に持って来たということがあったからな。そんとき
アタイは会えずじまいで見れなかったのよ。だからさ、てっきりすでに本国
では発刊されてて、なにかの事情で他国での発売が遅れてると思い込んで
たんだわさ。そんな経緯をH上さんにメール、あなたの持ってる本は
どうやって入手したの?。そしたらたまたまドイツに居たときに友人から
譲ってもらった、どうやら友人の知人が著者らしい。見れないとなれば
是が非でも見てみたくなるのが人情ってもんだ。なんとか入手する方法は
ないもんでしゅかと伝えたのが数日前。
相変わらず前書きが長くでスマンの。そんなワケでアタイにとっちゃ暫定的
ではあるけど(いずれ入手出来るだろうから)幻の本についてウンチクを語ろう
って次第。書名はHidden Forms : Seeing and Understanding Things、
著者はFranco Clivio,Hans Hansenってんだから共著だろ、多分。
拡大したからボケボケだ。訳せば「隠されたかたち」ということか。
かたちに隠された意味がある、それを読み解くのはアナタ、つまりアタイの
読解能力次第でゴミ本になるか宝物になるか、運命の分かれ道ですな。
文章は英語であれドイツ語であれ読めない、画像だけが頼りの綱。
スイスのデザイナーが個人で集めし世界中の道具たち。カタログ本の類い
ではない、あくまでも個人の目に止まった品々であるところがまことに
けっこう。なぜかと言えば、カタログ本は売る為のものだけど、個人収集は
違う。好奇心の赴くままに、自分の基準で選んだものだからさ。ある意味、
純粋にその道具に惹かれたわけで、そこにモノのかたちの成り立ちを解析
してみよう、したいってことであるに違いない。
共産主義は絶滅寸前で生き残った資本主義にはそれなりの責任はある、
資本主義が◯で共産主義が×だというわけではない、そんなことを言った
人がいた。現在の資本主義の世界ではデザインは売る為の売れるための
技術みたいになっちまって、道具本来の持つ自由で豊かで楽しく役立つ
モノ作りとはかけ離れているんじゃないか。モノ作りを文化と考えるなら
今はすでに成熟から爛熟を迎え、素朴なモノ(道具たち)が生まれ出る
余地は極めて少ないと考えるアタイだ。ならば、モノとそれを考える人
作る人の幸せな関係が保たれていた時代を温故知新してみたらどうか、
そんな考えがこの本にあるんだろうし、著者もきっとそう思ってるんだ
とアタイは思うんだ。
でね、ドイツ語英語版は売り切れで再版待ち、イタリア語版ならば
あることがわかり、すぐに注文。本国発送したとの連絡が19日、22日に
届いた。驚くべき早さ、たまたまAmazonの即日配送のニュース見てたら
イタリアは早々な実施国ってことで早さに納得。いやね、なんとなく
疑心暗鬼だったからさ、車も故障が多いとか聞いていたから。でも、
そんなこたぁ昔のこと、そういうことなのかいな。
これが宝の山なのか?
パラパラとめくりて、目に止まったのがコレ。赤青色鉛筆はどちら様も
ご承知のこと、中のは右がシャープペンシル左が鉛筆芯か、そして一番上。
多色色鉛筆の芯だけがゴム紐でくくられている。それを左にくわえなさい
ということだろ。くわえるためには軸になる木で挟まねばならず、挟む
ための固定がゴム紐でもある。つまりゴム紐は芯と木の軸を固定するため
の二刀流一石二鳥ってことだろう。う〜む、やるなぁ。書きやすいのか
どうかわからないけど、秀逸なアイデアだ。そしてそれが魅力であり
その魅力の根源はギミック。まだぜんぶ見ていないけど期待は高まるって
もんだ。
年末でも木工旋盤から離れられない・・・・・・・な、店主でした。
- 2015.12.24 Thursday
- -
- 12:44
- comments(0)
- trackbacks(0)
- by factio