遅々着々
アタイの人生どうなるのやろ? つれづれもなくそんなこと思う秋の日々。
ドイツはウルムという町から友人の友人がやってくることになって、さぁ大変。
ミニミニホテルの改装を急がねば、仕事に精出す町の鍛冶屋さん。部屋には鏡が
ないのだ。結婚を機に買い求めた鏡台を転用と、長く眠れるミラー嬢、ゴメンね
カンベンな。
鏡台といえば布カバーだろ。鏡がむき出しはルール違反となれば
ということで長い腹案が陽の目を見る。母の着物をひも解いて改造に着手。
するもこれがなかなか・・・・・手強い。なんせまるっきりの素人だからな、
ひきつれシワよりは当たり前。特に上の曲線部がね。ま、こんなもんだろ。
鏡を支える金具はそのまま使える、で新たにチン恋部品を作って無事
納まり之助。
キッチン右脇。下にくず入れ、中段右に小棚とレンジ、左はドライヤー、
上段には三点セット。
右にポット、左にミニ鏡、で真ん中は
これが鎮座。昔灰皿だ。マジな使い方は右に炭の火種、左の三角に灰を。
して壁には、畏友T野井氏から拝領した大阪の名店・松葉の一枚。これ、
よ〜く見て下さいね。地下街の階段脇にあった店、前を通るは通行人、のれんに
首つっこんでる親子、子供の足元にはビールケース。いいなぁ、これ。一目で
気に入って、飾るならココと即決だい。海外からやってくる方がさ、ところで
あの写真はなに? と問われれば、エッヘン!教えて進ぜよう、あれはな、
大阪にある、串焼きの店でな・・・・・・・・・・・・・・・・とかね。
友人の友人が4泊、後、日本全国を巡り回りの3週間らしい。去ってホッと、
残りの改装もあるけりニズム、でも一応カタチにはなってるから、一休み、
してたらTVの取材申し込み、またかいと思ったけど店に来た若者の感じが
スコブル良好で受けてしまい、やってきたのが高田純次のじゅん散歩。
TV撮影と聞いて緊張するウブなアタイではない、来たら自然体で受け流して
やろう、シャレの一つもかましてやろうと思ってはいたものの、疾風のように
やってきて疾風のように去って行ったんだわ。なすすべもなくどうということ
もない対応に終始してしまったやないか。
はたして放映されるのかどうか? でもな、いい機会だ、番組を観て来店
される方もいるかもしれない、格別大したもんはないけど、そいでも少しは
それらしく整理しなくちゃ、殊勝にもそんなことを考え、店に居座るドデカイ
スピーカーを地下に降ろしちゃお! 降ろしたら最後一人で持ち上げることは
出来ないゾ、アタイが死んだら始末に困るだろうな、アタマをよぎった考え
を振り切って、ようようの思いで、
こうなった。で、脇にあった長らく使わせていただいた貰い物のソファが
はみ出し、流浪する間もなく分解廃棄の憂き目。となると地下の試聴室に椅子
がなくなり、そいじゃってことで目黒通りの家具屋さんで小振りなソファをと
行ってみたけど、帯に短し襷に流し値段も高し、以前相談したことのある
知人に改めて頼もうかと今日行く事に。
発端はアタイだけど、以後に生まれるあれこれに振り回されているんじゃ。
年を重ねると置いてきぼりになること多し、すでにIT関連は闇の中、日々の
変化にもやっとこさついてゆく感じ、遅れたランナーみたいにそのうち誰の
姿もみえなくなっちゃうんだろうなァ。
同年代の方々、みんなどうしてるんだろうな・・・・・な、店主でした。
- 2017.09.29 Friday
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- 12:04
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- by factio